結婚の嘘

著者 :
  • 中央公論新社
3.30
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本棚登録 : 250
感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049477

作品紹介・あらすじ

結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである。冷蔵庫に入っている限られた素材で、いかにおいしいご馳走を作り出すか、それに似ている。決して、他人の冷蔵庫を羨ましがらないことだ。

感想・レビュー・書評

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  • 『東京ラブストーリー』などのヒット作を描き続け「恋愛の教祖」と呼ばれてきた柴門ふみさんが「夫婦関係」に初めて深く踏み込む。

  • 読了。「文句ばかりダラダラ書かれた最低の本だ」と感想するつもりであった。何度も途中でゴミ箱に捨てようと思った。でも読んだ。そして、最後の文章を読んで、ホッとした。ラブコメディだったと理解した。

    「好きな人と一緒に暮らすという欲が叶ったなら、それ以外の欲(経済的に豊かでありたいという欲も、子どもに優秀であって欲しいという欲も、夫に対してマイホームパパであって欲しいと望む欲も、浮気しないで欲しいという欲)はすべて手放す覚悟を持てばいいのだなと。」

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1180881

  • 結婚の愚痴みたいな感じ。なんとかやっていくにはどうしたらいいか、というものだった。
    未婚だけどまあそうだろうなあ、とおもう。

  • 結婚前のお嬢さん
    夫にイラつく妻
    いつも怒ってる妻にこまり果ててる夫
    こういう人が読むと参考になる。

    結婚の白装束って死装束らしい。
    言わんとしてる事はわかるけど
    結婚が怖い!となってしまう。

    結婚に幻想を抱くより
    自分はどうしたいのか?
    どういう家庭を築きたいのか?
    明確にした方が良さそうだ。

    勿論相手もどう考えてるのか知る事も大事。

    結婚って大変そうだなーと
    改めて思った。
    でもどうしたら上手くいかせられるか?
    自分で考えるキッカケになると思う。

  • 本を開いて、結婚生活とはいわば冷蔵庫のようなものである、という言葉に、どういうこと?と興味をそそられて読んでみました。
    独身だけど現実主義なので結婚に夢を抱いているわけでもないし、現在同棲中なので現実もなんとなく分かっているつもりでしたが、内容がリアルで余計結婚生活に良いイメージが湧かなくなりました(笑)
    著者が私と年齢が離れていることもあって、専業主婦がステータスや、夫を立てるのが当たり前というような結婚観や恋愛観が若干私とはズレていたので、全部が全部刺さったというわけではありませんでした。親世代はこういう考えの人が多そうだな〜と思いながら読んでいました。
    それでも根本的な、男女の考え方の違いや、結婚生活をしていく上でのズレが原因で気持ちが離れてしまうことなどはどの時代でも変わらないと思います。
    年齢的にもそろそろ結婚を考えるようになったこの機会にこの本を読んで、結婚ってやっぱり夢物語じゃないし好きという感情だけでやっていけるものじゃないな、と改めて自分の結婚に対する考え方がより現実味が増したような気がしました。

  • 縁、ユーモア、足るを知る!

  • 結婚生活あるあるがたくさん。
    共感出来てポジティブになれるエッセイです。

    結婚生活に夢と希望を抱いて結婚した若い頃とは違い、酸いも甘いも経験し(ああ、こんなはずじゃなかった)と散々後悔している私ですが、このエッセイを読めば、そんな思いをしているのは自分だけじゃない事に安心し、又男脳のくだりでは(なるほど)と共感。

    今後は柴門さんの書かれている様に 「結婚は互助会 」と思い(笑) ツレアイに期待をしないでポジティブに自分自身の生活を楽しもうと思えました。

    結婚生活に悩んでいる方必見の楽しくタメになるエッセイです。

  • 女性視点での結婚生活の本音を綴ったエッセイ。

  • 恋愛の神様でも、夫婦関係では思うところがあるんだなと勉強になった。なるほどと思うことが多かった

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著者プロフィール

1957年徳島県生まれ。お茶の水女子大学卒。79年漫画家デビュー。『東京ラブストーリー』『あすなろ白書』『同窓生 人は、三度、恋をする』『恋する母たち』など、著書多数。エッセイ集として『恋愛論』『大人の恋力』『そうだ、やっぱり愛なんだ』『老いては夫を従え』など多数。2016年、25年後の物語として描かれた『東京ラブストーリー  After 25 years』で柴門ふみブーム再燃。夫は弘兼憲史氏。

「2020年 『オトナのたしなみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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