自分で考えて生きよう

  • 中央公論新社 (2017年2月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784120049460

みんなの感想まとめ

日常生活の中での選択や行動に目を向け、それを深く考えることの大切さを教えてくれるエッセイ集です。著者は、暮らしや仕事、食事などの工夫やコツを全7章にわたり短くまとめており、読みやすさが魅力です。自分が...

感想・レビュー・書評

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  • 「暮らしの手帖」「くらしのきほん」の編集長を歴任した著者によるエッセイ集。
    〈暮らしの工夫・コツ〉〈仕事の工夫・コツ〉〈ものの選び方の工夫・コツ〉〈食べることの工夫・コツ〉など全7章に分かれていて、1つのテーマの文章が見開き1ページ分に短く書かれていて、とても読みやすい。
    日々暮らす上での選択や行動が、その7章のどれかには当てはまる。朝起きて、朝食を摂り、身支度をして、仕事に向かう。その間にも、たくさんの選択や行動が含まれている。朝に食べるもの、その時に使う食器、洗顔や歯磨きの時に使うグッズ、着る服や履く靴…その間にテレビを観る人ならどの番組を観るのか、音楽を聴く人ならどんな曲を聴くのか。いちいち意識していない中に、無数の選択がある。
    そういう行動や選択に目を向けて、それについて考えてみる。どうして自分はそれを選んで、その行動をするのか。こだわりなんて無いと自分では思っていても、そこには無意識のこだわりがあるのかも知れない。

    日々をきちんと生きたいな、と私も思う。完璧は難しくても、美味しいものを作ったり食べたり、時間に余裕を持って行動したり、時間があれば趣味を楽しんだり、もちろん仕事は出来るだけ楽しんでしたい。
    そうやって生きるためにどうすればより良くなれるのか。その〈工夫やコツ〉のヒントをたくさん拾える本。
    新しいものの便利さを享受しつつ、古くからあるものの良さを再認識する。普段スマホで気軽に連絡を取り合う相手と、たまに手紙をやり取りしてみる楽しさ、のような。ひとつの物事にこだわらないということも、またひとつのこだわりなのかも。
    自分が良いと思ったものを受け入れて、自分を労って…という営みをしていれば、自然と人や物にも優しく出来るのかも。

    たまに本棚から取り出して読みたくなるような本。
    流行や人真似も時には良いけれど、自分で考えて生きれば、それとはもっと違った自分だけのものが得られるのかも。

  • 自分の好きな物事や自分で考えて選んだ物事、そういうことを明文化したような内容でした。
    そのひとつひとつが軸になって、自分を形作っているということが感じられ、勉強になりました。

  • シンプルであると言う事はどんなことでもわかりやすく、他人に簡単に説明できると言うことである。それができると言う事は、自分が仕事をシンプルに考えていると言うことであり、シンプルに行っていると言うことである。

    仕事はシンプルに、とても腑に落ちた。複雑すぎることが多いが、その前提はシンプルなことだったりする。自分でも説明できないことや、どう扱ってよいかわからないことに対して、まずシンプルになるにはどうしたらよいかという視点でアプローチしたい。簡単にすることが1番難しいことは言うまでもないが、考え方もシンプルに、大事にしていきたい。

  • 『自分で考えて生きよう』松浦弥太郎さん

    丁寧な暮らしをしている雰囲気が本から伝わってくる。
    手紙を書こうと思えた。
    メールやSNSもレスポンスが早くて良いけれど、そうじゃなくて、手書きだからこその伝わる思いがある。
    また、届いた時に、わざわざ手間暇かけてくれた嬉しさもある。


