どこの家にも怖いものはいる

著者 :
  • 中央公論新社
3.64
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本棚登録 : 327
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120046377

作品紹介・あらすじ

作家の元に集まった五つの幽霊屋敷話。人物、時代、内容…バラバラなはずなのにある共通点を見つけた時ソレは突然、あなたのところへ現れる。これまでとは全く異なる「幽霊屋敷」怪談に、驚愕せよ。

感想・レビュー・書評

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  • 家とそれに潜むモノ。
    時代も場所も異なるのに、どこか似ているいくつかの怪談。作者と友人の編集者がそのつながりを見つけ出そうとするが…
    語り手が作者(三津田信三)で、他作品の執筆のことなども書かれているのでこれは実話なのではないか不安になる。途中までは怖くて、読むのをやめられなくて深夜までかかって読了した。が、ラストは意外とあっさりかも。
    この著者は刀城言耶シリーズが好きなのでつい他の作品も手にとってしまうが、ホラーは苦手なのでいつも後悔する。シンシンと体が冷えるような怖さ。

  • 怖い話や怪が好きなものにはわかるのか、一見全然違うように見えるが、どこか共通しているものがあるーと感じる。全然私にはわからなかったけどオカルト的ニュータイプにはテキーンてくるんだろうな。

    参考文献にそれぞれ作中ででてくる話が載ってて、どこまでが本当やらすごく悩む。全てフィクションならそうとう細かいところにまで、凝ってるな。実際にそういう三頭会があるのか、そういう編集者が話を持ち込んだのか。
    作者が現実の執筆進捗を書いたりしていて、現実との境をごまかすのうまい。

  • 思ってたよりは、怖くなかったです。思ってたよりはですけど・・・。似た話として、他の方もあげられてるように「残穢」を思い出してしまいますが、ノンフィクションっぽさは、「残穢」のほうがあったかな。こっちはフィクションだなと思えたので(違うんだろうか?)、怖さが和らいだのかもしれないです。でも、ホラーとしては、十分楽しませてもらいましたし、表紙(単行本)の気持ち悪さはこっちのほうが勝ちです。必ず上には違う本を置いて、目につかないようにしてました。

  • 実話系ホラーです。多少ネタバレです。
    みなさんの言われる、小野不由美さんの「残穢」と似てる。ただ、小野不由美さんのがホントにフィクションかノンフィクションかわからない感じで最後までしっかり読めなかった。(個人的に近しい人に聞いた話にあまりにも酷似してたため(--;))また、それをねらったせいか。途中で間延びした感じを私は覚えたのですが、こちらはうまく読ませるストーリー展開です。そのため、あっ、これはおはなしなんだ、と思って、安心して怖さを楽しむことができました。
    まさしく、静かなとこで読むと、物音に反応してしまう。奇しくも今季初雪が、降った日だから、いきなりバラバラと音がして、初めて本ん読んで悲鳴をあげました。
    個人的には、しっかり怖さは堪能しながら、後にはひかない、良くできた実話風味のお話でした。

  • 異なる時代、異なる語り手、異なる記録方法で綴られた怪談に、なぜか共通点がある。
    それはなぜか…?という謎を解明しようとするストーリー。
    どこか似通った怪談パートと、なぜ似ているのかということを主人公が整理していく推理パートに分かれている。
    怪談を推理していくので、そんなに怖くないかと思ったが、怪談好きの主人公たちが冷静に推理していても怖いものは怖い。

  • 三間坂という編集者と出会い、同じ怪談好きとして意気投合する作家の三津田。その縁で彼の実家の蔵から発見された「家」に関するいくつかの記述を読むことになる。だが、その五つの幽霊屋敷話は、人物、時代、内容などバラバラなはずなのに、奇妙な共通点が……。しかも、この話を読んだ者の「家」には、それが訪れるかもしれないらしい。最凶の「幽霊屋敷」怪談登場!

    実話怪談風のホラー。もろに作中に作者さんが登場する。この三津田と三間坂が収集した話として、五つの短編が収録されている感じ。
    正直最初はこの下りが読むのしんどかった。どういう経緯で何故この五作が載っているのかを説明する為に必要なのは分かるんだけど、ともかく長い。幕間としても登場するのでそのたびにちょっと勢いを殺がれていく感じ。
    でも五つの話は本当に不気味で面白かった。というか普通に怖かった。作中の二人のように、奇妙な類似性を感じさせられてぞわぞわする。自分なりにもしかして?と色々考えつつ、読み進めるのはとても面白かった。
    ただ最後に一気にオチをつける感じでまとめに入ったのはちょっと微妙だったな。納得行くような、ちょっと強引なような…まぁでも投げっぱなしよりは一応でも謎は解けた感じなので良かったのかも。
    個人的には母親の日記と幽霊物件が想像すると不気味だった。

  • 作者(が主人公?)の元にファンであるという編集者が怪談を持ってくる。
    てんでバラバラな話なのに、どこか繋がりがあるのではと勘が働き、二人で共通点を探していくが…。
    五つの怪談と謎解きで構成されてるが、謎解き部分は想像でしかなく、ちょっと消化不良。

    新築で怪異にあう親子の話が怖かった。

  • ミステリ

  • 作家の元に偶然集まった五つの《幽霊屋敷》話。時代、内容、すべて違う五つに共通点を見つけた時、ソレは貴方の部屋にも現れる……?(アマゾン紹介文)

    とても、怖い。
    …んですが、終盤、尻すぼみに。
    幽霊屋敷というよりは、伝播系ホラーなんじゃないかなぁと思います。
    実際、そこを強調していた中盤までは、ほんとにどきどきしていましたし。
    余韻を持たせたラストに仕上げていますが、その分、怖さは減じているように感じました。
    とは言え、シリーズを続けて読みたいと思う、良作のホラーでした。

  • 全く別々の話なのに妙に似ている、気味の悪い話。そして三話目が作家にメールで届き…。
    著者の三津田氏ご本人が進行役です。本当にあった話なのか、完全なるフィクションか
    分からない、そんな怖さもプラスされますね。ちょうど雨の降っている夜に読んでいて
    内容と類似している状況が怖くなり、読むのを一旦ストップしてしまいました(^^;)

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著者プロフィール

ホラーミステリ作家。2001年『ホラー作家の棲む家』でデビュー(文庫版は『忌館』と改題)。2010年『水魑の如き沈むもの』で第10回「本格ミステリ大賞」を受賞。2016年『のぞきめ』が映画化される。主な作品に刀城言耶シリーズ、家シリーズ、死相学探偵シリーズ、幽霊屋敷シリーズ、物理波矢多シリーズなどがある。近著は『怪談のテープ起こし』(集英社文庫)、『黒面の狐』(文春文庫)、『白魔の塔』(文藝春秋)など。

「2019年 『魔偶の如き齎すもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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