北条早雲 - 青雲飛翔篇

著者 :
  • 中央公論新社
4.11
  • (27)
  • (55)
  • (12)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 224
レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045677

作品紹介・あらすじ

伊勢新九郎(後の北条早雲)は、叔父との養子縁組のため備中荏原郷から都へ向かう。そこで見た極楽と地獄が同居しているような光景に、「都には魔物が棲んでいる」と恐れる新九郎。室町幕府の役人となり、ある役目を果たすため向かった駿河では、名将・太田道灌と出会う。「戦を好まぬ」という生ける伝説の姿を知り、新九郎は己の生き方を悟る-。北条早雲の知られざる前半生がここに!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 富樫さんの軍配者シリーズにある、早雲の若き頃の話。
    『北条早雲 青雲飛翔篇』です。

    軍配者シリーズの3冊が秀逸だったので、これもなかり期待していましたが、“期待以上でした!”

     時代劇の王道である、信長、秀吉、家康の時代から少し前が時代背景。 応仁の乱の数年後になります。

     正直、史実(歴史)は良く知りません。物語と史実の相違点についても、全く分かりません。
     ただし、物語として本当に面白い!読みながらドキドキします。
     その地域の勢力の説明などが、端々に挟まれています。本当はその当りもじっくり読んで、内容を把握して進むべきなのでしょうが、物語の先が知りたくてスルーしたり・・・
     私的には、2回読む必要があります。(笑)

     この時代の都の描写には驚きました。本当なのだろうか?何らかの記録から描写されているのでしょうが、ここまでとは。日本にも、こう言う時代があったことを再認識させられます。

     読み進めて後半、物語の進捗と残りページから、着地点がどうなるのか心配になりましたが、やっぱり!!

    続編『北条早雲 悪人覚醒篇」が2015年に刊行予定だそうです。マジか?

    続きは来年まで、おあづけです・・・

  • 若かりし頃編…続きよ、はよ!

  • 早雲の軍配師では、小太郎の支障として脇役の早雲を主役とした作品であり、軍配師においても描かれた、戦国時代の下克上の先駆けの一人となりながらも領民に慕われた領主の成り立つを描く物語であり、長編連作としてシリーズ化される作品の序章。本作ではそもそもの生い立ちとして、善良たろうとする主人公が、悪人となると占われ、何故、国取りにまで至るのかという、そもそもの背景を描く。山の民との関係とか、後々の風魔忍軍の先駆け的な脇役と、一蓮托生的な濃厚な兄弟仲間、妻との関係を配し、姉との関係で何故、伊豆小田原なのかというところまででエピローグではあるが、ここからどう国取りに至るのか次回作が待たれる。

  • 歴史小説好きだが、早雲の話は読んだこと無いな。と読んでみる。
    「日本史では、北条早雲が伊豆を奪ったことにより戦国時代が始まったと教えられる」とまで言われていたとは、応仁の乱最中の時代背景と共に主人公の幼少の頃からの話。ストーリーも勢いがあって面白い、この続きだけじゃなく、富樫氏の他の作品も読みたくなる。

    【応仁の乱】
    応仁の乱1467年に発生し、約11年間にわたって継続した内乱。室町幕府管領家の畠山氏、斯波氏の家督争いから、細川勝元と山名宗全の勢力争いに発展し、室町幕府8代将軍足利義政の継嗣争いも加わって、ほぼ全国に争いが拡大した。戦国時代移行の原因とされる。十数年に亘る戦乱は和睦の結果、西軍が解体され収束したが、主要な戦場となった京都全域が壊滅的な被害を受けて荒廃した。

  • 大変おもしろくて一気に読んでしまった。次巻も楽しみ。太田道灌とか今川氏親とか実際はどんな人だったのか調べたくなった。なお難点として、仕方のないことなのだけど、室町時代の人の名前は同じようなのが多くて把握しにくい。

  • 20171213

  • 若き日の北条早雲。
    伊勢氏の登場人物が多くややこしい。なかなか頭に入ってこない。
    太田道灌とのやりとりが印象に残った。源氏物語、読んだ事ないが読んでみたくなった。

  • 面白い!北条早雲の少年・青年期。まさに青雲飛翔と言葉の如く清々しい。新九郎がどの様にして北条早雲となるか楽しみでならない。極悪人を予見されるところなどちょっと曹操を連想してまた個人的に面白みが増しちゃうなぁ。軍配者読んでると韮山様〜ってなる。

  • 戦国時代のキッカケとなったという北条早雲の子供時代から青年期まで。一気に読んだ。なぜそうなったのかの納得感が高いから、スラスラ読める、引き込まれる。速続編の悪人覚醒編へ。

  • 一本気ゆえに悪人にならなくてはならない若き日の早雲が何とも魅力的に描かれている。
    といってもまだまだ序盤、続きが気になります。

全38件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

富樫倫太郎 1961年、北海道生まれ。98年第4回歴史群像大賞を受賞した『修羅の跫』でデビュー。「陰陽寮」「妖説 源氏物語」シリー
ズなどの伝奇小説、「SRO 警視庁広域捜査専任特別調査室」シリーズ、「生活安全課0係」シリーズ、『早雲の軍配者』『信玄の軍配者』『謙信の軍配者』の「軍配者」シリーズなど幅広いジャンルで活躍している。


「2019年 『スカーフェイス3 ブラッドライン 警視庁特別捜査第三係・淵神律子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

富樫倫太郎の作品

北条早雲 - 青雲飛翔篇を本棚に登録しているひと

ツイートする