    【本文より】
    ・想像は模倣から始まる
    ・「実用文十訓」
    一、優しい言葉で書く
    二、外来語はさける
    三、目に見えるように表現する
    四、短く書く
    五、余韻を残す
    六、大事なことは繰り返す
    七、頭ではなく、心に訴える
    八、説得しようとしない(理詰めで話を進めない)
    九、自己満足をしない
    十、一人のために書く
    ・手紙とは、書き方によってはどんな人にも、言葉を届けられる。心も届けられる。願いも叶う。
    ・気になることがあればあれこれ悩まず、人に笑われそうなことでも思うままにやってみるとよい。気が澄むというのは、精神衛生上とても大切だとわかった。
    ・「客ぶりの良さ」というのは、茶道の世界で使われる言葉である。おもてなしとは、もてなす側の客人ともてなされる側のお客が協力しあって、その場の雰囲気を高め合うのが理想とされている。その時の客側のもてなされやすいように気遣う、所作、振る舞いなどの働きが「客ぶりの良さ」であり、その効果によって、おもてなしが完成するのである。
    ・マナーよく、言葉遣いよく、相手を敬い、思いやりのある振る舞い、そして何より感謝の心をいつも伝える。
     そんな「客ぶりの良さ」を学びたい。
    ・うーむ、まだまだ僕は、アナログを手放すことはできなそうだ。人間そのものが生粋のアナログだからだ。
    ・僕は、仕事の後に、いつまでもじんわりよかだたなあと人に思ってもらえるような働きをしたい。
    「食べた後もおいしい料理」
    そういう仕事や暮らし方を学びたい。
    人の記憶にいつまでも残る味わいを伝えられるよう精進したい。
    ・言葉は魔法というけれど、まさに僕は、そのたった一言(「おとなりに失礼します」)の魔法で心が癒されてしまった。
    ・文字の会話にも礼儀あり
    ・「ありがとうと言うのは人だけでなく、モノや植物、空や太陽というよつな、どんなものにも、ありがとうと言葉をかけるんだよ。そうすれば1日一〇〇回言うのはむつかしくはない。いいかい、心が込められたありがとうという言葉は、言葉をかけた数だけ、言葉をかけたそれぞれが自分の夢や希望の実現を助けてくれるんだよ。わかるかい?君もがんばれ」
    ・自分がしつけと育児で大切にしていたことを考えてみた。…
    一つは、急がないこと。
    とにかく急がずして、じっくりと待つ。子どもに何かを言い聞かせたり、教えたりしたら、それなら先は子どもに任せる。ここしろ、ああしろ、と決して言わない。子供が自分で理解して、できるようになるまで待つ。
    次は、望みをできる限りかなえて、心を満たしてあげること。…
    そして、子どもの苦しみと、親の自己満足を交換しないこと。
    親の望みによって、子どもの自由を奪ってはいけない。
    あらゆる人間関係を大切に築くこと。家族だけではなく、近所づきあいや、学校関係の人たちとのよい関係は、子どもの成長に非常に影響するのもである。思いやり、親切、礼儀、感謝の気持ち、他人へのいたわりなど、子どもは、身近な大人を見て覚えていく。
    しつけと育児において最も大切なのは、夫婦仲である。よい母親のためには、よい夫であるべし。よい父親のためには、よい妻であるべし。
    ・何事も練習である。
    ・日本のお札は、高級和紙の原料である「ミツマタ」が使われている。その品質は世界で使われている紙幣の中でも、かなり高品質とのことだ。自慢してもいいだろう。
    ・常に自制心を保ち、何事も無理はしてはいけない、と僕は痛感をした。

  • 人生で生きいくための、工夫・コツのエッセイ。

    「掃除には達成感がある。医者が言うには、
    達成感というのは心の健康にとても役に立つ」

    というところが、とても共感できた。

  • 誕生日に、友人が「手紙についても書かれているから」とすてきな本をプレゼントしてくれた。松浦弥太郎著『自分で考えて生きよう』である。松浦さんを存じ上げないと正直に言うと、以前『暮らしの手帖』の編集長だった方で、人としての姿勢を柔らかく伝える文章に癒されるから好きとのこと。さっそく読んでみたが、そのとおりだった。

    見開き2ページに渡り1つの話題になっていて、「傘の巻き方から学ぶ」や「トランプの絵柄 実在の人物」は人に言いたくなるトリビア的な学びがあり、美味しい餃子の作り方が書かれた「土曜日は餃子の日」やおすすめのトースターについて書かれている「一生つき合えるトースター」は『暮らしの手帖』っぽく日々の暮らしのためになる話である。

    食べ歩きや散歩が好きな私は「秋の散歩 食いしん坊コース」をワクワクしながら読み、松浦さんのおすすめコースを実際になぞってみようとしたのだが、紹介されている4つのお店のうち2店は閉店している事実に時の流れを感じたのだった。

