村上春樹 翻訳(ほとんど)全仕事

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  • 中央公論新社
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感想 : 47
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049675

感想・レビュー・書評

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  • 2017年刊。
    贅沢すぎる本を買ってしまったと、読むのがあまりにも自分には贅沢でもったいないので(意味わからないかも)ずっと、積読状態でしたが、やっと読みました。

    村上春樹さんが翻訳された本が、全部カラー写真で載っています。
    たいした読書家でもない(読書好きではありますが)私が読むのはもったいないと思ってしまいました。載っている本のうちの数冊はうちの本棚にやっぱり、これまた積読されています。

    実際、読んだのは、『レイモンド・カーヴァー傑作選』と恋愛アンソロジーの『恋しくて』くらいでした。
    レイモンド・カーヴァーは面白かったので(全64作を訳されているそうなので)他の作品も読んでみたいです。
    他にも、サリンジャーとか、フィッジラルドとかも積読してますが・・・。
    やっぱり私には贅沢な本でした。

  • ・村上春樹の翻訳書がまとまっている、ブックガイド的な本。自分は海外文学について全然詳しくないのだが、この本のおかげで、海外文学の世界を垣間見ることができた。おもしろそうな本がたくさんあるではないか…!日本だけにとどまるのはもったいないので、これからどんどん海外文学に挑戦したいなと思う。

    ・村上春樹×柴田元幸の翻訳談義も収録されており、お二方の翻訳に対する姿勢や心持ちを知ることができる。

  • 先日、村上春樹さんが翻訳したマイケル・ギルモア『心臓を貫かれて』をはじめて読んで、まさにハートを貫かれてしまい、これに気をよくして彼の翻訳したティム・オブライエンの作品を久しぶりに読み直してみると、これまた素晴らしい……。そんなこんなで彼が翻訳した本はいったいどのくらいあるのかしらん? 

    なんと70冊! 翻訳本の集大成。一冊一冊丁寧に撮影された翻訳本とオリジナル本の写真が美しい、翻訳にあたっての思い出やコメントはとても興味深く、未読本にもがぜん親近感が沸きます♪ なんといっても翻訳家の柴田元幸さんとの対談がよかったな~。

    そういえば、奇しくもこの本と同じころに発刊されたポール・オースター。柴田元幸訳の『冬の日誌』&『内面からの報告書』は、64歳のオースターが半生を回想した面白い作品。村上さんもそうですが、もしかすると人は還暦を迎えると自分の活動をひととおり振り返り、もじどおり心機一転、またあらたな人生を歩み始めるのかも。いいですね~。

    忍耐を要する翻訳を趣味のように楽しみ、優れた作家から貪欲に学んでいこうとする村上春樹の自然体はとても印象的です。そんな彼の生き方にも元気をもらいました。
    ということで、私も面白そうな未読の翻訳本に挑戦してみようかね~♫

  • グレートギャッツビーの村上訳を隣におきながら、原文をペーパーバックで読みたくなった。

  • 1980年代初め頃から、ほぼ同時代的に彼の翻訳したものを読み続けて来たけれど、先に息切れしたのは私だった(笑)
    読むの追いつけないほど訳すって凄すぎる。
    後半の柴田先生との対談を読むと、翻訳が楽しくてしょうがない様子がよくわかる。
    翻訳作業は「究極の熟読」。写経と同じで、いちいちぜんぶ引き写している、本当にいい勉強になる、と。

    また、アンソロジーや短編集が好きな村上さん、最近の電子書籍の短編ばら売りに、「あれはどうかな」と言っていた。確かに一冊の書籍にする際にどんな作品をどんな順番で入れようか、すごく悩んで時間をかけているはず。「総合的な成り立ちを大事にしていかなくちゃならない」って、同感。

    カタログとしてもわくわくが止まらない、素敵な本です。

  • その名の通り、村上春樹が翻訳した本を、原書と翻訳書を並べた写真とともに、自ら紹介した、マニアにはたまらないクロノロジー。
    読んでみて、ここに紹介されている本、ほとんど全部持ってる自分がすごいと思った。レイモンド・カーヴァーの全集は多すぎてまだ全部そろってない。あと、ジャズを掘り下げすぎると難しくて、「ペット・サウンズ」は持ってるけど読めなかった。レイモンド・チャンドラーの最近のやつはまだ買ってない。買わなきゃ。
    翻訳についての村上氏のエッセイも載っていて、興味深いです。これからもたくさん、小説に加えて、たくさんの翻訳書も出して欲しい。
    村上春樹訳の小説に外れなし。

  • 良書。盟友柴田元幸との対談もよいが、村上春樹の翻訳家としての全仕事について、なぜこの本をその時期に自分が翻訳しなければならなかったのか、という村上自身の現時点での見解が紹介されている点に何よりも価値がある。原書の写真も全てカラーで紹介されており豪華。ああ、これ読んだなとか、これ読んでみようとか、次に繋がる本であり、最良のブックガイドである。印象的だったのは、村上春樹の中で、(知ってたけど)、フィッツジェラルドとカーヴァーは特殊な位置づけであること(改めてカーヴァーを読み直してみようと思った)、カーヴァーの全翻訳は愚作も含めて翻訳しなければならないので辛かったとの点である。4月27日発売のインタビュー集「みみずくは黄昏に飛び立つ」もとても楽しみ。MONKEYで川上未映子のインタビュワーぶりが素晴らしかったからである。

    以下備忘録
    【小話】
    ・「空飛び猫」シリーズは、村上春樹の読者に勧められて翻訳したが、その読者とは、ポスドク時代の福岡伸一であった(!)
    ・中央公論の山荘で缶詰になっていたとき、朝から仕事をする村上春樹と、朝まで仕事をしていた橋本治が、朝のひとときを源氏物語(!)の話をして過ごしていた(源氏物語の何を話していたのだろう?)
    ・早川書房は翻訳部門が充実しきちんと校閲をしてくれるため、柴田元幸がアドバイスしていない。

    【読んで面白かった村上春樹の翻訳小説】
    ・Carver's dozen―レイモンド・カーヴァー傑作選
    ・誕生日の子どもたち

    【今後読もうと思う村上春樹の翻訳小説】
    ・ワールズ・エンド(世界の果て)ポールセロー
    ・極北 マーセル・セロー

  • 翻訳って思いのほか奥が深い。確かに同じ本の翻訳でも全く別の本に思えるような時もあるし、特に古典とかは読みやすい翻訳、入り込んだ翻訳ではっきり分かれる印象がある。本当は原文を読み切れるのがベストだが、翻訳者を介して海外の文学や新書に触れるのも、彼・彼女の伝えたいニュアンスが浮かび上がって、これはこれで1つの醍醐味なのかもしれない。

  • 前半は村上春樹が訳した本をカラー写真付きで紹介。後半は翻訳家柴田元幸さんとの対談。村上春樹の翻訳本どれから読もうか悩んでる人にオススメ。文字数少ないのでカタログ感覚でさらっと読めます。

  • 村上春樹の翻訳図書を紹介している図書。柴田元幸さんとの翻訳につていの対談もあり。なので翻訳について語った図書というほうが近いかも。

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著者プロフィール

1949年 京都府生まれ。著述業。
『ねじまき鳥クロニクル』新潮社,1994。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』新潮社,1985。『羊をめぐる冒険』講談社,1982。『ノルウェイの森』講談社,1987。ほか海外での文学賞受賞も多く、2006(平成18)年フランツ・カフカ賞、フランク・オコナー国際短編賞、2009年エルサレム賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞。

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