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Amazon.co.jp ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784120050763
作品紹介・あらすじ
自然の合理性を信じるか、それとも神を信じるか――。
AI(人工知能)の急進展により、科学と宗教の関係は新たな局面を迎えている。両者の「対立と融和」の歴史を辿り、未来を展望するための11の視座。
目次
序 科学と宗教の交錯 金子務
第1部
第1章 世界宗教と科学 伊東俊太郎第2章 キリスト教以前の科学と宗教 山口義久第3章 ガリレオ裁判の真実 田中一郎第4章 人類文明史の再構築から 嶋田義仁第5章 イスラームと科学技術 三村太郎
第2部
第6章 宗教と科学の融和と拒絶 正木晃第7章 原始仏教における知と信 植木雅俊第8章 脳と心と無意識 前野隆司第9章 鈴木大拙・折口信夫・宮沢賢治 安藤礼二第10章 日本文化における知と技と信 荒川紘第11章 内村鑑三による科学とキリスト教
感想・レビュー・書評
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いくつか面白い章があったが、複数の著者の短文の寄せ集めなのでテーマを深掘りできていない。
内容は科学と宗教に関する哲学というより科学と宗教の関係の歴史が主。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
序章: 科学と宗教の交錯
本書は、科学と宗教の関係についての考察から始まります。特に、現代科学の進展が宗教観に与える影響と、科学的探求が宗教的信念とどのように交わるかに焦点を当てています。特に、量子力学や宇宙論の進展が宗教的な枠組みに与える挑戦について言及されています。科学は新たな神々を生み出す可能性があり、この点で「シンギュラリティ問題」が重要とされています。
ガリレオ裁判の真実
本書では、ガリレオ・ガリレイの裁判に関する詳細な分析が行われています。ガリレオは、地動説を支持する観測結果を持ち出しましたが、宗教的な教義と衝突し、異端として告発されました。教会の側は、聖書の解釈に基づき、地球が宇宙の中心であるという立場を堅持しました。この部分では、信仰と科学の対立の象徴的な事例としてガリレオの裁判が強調されています。
乾燥地文明における帝国と宗教の形成
乾燥地文明の形成と宗教の役割についても言及されています。特に、アフロ・ユーラシア内陸の乾燥地域における交易が、帝国と宗教の発展に大きな影響を与えたことが説明されています。交易都市は世界宗教の拠点となり、普遍的な倫理観を育んできました。
イスラームと科学技術
アッバース朝におけるギリシャ科学の重要性が強調されています。この時期、科学は宗教的な信念と結びつき、異教徒の知識を取り入れることで発展しました。特に、プトレマイオスの天文学が再評価され、観測技術が向上したことが述べられています。
宗教と科学の融和と拒絶
本書では、宗教と科学の両者がどのように共存し得るか、または対立するかについても議論されています。特に、科学的発見が既存の宗教的信念をどのように挑戦するか、そして新たな価値観の形成にどのように寄与するかが重要なテーマです。
脳と心と無意識
脳科学と仏教の関係についても触れられています。特に、意識の構造や無意識の重要性について、脳科学の最近の知見が仏教の教えとどのように交わるかが考察されています。
内村鑑三による科学とキリスト教
内村鑑三の信仰と科学に関する考え方が紹介されており、彼の人生における信仰の変遷と、科学との関係が詳細に述べられています。特に、ダーウィンの進化論がキリスト教信仰に与えた影響についての考察が行われています。
結論
本書は、科学と宗教の関係に関する多面的な視点を提供しており、それぞれの章で異なるテーマが詳細に探求されています。科学と宗教はしばしば対立するものと見なされますが、著者はこれらの相互作用や共存の可能性についても考察しています。 -
無神論については、ごく短く、批判的に触れている(p.12)。
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AIの急進展により、科学と宗教の関係は新たな局面を迎えた。両者の「対立と融和」の歴史を辿り、未来を展望するための11の視座
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