士道残照 - 幕末京都守護職始末

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  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045523

作品紹介・あらすじ

手段を選ばず挙兵討幕を画策する岩倉具視と大久保利通。受けて立つ将軍慶喜。苦悩する会津藩は、調停役の坂本龍馬を失い、新選組とともに鳥羽伏見の戦いへと引きずりこまれる。士道を貫かんとする若き剣士たちの闘魂と慟哭を描く歴史長編。シリーズ完結!

感想・レビュー・書評

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  • 刀が銃砲に敗れた禁門の変後、孝太郎は士道に生きるべく、新たな戦いへ飛び込んでゆく。生死を超え、士道に生きることを再び選び、銃を構える敵陣に向かって、孝太郎は大刀を振り上げ切り込んでゆくのでした。
     
    最後が、少し尻切れ蜻蛉のようでもう少し続けてほしかった。

  • 銃や大砲が勝敗を決し、刀では太刀打ちできない。
    それが明白になった禁門の変以降、武士が武士たるゆえんを追い求める主人公を描く。
    慶喜の変わり身や、薩摩の奸計にふりまわされながらも、士道に生きた、主人公と京都守護職(会津藩)。
    くすぶっていた主人公が、一歩ずつ前を向き、駆け抜ける姿がすがすがしい。

  • これで終わり?・・・唐突でした

  • 刀は終わりだね。ピストルだー

  • 最後の武士たちの矜恃と葛藤に合掌…。痛快シリーズだ。前二作に続けて読んだが、冒頭にこれまでのあらすじが欲しかった。もう忘れてるっちゅうねん。

  • 歴史の流れで、時を味方にできなかった。それだけで、計画していたことてかも駄目になったり、敗北感がたくさんありました。
    その中でも、武士道をつらぬこうとしている主人公。頑張れと応援してました。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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