- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120044717
感想・レビュー・書評
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小野寺一路が初めての参勤交代で供頭を務める。無事大役を果たしつつあるが、その主な成功要因を挙げると
(1)過去の慣習を踏襲せずに江戸初期の慣行に従った
周りにそれを知る人がいないことから良し悪しを明確に評価できない
(2)50人の徒士全員が一致団結
何とか御家乗っ取りの企てを阻むために参勤交代を成功させたいという徒士思いが一致団結をさせる
(3)殿様の蒔坂左京大夫の非凡な才能
うつけと思われていた殿様が実は非凡なものを持っていた道中、様々な難題が降りかかってくるが、代々継がれてきた御供頭心得を下に機転を利かせて乗り越えて
いくところが面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「黒書院の六兵衛」に続いて読んでみた。まっすぐな若者の周りに味のある良い人たちが湧き出てきて、くすりとさせたりホロリとさせたり。軽妙さが増してさらさら読めて楽しめる。誰か映画にしないかな。
※2015年11月追記
しかし、NHKのドラマはひどかった!原作無視にも程があるし、配役も酷い。特に脇役が下手すぎるし、原作と違いすぎる!演出も最悪。あまりの酷さに、途中で録画全部消してしまった。 -
読んで良かった。笑って泣けて。幸せな読書ができてる。続きが、とっても楽しみで、幸せ、なのである。
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2014/12 よっ浅田屋!と声をかけたくなる小説。相変わらず芝居がかった話です。でもわくわくする。下巻も楽しみ。
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ご都合主義の塊。面白いが
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笑いました。
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一途に生きる男の潔い生きようが、
文句なし、五つ星。
浅田次郎さんは読む本読む本すべておもしろく、既刊の作品もその一冊一冊が読んでしまうのが惜しいくらいです。これから先も一冊一冊を少しずつ大切に読んでいきたいです。
田名部衆の参勤の一行が朱槍を振り立て街道を行くその美しいありさまは、通勤車内でも涙が出てきて止まらないくらいでした。「鉄道員」しかり「壬生義士伝」しかり、一途に生きる男(あるいは人間)の潔い生きようがワタシの涙を誘います。きっとこの作品も近いうちに映画化されるでしょうが、あの朱槍の美しいありさまと一路の一途さがどこまで描き切れるのか、楽しみでもあり不安でもあります。 -
そうなの、浅田さんの時代ものは最初はそうでもないけど、本当どんどん深みにハマるように面白くなってゆくのよね。
みんないいキャラだし、下巻楽しみ!