大停滞の時代を超えて (中公叢書)

著者 :
  • 中央公論新社
3.50
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 21
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045110

作品紹介・あらすじ

革命と戦争の時代だった二十世紀が過ぎ去り、二十一世紀にはいって十年余り。人びとは政治的にも社会的にも手詰まり感を覚え、自分の立ち位置の決めにくさに苛だちがちになっている。閉塞感に覆われた大停滞の時代を過ち少なく生き延びるために、我々は何をなすべきか。人類の文明史を一貫した流れとして捉える壮大な歴史理解を踏まえ、現在目の前に起こりつつある事象の本質を解き明かし、次代への指針を示す評論集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 14/9/14読了

  • 山崎正和の短編評論がまとめられている。
    時事に関する評論もおもしろいが「時事を離れて想う」と題されたコラム集がとくにおもしろい。どれもはっきりした結論があるわけではないが、惹きつけられる書き出しが多かった。
    時事に関する評論もそうなのだが、かなり広い視点に立って論を展開している。目先の賛否に振り回されない視点を持ちたいと望む人にとっては好適な読み物だと思う。
    「会議は劇場、言葉が勝負する」で、二者関係であれば「暴力」でこと足りるが、三者関係を取り結ぶには「言葉」が必要になるという指摘があり、心強く感じられた。

全2件中 1 - 2件を表示

山崎正和の作品

ツイートする