彼女に関する十二章

著者 :
  • 中央公論新社
3.64
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本棚登録 : 484
レビュー : 82
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048449

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5。

  • 淡々と進んでいくんだけれど、ユーモアがあって、あたたかさがあって、読んでいて心地よい。最後の方の、中原中也の詩を読んでいくところで、なんだか泣きそうになった。

  • 伊藤整の『女性に関する十二章』がベースに流れ、50歳主婦の何気ない日常生活が流れていく。
    遠くの大学に通う息子に思いをはせ、編集業の夫の仕事の愚痴を聞き、パート仕事先で風変わりな人に巡り合い、昔の男友達の息子に会ったりと、平凡だけどワクワクもする。
    そんな主婦の日常がいいな~って思う。

  •  まさかのアラフィフお母さんに巻き起こる日常の物語。
     世間的なニュースになるようなすごい事件は起きないが、それでも、人が生きて社会的な生活をする上で、たくさんの事件や出来事があるのだなぁと。
     また、奥さまは素敵です。

  • 相変わらず巧いなぁと,あと中島京子も9章(だったか)を書きたくて書いたのかな,と思った。

  • 聖子の心情が丁寧かつユーモラスに描かれていて面白かった。中島さん、うまいですね。60年前の女性論と絡めて物語が進んでいくところも興味深かった。

  • 昔の作品をモチーフにした小説がお得意な作者だけあって、これも伊藤整の作品がうまく使われていた。

    「婦人公論」の連載にピッタリな、50歳の女性の日常がとてもいい感じで描かれていて、好感の持てる小説だった。
    主人公がちょっと羨ましい、その羨ましさがちょうどいい加減だった。

  • 2016 9/16

  • クスリと笑いながら肩の力が抜けていく。
    程の良さがオシャレ!!

  • 更年期を迎えた女性のお話。
    最後にじわじわと温かいものが心を満たしました。
    子どもが少しずつ手を離れ、私の人生ってなんなんだろうなぁ、と後ろ向きになる日もあるけど、それは人間として生まれてきたからこそ味わえること。淡々とした毎日であっても日々出来事がある。ちょっとでも楽しかったことには感謝して、つらかったらさっさと寝て忘れちゃえ!だって明日はいい日かもしれないじゃない?
    そんなゆるい感じでこれからを進んでいきたいなぁ、と思いました。

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著者プロフィール

中島京子(なかじま きょうこ)
1964年東京都生まれの作家。『FUTON』でデビュー。著書に『小さいおうち』(直木賞)、『かたづの!』(河合隼雄物語賞・柴田錬三郎賞)、『長いお別れ』(中央公論文芸賞)等。2019年5月15日、新刊『夢見る帝国図書館』を刊行。

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