三日間の相棒

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 90
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044755

作品紹介・あらすじ

リンチも殺しも朝飯前、最強の「半グレ」VS.元・気弱な県警捜査一課員+豪快無敵の中年探偵。凸凹コンビ3日間の迷捜査と戦い。警察小説の名手の渾身長篇。

感想・レビュー・書評

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  • あまり期待しないで読み始めたけれど、面白かったです。ストーリーはやや破天荒で現実感はないけれど、読み物としては軽妙で読みやすかった。

  • なんとも軽すぎるコメントに辟易しながらもストーリーとしては先が気になって。現実離れしたシーンもまあそれなりに受け入れられた。最後にきて今までの軽さを帳消しにするほどの重みのある展開。一本取られた感。

  • #読了。新宿からきた探偵の佐藤秀之進と埼玉県警鹿谷署会計係の佐藤龍二は6年前の殺人事件の現場で出くわす。佐藤龍二は佐藤秀之進のペースに乗せられ、再び犯人を追うが。。。佐藤秀之進のキャラクターに引き込まれ、一気に読めた。シリーズものとなるのか楽しみ。

  • 3月-3。3.5点。
    埼玉の北。6年前に売れないホストが殺害された。
    未解決となっていたが、探偵を名乗る男が現れ、
    事務方警官と組み、再捜査。真犯人に迫る。

    結構面白かった。ラストまで読んでイマイチ感あったけど
    エピローグで探偵の正体が判明したときに、おもしろさ
    倍増した感じ。

  • 内容紹介
    6年前のホスト殺人事件は、ヤクザも怖がるワル集団の仕業? 元刑事と中年探偵の3日間の迷捜査が始まる! 警察小説の名手の渾身長篇。

    内容(「BOOK」データベースより)
    リンチも殺しも朝飯前、最強の「半グレ」VS.元・気弱な県警捜査一課員+豪快無敵の中年探偵。凸凹コンビ3日間の迷捜査と戦い。警察小説の名手の渾身長篇。

  • 6年前の殺人事件を解決すべく、歌舞伎町から埼玉の片田舎へやって来た探偵と、その殺人事件の捜査から外された、元捜査一課の警官がコンビを組んで・・・。

    この作者の作品は「閃光」「サイレントボーダー」など、いくつか読んでるけど、面白い!!と思うものと、うーん、、と思うものと結構差がある。

    これは、ぐぐっと引き込まれる訳でもなく、途中でやめたくなるものでもなく、真ん中でした。

  • 北埼玉にある地方都市で、元県警捜査一課の刑事ながらも左遷、離婚と不運続きのさえない会計係担当警官佐藤龍二。
    ある日、6年前に捜査に関わった未解決ホスト殺人を調べているという自称新宿の探偵、秀さんこと佐藤秀之進に絡まれる。

    あれよあれよという間に、酒をたかられ、家に泊め、相棒にさせられ、所轄に有給休暇三日間を申請し、半ば辞職覚悟?でホスト殺人の真相を追うことに・・・。

    奇想天外なストーリー!というか、二人の主人公のキャラもありえないほど破たんしてるし、めっちゃくちゃな警察小説(笑)?でした。

  • 6年前のホスト殺しの事件を追跡する所轄の会計係と新宿の探偵。二人は3日間限りの相棒となる。物語の全ては会計係の佐藤の視点から描かれ、単調。探偵のキャラを際立たせたいのだろうけど、空回りしてる感じで、最後まで引き込まれることはなかった。
    永瀬隼介は軽いタッチの作品は向いてない。

  • キャラクター設定がヒドく、読み進めるのに時間がかかりました。物語も、絶対あり得ない展開でした。
    ゴーストの正体もすぐ分かったし…。
    私には合いませんでした。

  • 元捜査課刑事だった会計課の警察官と、謎の中年探偵のコンビモノ。

    何とも頼りないお間抜け主人公の警察官と、図々しさ満開の豪傑キャラである中年探偵との軽快なやり取りが楽しい、、、恐らくそれを狙っている作品なのだろう。しかし、限度があると思う。こういうコンビモノは嫌いではない(むしろ好物)のだが、お間抜け具合もハチャメチャ具合もやり過ぎ感があって、前半早々に白けてしまった。それなりの意外な犯人像だったり、探偵の正体だったり、最後まで読めれば、まぁそこそこの楽しい読み物になるのだが、果たしてそこまで辿り着けるかどうか、読者を選ぶことになりそう。

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著者プロフィール

永瀬隼介

1960年鹿児島県生まれ。國學院大學卒。週刊誌記者を経てフリージャーナリストとなり、祝康成名義で『真相はこれだ! 「昭和」8大事件を撃つ』を刊行するなど事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年『サイレントボーダー』で小説デビュー。事件現場で培った取材力を活かし、現代の深部を抉る骨太のサスペンスや犯罪小説を発表している。近著に『帝の毒薬』『カミカゼ』『三日間の相棒』『白い疵 英雄の死』『12月の向日葵』など。ノンフィクションに『19歳 一家四人惨殺犯の告白』などがある。

「2022年 『殺し屋の息子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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