浮き世離れの哲学よりも憂き世楽しむ川柳都々逸 (単行本)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050374

作品紹介・あらすじ

「諦めきれぬをどうあきらめた 諦めきれぬとあきらめた」──人の心のありようをうたった都々逸から、「箪笥屋は離れ座敷を嫁の部屋」など、ちょっとエロティックな川柳、破礼句(ばれく)、「世の中ね顔かお金かなのよ」といった回文まで、三五〇余りの句や歌を通して、日本人の心の機微、男女の情愛や性愛の世界を読み解く、不良隠居による「春画的」エッセイ集。

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  • ①二階貸しますお望みならば 下も貸します後家じゃもの ②弱虫がたった一言小っちゃな声で 捨てちゃいやよと言えた晩 ③あの人のどこがいいかと尋ねる人に どこが悪いかと問い返す ④一人笑うて暮らそうよりも 二人涙で暮らしたい ⑤けんかしたときこの子をごらん 仲のよいとき出来た子だ   坂崎重盛 著「浮世離れの哲学よりも 憂き世楽しむ川柳都々逸」、2018.1発行。

  • 庶民の生活の中から生まれた川柳、都々逸三五〇余りを通して、人情の機微、男女の情愛、性愛を読み解くエッセイ集。

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著者プロフィール

坂崎 重盛 (さかざきしげもり)

1942年東京生まれ。千葉大学で造園学・風景計画学を専攻。

横浜市計画局に勤務。退職後、編集者、エッセイストとして活躍。

著書に『神保町「二階世界」巡り 及び其ノ他』『東京煮込み横町評判記』

『季語・歳時記巡礼大全』『名著再会「絵のある」岩波文庫への招待』

『粋人粋筆探訪』『元祖・本家の店めぐり町あるき』。

「THE ALFEE」の坂崎幸之助の叔父。

「2022年 『荷風の庭 庭の荷風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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