三千円の使いかた (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 250
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050701

作品紹介・あらすじ

突然の入院、離婚、介護費用。心配ごとは数あれど、前を向いて生きていたい。女の人生、どう貯めて、どう使う? 70代、50代、30代、20代の御厨家の3代にわたる女性たちの節約ストーリー。

【目次】
第1話 三千円の使いかた
第2話 七十歳のハローワーク
第3話 目指せ、貯金一千万
第4話 費用対効果
第5話 熟年離婚の経済学
第6話 節約家の人々

感想・レビュー・書評

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  • 「三千円の使いかた」って言われて、確かに難しい。ランチだと高く感じるし、気に入った雑貨だと「このくらい、いいか」と使ってしまう。祖母の琴子さんが言う、「人は三千円の使いかたで、人生が決まるのよ」という言葉も、そんな大げさなと思ってたけど、読み進めるとお金との付き合い方を考えさせられる。年齢、性別、立場などバラバラの人たちだけど、「お金」をキーワードに節約、借金、生きがいと、さらに人生観や家族関係まで関わって壮大だけど身近に感じた。
    も一つ琴子さんの「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。」という言葉もあって、改めて「三千円の使いかた」を考えてみようと思った。

  • 小説なんだけれど、お金の使い方、価値観等考えさせられたり自分の事を振り返ったり学ぶ事が色々ありました。

  • お金の教科書のような話だった。女の人生、どう貯めるか、どう使うか。
    登場する御厨家という一つの家族間でも、その経済事情は人生観や価値観にもさまざまに通じており、勉強になることばかりでした。何に三千円を払うかはみんな違うのだ。

    73歳のおばあちゃん、琴子には年金と貯金一千万円があったところで減るばかりなのだ。働いて収入があるというのはやはり心の安定にもなる。
    安月給の夫と結婚し赤ん坊を育てる専業主婦の真帆は節約に余念がない。生活はかつかつだが、愛あふれる家庭で明確な目標を掲げていればなんてことはないんだと思った。
    仲良しのご近所さん、根無し草のようにふらふらと生きる安生はコスパ重視の低燃費で、彼女に結婚を迫られても逃げ続けるばかり。子を持つことがギャンブルなのはその通りだが、たとえコスパ最悪でもそれ以上のものをもたらしてくれることをいずれ彼も知れるといい。
    熟年離婚を考える50代の母。財産分与、慰謝料なぞたかが知れている。たといその年になっても、子がとっくに独立していても、こうもまだまだお金はかかるのだと書かれてしまうと、どっと疲れがでた。笑
    離婚するなら早い方がいいなぁ。
    そして最後。結婚を考えている次女の美帆だが、当の恋人が多額の奨学金を借りていたことが判明。不安になる気持ちはよーくわかる。とても前向きなラストだったが、断言しますけど結婚してもすぐ上手くいかなくなりますよこの二人は。相手の実家がだめだめだ。お金にルーズな人は一生治らない。軽率に借金を繰り返し、その重みも何も根本から理解できないのだ。無いものは無いのに、それを我慢できない根性が許せない。金銭感覚が合わなければ喧嘩も絶えず美帆はすぐ嫌になるだろうし、早いとこ逃げた方がいい!(という明らかに経験者の熱弁)

    お金の問題って身内でも友人でも恋人でも話題にしづらいのに、あまりにヘビーで厄介だ。正直あるに越したことはない上に、どれだけあっても足りないだろう。
    「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。」というおばあちゃんの言葉、今後の教訓にします。

  • 大学を卒業、就職、実家のある東十条から祐天寺へ1人暮らし、今の人生にかなり満足の御厨美帆。節約を指南する元証券の姉・真帆。73歳、夫の遺した貯金1千万をうまく運用したい祖母・琴子。琴子とガーデニング売り場で知り合った自由人・小森安生と付き合うきなり。入院中家事のできない夫に悩む母・智子。そして美帆が結婚を考える相手翔平はー

    ◆家計簿歴24年のくせに「ただ記録してるだけ」の私としてはなるほど勉強になったわ-。それぞれの年代の悩みと前向きさがとても応援したくなる。なにしろ琴子さんカッコイイ。

    誰でもこのまま順調に、ではなくて、いつ病気や怪我で働けなくなるかも、会社がなくなる、切られるかもわからない世の中だけど、「しっかり者の姉」ながらちゃっかり行き過ぎの真帆姉ちゃんも隣の芝生は青く見えたわけだが…旦那さんがいい人で素敵すぎる。それに対比した安生のダメさにガックリだけど、きなりさんの覚悟がカッコイイ。それをすぅっと背中押した琴子さんがMVP。翔平の家族の感覚もびっくりで、あれは結婚に頷けない…と思ったけど、本人はちゃんと色々考えてたんだなぁ。やっぱり、ここでも琴子さんがカッコイイ(笑)

  • お金をキーワードに改めて自分の生き方、人やお金との関わり方…人生の諸々を考えさせられたと共に元気にもしてもらった一冊です。
    いつからでも、どこからでも始められる!その為の準備!
    なにより『お金や節約は人が幸せになるためのもの、それが目的になったらいけない』
    こんな歳になってもまだまだ学ぶ事がいっぱいありますね。
    有意義な人生を送る為、死ぬまで勉強!です。

  • お金に振り回されないことが大事。

  • 色んな理由から節約を心掛けたい家族のそれぞれの話。もっと具体的に「三千円の使い方」が出てくるのかと思ったけどそうではなく、お金に悩んだり先を考えたりしてどうにか出来ないか?をテーマにしている。女性たちは未来に不安を覚え、しっかりと考えてるのに男性側は不倫やら結婚したくないやら奨学金返済で大変やらなのでやっぱり女性の方が現実的なのかもと思わされる。節約は好きなので読んでいて楽しかったし、御厨家のみんなの話も面白かった。お金って1番人を変えるしないと困るもの。しっかり考えないと!と反省させられる部分もあった。

  • 180620
    節約も大事だし、
    でも気持ちが弱るのは良くない。
    気持ちの切り替え方もだいじ。

  • とある家族の、それぞれ年代別に描かれた「幸せな暮らし」のための節約やお金に関する物語。最初から最後まで興味津々で読んでしまいました(*´ェ`*)将来に(金銭面で)不安を感じ、それならこういう節約から…と、小説で書かれていたので楽しく読めました♪そして何より、家族や友達、ご近所さん等の人との繋がりにほっこりさせられるお話★

  • 20180603M予約

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