- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120047596
作品紹介・あらすじ
「嫌老」から「賢老」への道を探る!衝撃の語り下ろし!
感想・レビュー・書評
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負の遺産を背負わされ苦境に立たされる若い世代は,あふれかえる豊かで元気過ぎる老人に嫌老意識を持つ…。鈍感で無作法,頑迷で偏屈な老人にはなりたくない。豊かに人間らしく老いていきたいものだ。
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間違いなく、嫌老社会はこれからますます先鋭化していくだろうなと思います。
自分が老人になった頃、若者に早く死ねよって思われるんだろうな。まあ、その頃には老人の数も相当なんで、どったが力関係強いか不明ですが、、
働いて年金辞退するとか、若者の負担にならないようにするしか、嫌老社会を生き抜く術はなさそうです。 -
「老害」という言葉が散見されるように、高齢者と若者の断絶が大きくなってきているように思う。しかし、昔の新聞でも年寄を嫌悪する読者投稿があったりするので、この断絶は仕方がないのかもしれない。」
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「嫌老」とは嫌な言葉です。
そんなふうに言われないように、まずは身近なことからはじめよう、「賢老」となるために。 -
嫌老社会を変えるには道徳的なことでは無理だとの意見に納得。
今後の課題としては大変興味が有り、実際、多くの若者側からの本当のところの感情がどうであるのかも気になる。
人生を登山に例えると、折り返し地点を超え、下山を人生のクライマックスとし楽しみたいところだ。
多くの老人の切なる願いに違いない。
嫌老を賢老に変えてゆくために何が必要なのか一人一人がしっかり考える必要がある。
最後の著者と古市憲寿氏の対談が興味深かった。 -
若い人がくつろぐコーヒーショップに足を踏み入れると、何とも言えない冷ややかな視線を感じる。この居心地の悪さはなにか。私は、それが「嫌老感」だとようやく気が付いた。そう、老人はもはや「弱者」ではない。高額の年金をもらい、高級車に乗り、若者の何倍もの社会保障費の恩恵を受けている。これで社会に嫌老感が起きないわけがないのだ。では、解決策はあるのだろうか。簡単ではないが、「嫌老」ならぬ「賢老」にこそ、一縷の可能性があると私は見ている。