ドローンの世紀 - 空撮・宅配から武装無人機まで

著者 :
  • 中央公論新社
2.50
  • (0)
  • (1)
  • (4)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 46
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120047763

作品紹介・あらすじ

首相官邸屋上で発見された事件で、一躍世間の注目を集めたドローン。空撮や宅配に使える利便性や、将来性が高く評価されているが、テロリスト掃討作戦などに用いられる軍用の無人航空機(UAV)という側面も見落とせない。新しいビジネスを生み出す「空の産業革命」か。搭乗員を必要としない「無人暗殺機」か。ドローンの、民生・軍事両面での可能性と限界を描き、その「真実の姿」を明らかにする。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ドローンが価格的に容易に手に入るようになった昨今、空という人間が自力では立ち入れない領域も身近になった感があるが、技術的にあれが出来るこれも出来るとなっても、現実的あるいは実用的な運用に直結するかは別問題。本書は様々なUAVの性能や制限、課題などを万遍なく述べながらも、無闇に夢を語らず、結局それらを社会がどう受け入れていくかを論点としている点、共感出来た。機械の性質上、軍隊における活用の話題が主の為、ドローンに興味はあっても、読み物としてはやや面白みには欠けるかもしれない。ただドローンが今後我々に生活シーンに何らかの形で入り込んでくるのは確かなので、知識を得ておくには良いと思った。

  • ドローンの現状が理解できました特に軍事関係についても

  • 自動運転に活かせる情報を期待して読んだ。
    技術論的には薄かったが、同類の課題を認識できた。

    どんなにドローンの信頼性が向上しても、マンインザループで有るべきと考えているのが自動車業界にも通じる所。

    メインは自律制御が発展した軍事利用に係る歴史が紙面を占めている。
    ドローンの今後の発展について触れているが、あまり考察が浅く一般論の域を超えていない。

  • UAV unmanned aerial vehcle

    niigata sky project

  • ドローンやUAVに関する動向まとめ。

    著者の得意分野である軍事系の話題が多かった。アメリカ軍での無人機の運用方法等。

  • 手軽に空撮ができる、無人宅配のツールになる、災害現場の調査に使えると、人気のドローンだが、一方で軍事用の無人機(UAV)も進化を続け、テロ掃討作戦などに用いられている。新しいビジネスを生み出す「空の産業革命」か? 恐ろしい「無人暗殺兵器」か? その全貌を明らかにする

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

1999年春にマイクロソフト株式会社(当時)を退職して独立。当初はIT分野で、現在は航空・軍事・鉄道といった分野で著述活動を展開中。
『丸』『航空ファン』『JWings』『JShips』『新幹線EX』『軍事研究』『世界の艦船』などに寄稿しており、特にメカニズム解説や、センサー・指揮管制・情報通信などのシステム分野を得意とする。
著書に、本シリーズの『図解入門 最新 ミサイルがよ~くわかる本』のほか、『戦うコンピュータ(V)3』『現代ミリタリー・ロジスティクス入門』『現代ミリタリー・インテリジェンス入門』(いずれも潮書房光人社)などがある。
鉄道関連では『配線略図で広がる鉄の世界』(秀和システム)で、2010年3月に第35回交通図書賞一般部門・奨励賞を受賞。

「2019年 『図解入門 最新 空母がよ~くわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上孝司の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
佐々木 圭一
ウォルター・アイ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×