- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120047008
作品紹介・あらすじ
ぐうたらで無気力に生きるケータリング業者の水島健一。先輩の忠告も、派遣先で問われる不可解な薬の存在も軽く受け流してきたのだが、ある少年と出会い、それらと真面目にかかわらざるを得なくなる-。少年が最後に下した決断に、水島はどう向き合うのか!書き下ろし感動長篇!「生きるということ」「残されたものの哀しみ」とは。究極の問いに挑んだ、桂望実の最新作!
感想・レビュー・書評
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人生最高のひと皿をありがとう
読み終えて帯のこの言葉が胸に沁みます。
ぐうたら無気力でバツイチ44歳
ケータリングの料理人・健一は腕はいいが面倒な料理はしない。見栄え重視で仕事をこなす。
そんな無気力中年オヤジが英樹と出会い少しずつ変わっていく。
ずっと健一を気にしてくれる先輩がいいます。
「お前は憎めないぐうたらだ」と…
ホント憎めないオヤジでしたよ。
タイトル…読後は意味がわかって切ないです(>_<)
桂望実さん2冊目かな?
どちらも素敵な作品でした♪
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桂望実さんの本は2冊目。
1冊目が『嫌な女』
こちらはかなり好みだったので、他の本も読んでみたいと思い、手にしたのがこの本。
『嫌な女』のイメージを引っさげたまま読み始めたら…
全然違うの!
違うんだけど、これがまた好みで。
ラストはとても切なかった…
桂さんの本、もっと読みたい! -
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杜のうさこさん、こんにちは!
いつもいいね!をありがとうございます♪
この作家さんの本を読んだことがないのですが、杜のうさこさんのレ...杜のうさこさん、こんにちは!
いつもいいね!をありがとうございます♪
この作家さんの本を読んだことがないのですが、杜のうさこさんのレビューを読んで、ぜひ読みたいと思っています。
私も坂木司さんのホリデーシリーズ大好きです!
なんだか、とっても嬉しいです♪
これからもどうぞよろしくお願いします。
2015/09/27
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見た目重視、できる限り調理の手を抜いたケータリングサービスが面倒くさがり屋の健一の仕事。そんな健一が病院のリハビリ室で難病の少年・英樹とその両親に出合い。。。。
まあ、英樹が登場したあたりで(数パターンあるにしろ)おおよその結末は見えて来るのですが。しかし英樹の両親の造形が良く、しかもこちらの予想を部分的に上手く覆し、最後まで気持ち良く(もちろん切ないのですが)読ませて貰いました。
桂さん、色んなパターンの小説を書かれますが、こうした少年がらみの物語は当たりが多いようです。 -
どうしてかな、すごく入ってきた。
すごく理解できた、書かれていることに呼応するみたいに。
このタイミングで、手元に来てくれたことに感謝したいくらい。 -
年齢の違う2人の心の通わせが良かった!少年を縁として、健一と少年の父が一緒に出かけるのも楽しそうだった。こういう関係の広がりもあるんだなぁ。少年との付き合いを通して、手抜きばかりのケータリングだったのが、丁寧に料理をするようになった健一。
健一が少年に言った言葉
「生まれてきただけで意味がある。親にとっては、生まれてきてくれたというだけで、幸せを運んでくれるんだからな。そこにいてくれるだけで充分なんだ。思っていたような子どもにならなくても、問題を起こしたとしても、自分の子どもとして生まれてきてくれただけで それだけで充分なんだ」が、心にしみじみと残った。
また、「思うようにはいかないな、人生というのは。だが、それが人生だと思えるようになったよ」との秋山先輩からの言葉も心に響いた。
若い友人との別れは寂しいが、明らかにいい影響を受けた。林望実さんの作品はほぼ初めてなので、他も読んでみたい。 -
テキトーに生きてた「おじさん」の再生と成長の物語。ってとこで、最終的にはまあまあなラストだけど、180ページくらいまでの展開、あれ、ほんとに必要??「おじさん」の背景とか、キーになる「薬」の伏線とか、必要なのはわかるけど、なっがいよ!もうちょっとコンパクトにできたんじゃないかなー。サボテンのおじさんの話とか、食中毒の話とかなくてもよくない?
最終的には面白かったけど、無駄に引き延ばされた感満載のため★2つ。 -
感想
普段と違う人との出会い。何かをもたらす。もしかして昔の夢を思い出すかも。少し形は違うかもだけど。もう一度向き合う準備ができるかも。 -
無気力なケータリング業者のおじさんが病気の少年と出会い少しづつ変わっていく。料理の腕前が確かなのに、いかに楽して作るかを考えていたがいつしか丁寧に作るようになり、少年に最後の晩餐を頼まれる。時が経ち少年が星になる。ぐうたらなおじさんが段々と変化していくのが面白かった。おじさんが涙もろいところもとてもいい。
図書館散策?
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オススメから作家の作品一覧から
あえて別のを選ぶ\(//∇//)笑
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