三千円の使いかた (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
3.60
  • (100)
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  • (35)
  • (10)
本棚登録 : 2555
感想 : 270
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120050701

作品紹介・あらすじ

突然の入院、離婚、介護費用。心配ごとは数あれど、前を向いて生きていたい。女の人生、どう貯めて、どう使う? 70代、50代、30代、20代の御厨家の3代にわたる女性たちの節約ストーリー。

【目次】
第1話 三千円の使いかた
第2話 七十歳のハローワーク
第3話 目指せ、貯金一千万
第4話 費用対効果
第5話 熟年離婚の経済学
第6話 節約家の人々

感想・レビュー・書評

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  • 三千円をどう使うか、それぞれの年代の女性のお金の使い方の連作短編集‥‥そこにはきっとお金の賢い使い方が書かれているに違いない‥‥と勝手に思い込み読み始めました。
    読み終わって感じるのは、大事なのは使い方というよりも向き合い方なのではないかということです。
    お金は生きていく上でなくてはならないもの、とても大切なもの。そしてお金は家族と使うもの。お金のことを考えることはすなわち家族のことを考えることです。
    もちろん一人で生きていく人もいると思います。
    どう生きるにしても、お金とどう向き合うかということは、自分の人生にどう向き合うかということなのだと思いました。
    どのように賢く貯めたか、ということよりも、自分はどんなふうに生きていきたいのか?と問われているような一冊でした。

  • 原田ひ香さん、初読み。女性目線で見る金銭感覚、節約方法、旦那・彼氏への考え、結婚観、色んな目線が面白かった。さらに我が妻に「面倒な旦那だ!」と思われていないか心配にもなる。おばあちゃん73歳でパート仕事はホッコリできた。彼氏が大学奨学金500万(利息込700万)を返金しなくてはならないことが分かったら結婚をどうする?アメリカでは1千万超えは子の責任だけど、日本では子の責任か?自分は奨学金を借りたけどありがたい制度で免除。裕福・幸福かどうかはお金だけでは評価できない。でも人生は楽しめるだけ楽しみたいけどね。

    • ポプラ並木さん
      こんにちは!実は15年間、大学・研究所で働いたら、免除になる制度があるんですよ。でも今はなくなってしまって、私の代でこの制度hなくなってしま...
      こんにちは!実は15年間、大学・研究所で働いたら、免除になる制度があるんですよ。でも今はなくなってしまって、私の代でこの制度hなくなってしまいました。私はラッキー、後の人は残念ですよね。大学4年間、大学院修士2年、博士3年で最高額は2000万円。これがチャラはすごいよね。裏話しで、大学奨学金は使わずにもらっておくだけで、銀行で利子が付くんですよね。さらに!無利子の場合、自宅のローンとして組み込んでいる人は多々。

      この本はとても勉強になるし、最後はほっこりです。読んでほしいな!27人待ちはいい方ですよ。自分は100人待ちがざらでした。感想楽しみ!
      2021/11/04
    • アールグレイさん
      27人、そう、それぐらい待てる。40とか30なんてザラです。
      ・・・ところが、ブクログは新刊情報で教えてくれるから、ひと桁の順番が多くなって...
      27人、そう、それぐらい待てる。40とか30なんてザラです。
      ・・・ところが、ブクログは新刊情報で教えてくれるから、ひと桁の順番が多くなってうれしいけど困っています。
      わざとリクエスト状況を見て遅らせてみたり・・・
      ーーーすごい!その制度はいつまでだったのかと思います。免除されただけ?その分銀行に?
      コメントに書いていいの?まぁ、ポプラ並木さんだもんね。どこの誰かはワカラナイ
      (「= =」)
      2021/11/04
    • ポプラ並木さん
      そうだね。新刊情報は嬉しいです。でも強者が多く、大体人気のある作家さんは100人待ちがほとんどです。自分は授業料+生活費で消えました。。。で...
      そうだね。新刊情報は嬉しいです。でも強者が多く、大体人気のある作家さんは100人待ちがほとんどです。自分は授業料+生活費で消えました。。。でも支払い免除になりました。賢いT大生は使わない人がいるようです!
      2021/11/05
  • 私もそうでした、いや、今もそうですが。
    美帆ちゃん同様、お金を貯めよう!と思って貯金箱を買いに行くタイプ。
    何をどうしたらよいのかわからず無理に節約をして、結局謎のリベンジ消費をしては反省会と称しおやつを食べるシステム。

    説教くさくなくて、綺麗事でもなく、でも現実的にお金のことを物語の中から学べる本でした。
    内容としては奨学金返済や熟年離婚、老後の年金についてなどシビアな案件にも関わらずどことなく悲観的ではない描き方で、あまり気負いせず読むことが出来、前向きになれました。

    新しいタイプのお金についての指南書ではないでしょうか。
    なんのためにお金が必要なのか、何にお金を使うのか。三千円を出して買ったものの価値とは。
    それぞれの年代、生活環境、カテゴリーからのお話、面白かったです。

    そして最後は家族の愛に、ほろりと涙が出ます。

    私も黒船スーコ先生のセミナーに参加したいです…先生、助けてください…笑

  • 現実味があり、身近に感じられる話で面白かった。お金の悩みは人それぞれで、各話の主人公の悩みが参考になったりして、なるほどと思うことが多かった。私だったらどうするんだろうか?と考えながら読んだ。