    今の私にとってより深く感銘を受けた章は「『後味おいしい仕事』学びたい」。まるごと覚えてことあるごとに反芻したい。

    そして、友人が私に贈るきっかけとなった手紙に関する章にはこんな言葉が書かれていた。

     "手紙とは、書き方によってはどんな人にも、言葉を届けられる。心も届けられる。願いも叶う。 
     だから、「手紙は魔法だよ」とぼくは若い人に教えている。"

  • 松浦弥太郎さんの丁寧な暮らしは、丸々自分にインストールするにはハードルが高すぎる。

    この暮らしを送るために必要な年収っていくらなんだろうとか、縛りが多くて窮屈では?とか感じる部分はある。書いてあることの半分くらいはあんまりピンときていない(刺身を何もつけずに食べるエピソードはまじで???だった)

    しかし、なぜだろう、私は松浦さんの本をちょくちょく読んでしまう。スノッブさが鼻につくのに、なぜか彼のインスタもフォローしている。そこには、自分が気恥ずかしくて踏み込めない領域を、生き生きと突き進む松浦さんへの憧れがあるのかもしれない。私にとっての弥太郎本はそんなアンビバレントな存在です。

  • 単調でつまらなかった。

  • 暮らしの手帳の松浦さんが実践している事120コを書いた本。男女の差はあるけど参考になることばかりでした。一番印象に残ったのは「ありがとう」を1日に100回。人だけをを相手にすると難しいけどモノ、植物、空、太陽・・・目に見える全てのものにありがとう!

  • 知らないことがたくさんで面白かった。

  • 見開き1ページのショートエッセイがたくさん入ったエッセイ集。
    全ての言葉、出来事が丁寧で、1エッセイずつゆっくりと深呼吸するように読んだ。
    文庫版が出ているようなので、購入してちょっと休憩したい時に読む本として手元に置いておきたいと思った。

  • やっぱりいいなあ!

  • 自分の奥底に埋もれていた記憶、感情を優しく掘り出してくれるような一冊。
    ポジティブな優しい言葉しか使われておらず、自然と頬が緩むノスタルジックな内容だった。
    自分もアンテナを広く張ってみようと思う。

  • 一回色々忘れて、生活とはを考えるのにめちゃくちゃよかった。穏やかな本。

  • 空いた時間に少しずつ読んでいた本です。
    とても読みやすいエッセイでした。
    作者はとても生活にこだわっておしゃれというか粋に生活されている人です。

    私にはこの生活の半分くらいしか粋に生活できないなぁ
    と思いながら、小さな生活をできるだけ、自分の身の丈にあった粋な生活をできればいいなと思いました。

    日々のことをちょっと粋に楽しく思えるようなエッセイでした。

  • 松浦さんの書かれていることには、だいたい共感してしまうのですが、現実には難しいこともあったり。なかにはちょっとちがうかなと思うこともあったり。読んでいると、まるで対話しているような気持ちになれます。

  • お金は友だち
    後味おいしい仕事
    70歳をしあわせわのピークに

  • 読みやすい文章と内容で、どんどん読み進めることができます。

    人生って、こうやって楽しくしていくんだろうなーと考えさせられた一冊でした。

  • 読んでいるあいだ、心が穏やかになる本

  • イモトさんが松浦弥太郎さんの本をテレビでおすすめしていたので、イモトさんがおすすめしていた本は図書館になかったけれど、別の本を借りてみた。

    日々の生活の中に楽しみを見出したり、些細なことを考えてみたり、といったエピソードが書かれていた。ただ、松浦さんの日々の生活(グルメなものを食べたり、海外に出張したり)と私の日々の生活がかけ離れているためか、あまり共感したりする部分はなく、なんとなく読み進めただけになってしまった。

    家庭の味はほどほどでいい、そんなに頑張らなくてよい、というお話には安心した。

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著者プロフィール

松浦弥太郎(まつうら・やたろう):東京生まれ。アメリカの古書店にインスパイヤーされてm&co.booksellersを立ち上げる。『暮しの手帖』編集長を経て、現在は会社経営、執筆・編集活動、映像、コンサルタント、商品開発、メディア出演など、枠を超えた活躍を続けている。著書に、『仕事のためのセンス入門』、『センス入門』、『ほんとうの味方のつくりかた』、『僕の考える投資について』、『期待値を超える』など多数。

「2022年 『それからの僕にはマラソンがあった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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