マルセイユの海鞘

  • 中央公論新社 (2013年12月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784120045776

作品紹介・あらすじ

フランス人もホヤを食べる?「シウマイ弁当」を礼賛する理由とは…自宅を昆虫館に建て替えて、高層マンションに移り住んだ『ファーブル昆虫記』の先生が、文明と自然、虫の世界からB級グルメまで、自在に綴った随想集。

感想・レビュー・書評

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  • フランス文学の学者で虫屋の作者の種々雑多なエッセイ。でも奥本さんのエッセイは、どうでもこうでも面白いんだよなあ。背景にあるのは、学者として培われたスノッブではない教養と、虫屋として生きる楽しみ方を知っていることと、昭和という時代と自分の故郷大阪への郷愁かなあ。大学の非常勤講師の目から見た若者の話もなるほどなあという感じだ。ファーブルへの愛もひしひしと感じる。そうそう、まだ小さいお子さんたちがいて、その子たちへの慈しみも感じていいなあと思う。上野・大阪・自伝風断片・虫、生き物、命・読書と日常・海外事情・文明文化考の7章からなるが、おおざっぱなくくりだね。

  • 2013年刊。日本の三陸のように、フランスの地中海沿岸でも、ホヤ(海鞘)をよく食べるという話かと思ったら、そうではなかった。
    2004~12年に雑誌・新聞に掲載されたエッセイ、57篇を収める。今回は、ファーブル、昆虫、フランス文学については少なめ。代わりに、動植物のトリビア、双子の子どもたちのこと、それに授業風景、教員や学生の話が出てくる。都市近郊の国立大学、ちょっぴりのどかな感じもする。

  • 奥本さんも シーパップを使っていらっしゃるんですね。

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著者プロフィール

奥本 大三郎(おくもと だいさぶろう)
フランス文学者、随筆家。昭和19年(1944)大阪生。
東京大学文学部仏文学科卒、同大学院修了。
埼玉大学教授、大阪芸術大学教授などを歴任、埼玉大学名誉教授。
1991年より2010年まで日本昆虫協会会長。
現在NPO日本アンリ・ファーブル会理事長、ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長。
著書に『虫の宇宙誌』(読売文学賞)、『楽しき熱帯』(サントリー学芸賞)、
訳書に『完訳版 ファーブル昆虫記』(全10巻)など多数。

「2022年 『スリナム産昆虫変態図譜1726年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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