あの家に暮らす四人の女

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 2484
レビュー : 410
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047398

感想・レビュー・書評

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  • 現代版『細雪』だそうだが、そのイメージは取り払って真っ新な気持ちで読んだ方が楽しめる。
    平凡なようで個性的な四人の女たちの共同生活。
    ユルユルした日常だが、途中からは急に物の怪めいてきて意外な展開になる。
    でもやっぱり彼女たちの日常は日常として変わらず、読んでいる私たち側だけが本当のことを知っているというのが面白い。
    彼女たちがマイペースにお気楽に、でも時折互いに気を遣って幸せに生きていくであろうことが想像できて良かった。
    でも彼女たちを支えているのは…なんだけど。

  • 四人だけで暮らしているようで、実は守られている彼女たちの日常を覗いてみたいと思いませんか?
    平凡だけど時にスパイスが効いた、楽しい生活です。

  • アラフォーの刺繍作家と母が暮らす古い洋館に、友達とその後輩が引っ越してきて、互いに思うところもあるもののわりと楽しく同居している風情な日常。
    なぜか敷地内に執事のような老齢男性が住む。

    カッパのミイラが思いがけずグイグイとでしゃばってきて戸惑う。
    豊富な語彙と漫画の様なコマ割りを感じられて面白く読めた。著者と自分はもしかしたら友達になれるタイプかもしれないと厚かましくも妄想する。
    出会いがない刺繍作家がかるくリア充を呪うくだりが実に的確な呪詛であった。恐ろしくて笑える。ブルブル

  • 細雪と同じ名前の四人が暮らす物語

    途中から突拍子もない話へと変わりますが(笑)それはそれでアリかなと思わせる一冊

    独身の男女が増えています。理由はさまざまなようですが、そんな独身オンナが集まる一軒家ってのも これからあるかもしれません

    お互いに知っている人同士がシェアするアパートとかね。

  • しをんさんが書く、同居4人の女の物語。

    どんな風になるのだろうとドキドキしながら読みました。摩訶不思議な展開もあり、読み終わった後はそうなのかと思いますが、この展開が、読後時間がたつにつれてそうなのかと思わされます。
    母と娘、女友達、女一人で生きていくということ。様々な視点が盛り込まれていますが、自然体で納得して読めました。佐知や雪乃に共感してしまう。二人のように気の置けない人と一緒に住むのも老後の形としてありなのかもしれない。そんな人と出会うこと自体、難しい気もする。

  • タイトル通りの内容だが、途中カラスが語ったり、河童が登場してお父さんの霊が乗り移ったりと少々ビックリ。でも、違和感なく読めた。
    最後にお父さんが、「きみたちは見守られている、私に。すでにこの世にはいない多くのものに。」と語る。私も守られているんだろうなあと、亡くなった人たちのことを思い浮かべた。

  • 淡々と進み
    誰も焦らず
    争わず
    終わり好

  • 913
    学生選書

  • 女同士の共同生活を軽妙な文体で描いていて、読み進めるだけでもクスッとなる。
    途中、とんでもない展開だなと思わされることが起こるがそれすらも何だかんだで良い話だなと思わされる不思議。
    三浦しをんさんのエッセイが好きな人にはおススメです。

  • 洋館に住む母娘と娘の友人2人に寡黙な山田さんの日常。それぞれのキャラは個性的で生き生きとし、ファンタジーっぽい要素もあり、楽しめました。
    【2019.05】

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著者プロフィール

三浦 しをん(みうら しをん)。
1976年、東京生まれの小説家。出版社の就職活動中、早川書房入社試験の作文を読んだ担当面接者の編集者・村上達朗が執筆の才を見出し、それが執筆活動のきっかけになった。小説家の専業になるまで、外資系出版社の事務、町田駅前の古書店高原書店でアルバイトを経験。
2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞受賞。2012年『舟を編む』が本屋大賞に選ばれ、翌年映画化された。2015年『あの家に暮らす四人の女』が織田作之助賞受賞。また、『風が強く吹いている』が第一回ブクログ大賞の文庫部門大賞を、2018年『ののはな通信』が第8回新井賞を受賞している。
Cobalt短編小説賞、太宰治賞、手塚治虫文化賞、R-18文学賞の選考委員を務める。最新刊に、『愛なき世界』。

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