わざと忌み家を建てて棲む

著者 : 三津田信三
  • 中央公論新社 (2017年7月19日発売)
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  • 25レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (353ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120049927

作品紹介

人死にがあった部屋や家。それを一箇所に集めて建て直した"烏合邸"。家主は、そこに棲む人を募集する。さながら、実験室のように…恐怖の「幽霊屋敷」怪談、再び!

わざと忌み家を建てて棲むの感想・レビュー・書評

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  • いわく付きの物件を寄せ集めて建てた家に、人を住まわせたらどうなるか…という実験?の話。
    タイトルから想像して物好きが自分で住むのかと思ったら他人を犠牲にするのか!

    住人の日記や報告書がめちゃくちゃ怖い。特に黒い部屋の母親が徐々におかしくなっていくのが…。住人たちは皆事情や思惑があるものの、こんな怪異にあっても家を出ていかないのが不思議。度胸ありすぎ。

    しかし、残念なのはここからクライマックスというところで終わってしまうこと。被験者たちのその後や、彼らを集めた人物の目的、怪異の理由など、気になることが全て分からないまま。
    元々実話系の体裁をとっているとはいえ、読者に情報提供を求めて結末を丸投げするのはちょっとひどい。続編があると信じて待ちます。

  • ホラーミステリの第一人者、三津田さんの新作長編。
    忌み家に住んだり訪れたりした人達の四つの記録がホラー仕立てで、幕間の三津田さんと編集者がその記録の中の怪奇現象の謎を憶測を交えて推理するパートがミステリ仕立て。
    ホラーの部分は不気味で怖かった。ミステリがイマイチ。どうせ最後はウヤムヤになるのだから、もっと強引で突拍子の無い推理の方が楽しめたと思う。読者に呪われない様に注意を促すのも、そろそろ飽きてきた。
    タイトルは語感が良くて巧い。著作の中でも一二を競う名タイトルだろう。

  • 『どこの家にも…』の方が怖さはあったかな…。
    結局ミステリーの謎解きを披露するならしっかりはっきり謎解きしてほしいと感じるラスト。
    でも、段々住人が壊れていく様は読んでてゾクッとします。

  • フィクションの体で書かれたホラー。「何か不審な電話がかかったりしたらすぐに本を閉じてください」みたいな注意書きがあります。読んだ人のところに怪異が現れると。感想を見てみると金縛りにあったという人が…ちなみにわたしはそういうの信じないのですが、読みながら食べてたお菓子が喉に張り付いて息が詰まり(だらしないだけでは!)嘔吐して助かりました。びっくりしたなぁ、もう!

  • この、現実にあるかのごとく煽る?ホラー、ミステリとして読むと不完全燃焼になるけど、ホラーとして読めばもやっとした気持ちで終わるのもなんとか。

    いまいち4つの家がどんな感じで建っているのか想像が追い付かないから、ジオラマ誰か作ってほしい…

  • 三津田作品はいいですね。怪が身近にせまっているようなぞくぞく感がたまりません。私は黒の家が一番怖かったです。

    シャーリー・ジャクスンの「山荘奇譚」を読んだばかりだったので、その一節がでたときはわくわくしました。三津田作品恒例の名前の分解や、ほんとに実在するんだろうかと読者に思わせる言い回し。最後は読者の想像にぶんなげた感もありますが、怖さを演出する文章は素晴らしいと思います。

  • 図書館で借りた本。火事や殺人や自殺など、いわくつきの家を買い集め、それを合体して巨大な集合住宅にし金で雇った人間に住んでもらう。条件は日々の様子を日記に書く事。巨大住宅は、黒い家・白い家・赤い家・青い家があるが最初の黒い家は本気で怖かった。年少の男の子と母親が住むのだが、段々と…

  • ホラーミステリーが得意な作者さんの作品ではありますが今回はわりとホラー寄り。一応推理というか推測もしてますが、いつも以上に有耶無耶な終わりかた。でも、ホラーはよくわからないものこそが最高に恐ろしいと思うのでそれでいいのだとおもいます。
    曰く付きの家を移転してくっつけた奇妙な建物の話。家 というのは本来一番安堵できる場所であるはずなのに、そこが怪異の巣となるとどうしようもなさが募るなあと思いました。
    一話目の黒の家からしてもう嫌な感じ満々なのですが、次の白の家の章に移ったときにわかる黒の家の真実にまた不気味さが増します。
    白の家の怪異もいやなかんじで、それに続く赤の家の怪異は普通に物凄く怖い。
    青の家がすこしばかり異色かなと思いますが。
    面白かったです。やっぱりこの作者さんのホラーはすごく不気味で、正体が掴めなくて大好きです。

  • 無理やり 幽霊屋敷をつくる
    酔狂な金持ちの道楽なのですが
    そこへ 人を送り込むのが
    本当に嫌らしい趣味です。
    最初は 怪異が怖くて
    読んでても 泣きそうになるのですが
    だんだん 腹が立ってきて!
    こんなに怖いんだから
    金持ちが自分で住め
    と思うぐらい 怖かったです

  • 家で読むのが怖くて、外出先や電車で読んだ

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