戸惑う窓

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 132
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120045844

感想・レビュー・書評

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  • 窓というのは、題材としていろんな表現者の創造性を刺激するものなんだと思った。

  • 窓がテーマのエッセイ。というよりか、窓にまつわる小説や詩についてのエッセイ。とまどうまどというタイトルで’まど’を重ねたのも意図してのことなのかな。今まで窓に着目したことなんてなかったけど、意識してみると面白い。同じ景色でも磨りガラス越しに見るか普通のガラス窓からみるかで全然違うものになるよなあ。作中に出てくる詩や小説に知ってるものはひとつもなかったので知ってたらもっと楽しめたかな。読みやすいというよりじっくり読むという感じ。
    #エッセイ

  • 知らない事がまだまだある。この本の隣にはスマホ。
    画家、写真家、小説、その作品を味わってみる。よい世の中になった。堀江氏の好みはまんま私の贔屓になっていく。静かで確かなセンスに嬉しくなった。

  • イロイロな窓関連のお話が出てくるので、窓好きにもいいかも。窓書いてる人の画集借りたw

  • 登録番号:12

  • 相変わらず凄い。
    導入で何故、戸惑う窓なのか、を
    知った瞬間に鳥肌。

    とても頭を使う作品ですが
    堀江さんの品性と、鋭角な視点を
    存分に体感できる一冊です。

  • つい 手が出てしまう 背表紙
    ほーーっ と ため息が出てしまう表紙
    ちょっと変形の ほど良い持ち感(?)の重さ

    もちろん 中味は
    いつもの
    堀江敏幸さん

    それにしても
    堀江さんにかかると
    単なる「窓」が
    どうして こんなに魅力的な「存在」に
    なってしまうのだろう

    満足 満足

  • 窓にまつわる散文。「語りの高い窓から」が翻訳の妙味を感じ楽しかった。

  • 堀江敏幸「戸惑う窓」http://www.chuko.co.jp/tanko/2014/01/004584.html … 読んだ。窓だけじゃなく風、光/影、窓からの景色を題材に綴られる。堀江敏幸を読むだびわたしにこの作家を教えてくれた読書会(休止中)に感謝する。リアルタイムで著作を終える幸せ、この人の文章を一生読み続けたい(つづく

    堀江の本から得る他の作家や作品は多い。今回はなんといってもヤニスリッツォスという詩人。詩は苦手なので殆ど手にしないけれどこの人の詩は読んでみたい。甘くて率直で躍動感のある描写。訳文の効果も大きいのかな。そして手にする論評に必ず登場しその都度読みたいと思うが未読の日野啓三…(おわり

  • ちょっと読むのしんどかった。最近こういう系ですな。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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