ストレンジャー・イン・パラダイス

著者 : 小路幸也
  • 中央公論新社 (2016年6月21日発売)
3.32
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  • 本棚登録 :274
  • レビュー :70
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120048609

ストレンジャー・イン・パラダイスの感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    何もない、ただ美しい自然が残るだけの限界集落〝晴太多〟
    地域活性化させたいと移住者を募集する。
    しかし、やってきたのはなんだかワケありな人々ーー。

    観光地も名物産業も娯楽も学校も何もない山奥のほぼ限界集落〝晴太多〟
    そんな故郷を再生する為、町役場で働くあゆみは移住者を募集する。
    そんなあゆみと、離婚して帰ってきた綾那や町興しの企画に乗って、
    東京から移って来たITベンチャー企業のメンバー3人橋本・佐紀・友星。
    彼らが暮らすシェアハウス晴太多宿の食事の切り盛りをするヒサばぁちゃん。
    自称ニート・旅人の春本。
    家出してきた革職人のカップル。
    何だかワケありなストはぐれ者(ストレンジャー)達…。

    あゆみを始め、皆心に傷を抱えてたり闇を抱えてたり傷付いてたりする。
    でも、それを美しい自然が癒してくれたり自分でも変わろうと頑張ってる。
    あゆみがとっても良い人で、晴太多の為に頑張ろうと思ってるのが凄く伝わって来る。
    そして、そんなあゆみを支えたいと周りの人が自然と応援してるのも良かった♪
    地元のヒサばぁちゃんと、新しくやって来たメンバーとの緩やかな交流も
    とっても微笑ましかった。
    小路さんらしさ満載で、優しい人達。
    温かい雰囲気に包まれてほっこりほんわかしました。
    ウルトラセブンライダーの海棠社長恰好良くって面白かった~(笑)

  • はい、私〈晴太多〉に移住します!と思わず本気で口走ってしまいそうです(*^^*)
    小路さんは大好きな作家さんです。中でも人を思いやる情の温かさに溢れた弓島珈琲のダイさんシリーズと可能性ある未来に夢を切り開いていくエネルギーが輝かしい【カウハウス】が大好きなんです!
    今作はまさにその両方の要素を含んだ小説!そりゃもうこういうの大好物(*^^*)
    いーなぁ〜、いいよこういうの〜勿論晴太多移住即決だよー!って思いながら読んでいました。
    移住して晴太多いきいき課推進室で働きたい!笑
    大自然や温かい人のぬくもりの中で発見する新たな自分もあるだろうし、生まれて○十年、スレきったこの自分が(笑)もっと素直に色々な事と向き合える様になるかもしれない^^;
    ただ最後数ページ…いきなり年月が流れてしまったのが非常に残念!
    パン屋さんやカフェが出来るまでの悪戦苦闘も描いて欲しかったな…
    シリーズ化されて少しずつ晴太多が再生していくサマを見届けていきたいなぁ(*^^*)

  • 限界集落再生の物語。
    今の日本の山村部がかかえるさまざまな問題とその解決への一つの提案と再生を、爽やかに描く。
    「こんな風に上手くいかないよ」という感想もあるかもしれないけど、そういう意見には「うまくいかないかもしれないけどうまくいくかもしれない」と答えよう。
    やってみなきゃわかんないのだ。そして「うまくいなかいかもしれない」チャレンジを見守る度量があるかどうか、で限界集落問題の一つの可能性を生かすかつぶすかが決まるのかもしれない。
    登場人物たちがみんないいひとで読んでる私の心の中も爽やかさでいっぱいになる。

  • 小路幸也の、こういう空気が大好き。
    リアルかファンタジーか、といったらきっとリアルなのに、登場人物たちは100%小説のなかの住人だ。

  • 町おこしをする人々の物語。こまごまとした問題が起こったり、それぞれに人たちにも傷があったりするのだけれど。ほっこりほんわかムード前回の一冊です。
    登場するキャラクターがみんなカッコよくって。たしかに田舎の町は不便ではあるのだろうけれど。こんな環境ならちょっといいかも。

  • 心がポキリ、と折れるような出来事や体験から地元へ戻ってきた人も生まれてからずっとこの土地を離れたことがない人も、この街を住み良い街にしたい、過疎化を止めたいと思う気持ちは同じようはず。またその活動を快く思わない人だっているけれども。
    都会では縮こまっていた心と身体が少しずつほぐれてきた人がいて、放浪し過ぎて自分の居場所がわからなくなってしまった人がいて。

    「ただいま」と言える場所は何も産まれた街だけじゃなくてもいい。「おかえり」って迎えてくれる笑顔がその人の故郷だよ。

    謎の特撮ライダー(バイクまでかよっ!)に超絶会いたいーーーっ*\(^o^)/*

    恋の行方も気になります。

  • 読みやすく面白い。問題抱えた人々が過疎地で順応して成功していくっていう理想的過ぎる展開。有川浩の「県庁おもてなし課」をちょっと連想した。あっちはもっとシビアに行くけどね。

  • 軽めの本だが、すがすがしい読後感。他の本も読んでみたい。

  • 【あらすじ】
    ここは阿形県賀条郡〈晴太多〉(はれただ)。観光地も名物産業も何もない、ほぼ限界集落。
    そんな故郷を再生するため、町役場で働く土方あゆみは、移住希望者を募集する。やってきたのはベンチャー企業の若者、ニートの男、駆け落ちカップルなど、なんだかワケありなはぐれ者(ストレンジャー)たち。
    彼らが持つ忘れたい過去も心の傷も、優しい笑顔が包み込む――。〈晴太多〉へどうぞ。みんなが待ってます!

    【感想】

  • ここは阿形県賀条郡〈晴太多〉(はれただ)。観光地も名物産業も何もない、ほぼ限界集落。
    そんな故郷を再生するため、町役場で働く土方あゆみは、移住希望者を募集する。やってきたのはベンチャー企業の若者、ニートの男、駆け落ちカップルなど、なんだかワケありなはぐれ者(ストレンジャー)たち。
    彼らが持つ忘れたい過去も心の傷も、優しい笑顔が包み込む――。〈晴太多〉へどうぞ。みんなが待ってます!

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