谷崎万華鏡 - 谷崎潤一郎マンガアンソロジー

  • 中央公論新社
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本棚登録 : 236
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049026

作品紹介・あらすじ

谷崎潤一郎歿後50周年・生誕130周年を記念して、現代人気作家11名が谷崎作品と奇跡のコラボレーション!

榎本俊二「青塚氏の話」
今日マチ子「痴人の愛」
久世番子「谷崎ガールズ」
近藤聡乃「夢の浮橋」
しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」
高野文子「陰翳礼讃」
中村明日美子「続続羅洞先生」
西村ツチカ「猿が人間になった話」
古屋兎丸「少年」
山田参助「飈風」
山口晃「台所太平記」

この一冊で、文豪・谷崎の小説、随筆、人生が味わえる豪華絢爛な競演企画。

感想・レビュー・書評

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  • 谷崎潤一郎の本は新潮文庫を中心に摘まみ食い程度で、中公文庫を集めて集中する準備をしている段階。
    原作を読んだのは半分くらいか。
    漫画家のほうはほぼ全員読んだことのある人たち。

    久世番子「谷崎ガールズ」△イントロダクション。
    古屋兎丸「少年」○うさまるせんせーにぴったり。
    西村ツチカ「猿が人間になった話」○むしろ谷崎っぽくなく西村ツチカになっている。
    近藤聡乃「夢の浮橋」☆凄まじい。美しい。
    山田参助「飈風」○わりと凡庸。この漫画家の髭の描き方はいいな。
    今日マチ子「痴人の愛」△翻案というには原作の筋そのままで、むしろ翻案の悪い例かと。
    中村明日美子「続続羅洞先生」○まずまず。
    榎本俊二「青塚氏の話」△怪しさに欠ける。
    高野文子「陰翳礼讃」○さすが高野文子。
    しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」×絵が苦手だからもう仕方ない。
    久世番子「谷崎ガールズ」
    古屋兎丸「少年」
    西村ツチカ「猿が人間になった話」
    近藤聡乃「夢の浮橋」
    山田参助「飈風」
    今日マチ子「痴人の愛」
    中村明日美子「続続羅洞先生」
    榎本俊二「青塚氏の話」
    高野文子「陰翳礼讃」
    しりあがり寿「谷崎潤一郎『瘋癲老人日記』×ヘミングウェイ『老人と海』REMIX」
    山口晃「台所太平記」○想像するに原作に忠実。なのに絵の良さがいい味を出している。もっと漫画に進出してほしい。

  • 谷崎生誕歿後50年ということで、谷崎作品をさまざまな作家が漫画化。中村明日美子、今日マチ子、高野文子、山口晃と錚々たる顔ぶれ。とはいえ、まあまあ面白くないこともないこともないこともないかな、というくらい。
    全体的に、耽美だの変態だのという谷崎のイメージ・文脈に沿った作品と作家のチョイスになってる。個人的には、谷崎はものすごく常識的でものすごくできのいい通俗小説家以外のなにものでもないと思っているので、こういう文脈はまたか、という印象しかない。
    その点、山口晃と高野文子はそういう型からから自由でよかった。特に山口晃の作品は、ただひたすら女中の思い出話というエロとも耽美とも無縁な内容で、それがかえって良かった。

  • 先日、近藤聡乃さんのコミックエッセイを読んだ時に、この作品の事が描かれてて、そういえば読みたいと思っていたんだと思い出し、即購入。

    山口晃さんと今日マチ子さんと高野文子さんしか知ってる方がいなかったし、彼らのがとても好きでした。
    もちろん近藤さんのも。

    とにかく濃い。濃くて夢に出てきそう。
    谷崎さんの作品は実はまだまだ読んでない作品も多いので、いつかチャレンジしなきゃと思いました。

  • 本屋さんの平台で発見。あ、番子さんだ! おお、高野文子さんも描いてる。なんと山口画伯まで! これは買わねばと、レジにダッシュ。わーいわーいと持ち帰ってよく見たらば、古屋兎丸や山田参助の名もある。こ、これはいったいどういうラインナップなのか。帯の惹句には「奇跡のメンバーで描く」とあるが、まあこんな名前が並ぶことは二度とあるまいよ。

