さむらい道 下 - 最上義光 もうひとつの関ヶ原

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049644

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  • 下巻は出羽国の大半の統一を成し遂げ、領主として、家臣、領民を大切にする「さむらい道」を追求するが、様々な困難に出会うことになる。

    戦国末期に織田、豊臣の全国統一の過程で、都との関わりにも巻き込まれ、上杉、伊達との軋轢も大きくなるが、伊達に嫁いでいた義光の妹(政宗の母)が国境に乗り出し、身を呈して戦を止める。

    娘の駒姫が関白秀次に見初められ、強引に側室にされるが、秀吉によって謀反人の一族として処刑され、義光も命を狙われて、秀吉への反感を募らせる一方、窮地を救われた家康への傾倒を深くする。

    秀吉の死後、関ヶ原の合戦の時期に最上家の存亡をかけて上杉と戦う。

  • 伊達政宗との抗争から上杉軍と激闘を繰り広げた1600年9月〝北の天下分け目の戦い〟まで義光の「負けまい勝つまいの戦」を見よ。

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著者プロフィール

高橋義夫

一九四五年千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列――広沢参議暗殺犯人捜査始末』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。九二年「狼奉行」にて直木賞(第一〇六回)を受賞。著書に『御隠居忍法』シリーズ、『花輪大八湯守り日記』シリーズ、『けんか茶屋お蓮』シリーズ。ほかに、最上義光の生涯を描いた『さむらい道』、義光の妹・義姫の立場から伊達と最上両家の相剋を描いた『保春院義姫』など多数。

「2020年 『さむらい道(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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