太閤の能楽師

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 36
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046230

作品紹介・あらすじ

母・藤尾を通じ何者かから"太閤を能に没頭させよ"と密命を負わされた眉目秀麗な能楽師・暮松新九郎。藤尾は遊女宿を営むが、権力者と密通する謎多き女だった。新九郎は朝鮮出兵のため肥前・名護屋城にいる太閤秀吉を訪れる-。前代未聞の禁中能の舞台で交錯する武将たちの思惑。新九郎を戦慄させる秀吉の狂気。選ぶべきは権力者への服従か、己の芸道か?そして、苦悩する新九郎が密命を果たしたとき、待ち受けるものとは!?

感想・レビュー・書評

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  • 独特な世界観で一気に読了。
    秀吉の能狂いは有名だけど、
    そこに裏を読み取った筋立てが
    見事。

    愛する能をこれ以上、
    侵食されないために
    新作能を勧めた、安照も
    印象的。

  •  時は安土桃山時代。
     乱世も終焉に向かいつつある、太閤・豊臣秀吉の治世下。
     若き能楽師の目を通して見る、芸の道と業、政治との絡みを描く歴史小説。
     天下人に仕え、権力者の狂気に慄き、同業者や武将らの思惑の渦中にて翻弄される青年の、懊悩と模索。
     交錯する駆け引きと血腥い戦乱の気配の中で、主人公がふと漏らす心の問いが、簡潔ながら鋭く作品世界を貫く。
     生き別れて再会した母親への屈折した感情や、志を共にする伴侶との温かい関係が、作中に彩りを添えている。

  • 能のことはまったく知らないが、とても面白かった。
    秀吉の人の良さと怖さ、狂気もよく描かれていると思う。

  • 行きつくところは文化。

  • 面白い 何処までが本当か知らないが魅力的な話

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