    第一話で美帆が貯金に目覚めたけど、そのわりには、無駄遣いばかりしていて、「それじゃお金は貯まらないよ」と思わずツッコミを入れてしまった。その美帆も最後には成長して問題と向き合う事ができた。

    それもおばあちゃんの御厨琴子のおかげだと思う。琴子がすごくいい。琴子の叱ったり、元気づけたり、アドバイスがあったからこそ、みんな将来を考える事が出来たと思う。

    この本は去年の秋だったと思うけど、図書館で見たのを最後にずっと本棚になかった。人気のある本だからしょうがないんだけど。この前行った時、本棚で見つけた時の喜びはすごかった。そしてやっと読めて、すごく幸せ。

  • 実ははじめて読んだ作家さん

    ずっと気になってたのを
    やっと読むことができました

    わかりやすくて、読みやすかったです(^^)


    最近はこの手の
    結婚、お金、熟年夫婦、
    老後のことなどについて書かれてる
    現実と向き合う感じの本をよく手に取ります


    自分自身も生活を見直したいと
    思っているのか、
    今後を不安に思っているのか…?


    冒頭の3000円の使い方で
    その人がわかるっていう話は
    よく言えてるなと思いました


    この話は連続短編の形になっていて
    一編ごとできちんと解決するわけではないが
    別の章でその後の様子がわかったりして
    それもよかったです
    また、自分が思ってる自分の姿と
    人から思われてる姿の違いも面白かった


    最終章はホロリときました

    他の作品も読んでみたいです
     


  • 冒頭に
    人は三千円の使い方で人生が決まるよと祖母は言った。
    全てここにおさまってる。蓋し名言

    How to本ではない
    お金にまつわる話を含めて
    人の生き方が書かれている。
    御厨美帆とその家族のはなし。「取り巻く人も」
    どれも暖かいし
    真実が解かれている

    わが娘のことで恐縮だけど
    ある時節約の話になったとき、
    節約、節約というより楽しくしたいことをして生きたいと言った
    事実したいことをして楽しく暮らしている家族と「夫、娘」「嫁ぎ先に恵まれていることも否めないが」
    確かに
    そのときなるほどと思った。

    ここにも本文よりー
    人生にはどうにもならないことがたくさるある。例えば、年齢、病気、性別、時間…
    ある種の借金もその一つなんじゃないかと思うのです。だったら
    借金がある私たちが幸せになれない
    なんてことはおかしくないでしょうか?

    お金や節約は、人が幸せになるためのもの、それが目的になったらいけない。

    そう!!何のために生きる?
    人は幸せになるために生きる
    大きな目的を忘れたらいけない。
    同意します。「我が意をえたり」です。

  • 御厨家3世代に渡るお話。6話の短編に分かれているけど祖母、母、姉、妹それぞれの視点から見た話で通じていて共感できる部分も多くおもしろかったです。
    家計簿の大切さを改めて感じました。私も手帳に使った金額やかかる予定の金額を書き込んでいるのでこれだけでも違うんだなぁ〜となんか安心しました。
    最後の6話は、家族の温かさを感じ泣けてしまいました。
    なにが正解かは、わからないけどなんか勇気が湧いて前向きに生きていかなきゃ!と思えた1冊でした。
    やっぱり原田ひ香さんのお話は、好きだなぁ〜。

  • ブク友さんたちの本棚で見かけたのをきっかけに、初めての原田ひ香さん。

    美帆さん目線の「第1話 三千円の使い方」、姉の真帆さん目線の「第3話 目指せ!貯金一千万!」は、読んでいてチクチクした。
    我が家も将来の学費のことを考えると貯蓄しないといけないのだけど、出ていくのは簡単なのに貯めるのが難しくて、この数年考えるとどん詰まりになるので避けていたことに気づいてしまったから。

    給料が劇的に上がるわけでもない。
    在宅勤務のおかげで服飾費や化粧品、美容院代などがぐっと減ったし、旅行代なんて0。
    数年前から所有欲のある本を図書館利用に切り替えたのに...
    習い事や進学、すぐサイズアウトする洋服や靴など、出ていく物の多いこと!
    そしてあっという間に出ていくこと!!涙~

    今も入学式用の私の洋服と、子供の体操服などなど、購入するものを前に背筋がヒヤッとしているところ。
    黒船スーコさんに私も相談したい!!

    この本では、琴子さんが良かった。
    73歳で和菓子やさんのパートをするのはもちろん、
    費用対効果なんぞ言い出した、ふわふわした安生の頭をポカッとやるところ。
    真帆の結婚話の家族会議に呼ばれて頼りなる存在であること。
    素敵だなぁ!

    最後の「お金や節約は、人が幸せになるためのもの。それが目的になったらいけない。」には大いに共感した。
    さて、明日からどうやってお金と付き合おう?

  • お金ってやっぱり生きてく上では
    とっても重要で軽く考えてはいけない事だけど、
    闇雲に自分の未来を悲観して
    節約節約って自分を追い込むと
    人生そのものもつまらなくなってしまう。
    旅行行きたいとか、これが欲しいとか
    何か目標があって、それを実現するために
    無理なく、できれば節約している事も
    楽しめたらとっても素敵な事だって
    教えてもらえた

  • 隣の芝生は青く見える。人にはそれぞれ事情があり、何を優先するかは、その人次第。

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著者プロフィール

原田ひ香一九七〇年神奈川県生まれ。二〇〇六年「リトルプリンセス二号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。他の著書に「三人屋」シリーズ(実業之日本社)、「ランチ酒」シリーズ(祥伝社)など多数。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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