辻口スタイル

著者 :
  • 中央公論新社
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120044830

作品紹介・あらすじ

自由が丘「モンサンクレール」のパティシエ、辻口博啓が綴るブログ、初の書籍化。パティシエ志望者必読、仕事の真髄を熱く語るインタビューも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 自宅近くの菰野町にできたアクア・イグニス。なんでも、辻口シェフがプロデュースだということで人気らしい。もともと湯の山温泉の一つだった片岡温泉が生まれ変わって、温泉以外にも食事ができたり、宿泊したり、イチゴ狩りまでできる施設になったという。うわさを聞いたカミさんが、「アクア・イグニスは凄い行列らしいけど、いいらしいよ!」というもので、先日、とうとう温泉に行ってみた。悪くなかった。
    http://aquaignis.jp/

    実は、ボクは辻口シェフのことを知らない。人気パテシィエということらしいが、並んでまでケーキを買いたいと思わないし、そんなにスィーツ好きでもなかったし。でも、アクア・イグニスに行ってみて、どういう人なのか気になったので、amazonで本を買ってみた。

    基本的にブログに綴ったことを本にしているので、内容的に深いということはない。でも、金沢という土地に生まれ、和菓子屋で育ったこの人の生い立ちを知ることで、辻口シェフの世界観が少し垣間見えたように思う。やっぱり、人なんだよねー。

    次の箇所は、辻口世界観が垣間見える箇所だと思う。
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    日本の「美」で感じることは、表現したい部分と抜きの部分があるということです。なんでもかんでも詰め込むのではなくて、空間の中にいろいろな精神性を表現している。それは、僕と同郷である七尾市出身の絵師・長谷川等伯の「松林図屏風」にも感じられます。余白を出していくこと。フィーチャーする部分と余白の部分をうまく織り交ぜ、すべて詰め込まないという「余白の美」が日本の美意識なのだと思います。空間の中にいろんな思いを馳せる余地を残したり、余白の中に人の心を映し出す。それが日本の美だと。
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    辻口シェフは1967年生まれ。ボクより2歳年下。年も近いので、ボクと重ねあわす部分もあった。今後の彼の行方をウォッチしたい。

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