    予想通りの濃ゆーい内容で、はい、もうお腹いっぱいです。私の好みとしては、原作をアレンジしたものより、高野文子・山口晃両氏の、谷崎の文章を生かしたものの方が良かった。

    このところ、かつてのように「格調高い文豪」という面ばかりでなく、変態作家(いや、けなしてませんよ)としての谷崎が普通に語られるようになって、これはいいことではなかろうか。

  • 谷崎歿後50周年&生誕130周年記念の企画ものコミックアンソロジー
    https://www.chuko.co.jp/special/tanizaki_mangekyo/

    わりとマニアックな漫画家チョイスでしたが、そういうのも含めて谷崎っぽさが出ていてなかなか面白かったです。わりと原作に忠実なものもあれば、全く独自のアレンジがされているものもあり、趣向はさまざま。作品のチョイスも、いかにも谷崎的な変態エロものばかりではなく、台所太平記などほのぼの作品もあり。原作未読のものも既読のものも楽しめました。

    個人的なお気に入りは古屋兎丸「少年」(作品チョイスと本人の画風のマッチングがピカイチ)、近藤聡乃「夢の浮橋」は幻想的なアレンジで素晴らしい。しりあがり寿「瘋癲老人日記」はヘミングウェイの「老人と海」とのリミックスという大胆さですが、なぜか私の印象はタルコフスキーの「惑星ソラリス」でした。

    久世番子「谷崎ガールズ」
    古屋兎丸「少年」
    西村ツチカ「人間が猿になった話」
    近藤聡乃「夢の浮橋」
    榎本俊二「青塚氏の話」
    今日マチ子「痴人の愛」
    中村明日美子「続続蘿洞先生」
    山田参助「飇風」
    高野文子「陰翳礼讃」
    しりあがり寿「瘋癲老人日記」
    山口晃「台所太平記」

  • 今日マチ子さんの『痴人の愛』が気になっていましたが、雰囲気は今日マチ子さんで好きでしたが時代設定がSNS時代でナオミがアイドルにアレンジされていて原作とは別物でした。今日マチ子さんのナオミはそれはそれで愛らしいのですが……その時代設定での痴人の愛は……

    古屋兎丸の『少年』は原作を未読で読んだ感想ではわるくなかったです。それ以外の収録作品は冒頭の久世番子さんの『谷崎ガールズ』が久世さんの絵柄は好みという以外は合いませんでした。中村明日美子先生の表紙と作品があることで購入すると、期待外れでがっかりするかな。

  • 好きな世界だ。
    マンガで読むとまた違った良さがある。

  • 2017.06.09 「新資料から見る谷崎潤一郎」展にて。

  • なんどみてもすごい執筆陣。

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著者プロフィール

1968年、神奈川県生まれ。日本映画学校で脚本を専攻。のちの芥川賞作家・阿部和重らと深く交わる。集団芸術よりもパーソナルな漫画に興味を持ち、同校在学中、ちばてつや賞一般部門、アフタヌーン四季賞に入賞。受賞作『GOLDEN LUCKY』でモーニングからデビュー。不条理かつ壮大な世界観で独特なギャグの世界を確立。エログロの金字塔『えの素』、男性作家としては画期的な育児体験漫画『榎本俊二のカリスマ育児』、哲学的な人生観照にあふれた『ムーたち』などで常に物議を醸しつづける。漫画界はもとより、文芸、思想の領域からも熱烈な支持を受け、活動の幅を大いに拡げつつある。ちなみにタレントの河相我聞とよく間違われる。
 
刊行中の単行本(08年10月1日現在):
『ムーたち』全2巻(講談社)、『えの素 完全版』全3巻(同)、『えの素トリビュート』(共著・同)、『榎本俊二のカリスマ育児』(秋田書店)、『ゴールデンラッキー完全版』全3巻(太田出版)

「2010年 『アメイジア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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