絵とはなにか

制作 : 長谷川 宏 
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 27
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120051678

作品紹介・あらすじ

斬新な、独創性に満ちた労作だ
――エルンスト・ゴンブリッチ●訳者より 19世紀から20世紀にかけて、西洋美術はこれまでに経験したことがないような巨大な変化にさらされる。形の定まらぬ朝もやを絵にしたモネの《印象、日の出》、物の断片が無秩序に画面に散らばるキュビスム絵画、寝かせたカンバスに絵具をしたたらせたポロックのアクション・ペインティング――変化はとどまる所を知らず、絵の存在が危なくなるほどに尖鋭化する。本書の表題「絵とはなにか」は、そうした変化に寄りそいつつ、激流のなかで改めて絵のありかを問い質そうとする作者の強い姿勢を示すものだ。
 近代(モダン)からポストモダンへと変化を重ねてきた絵を、それ以前の数千年の歴史を踏まえて広く視野の下におさめようとしたとき、著者ジュリアン・ベルの目に大きく見えてきたのが「再現」という概念だった。物や出来事や物語を「再現」するものであった絵が、そうでないものになろうとしたのがここ200年の大変化なのではないか。絵の変化を問いつつ、著者は同時に、絵の精神を、絵の本質を問おうというのだ。
――長谷川宏●古代から2000年代の現代アートまで、多数のカラー図版で具体例を挙げながら、近代に大きく変化した芸術の価値観を問い直す。根源的だからこそ新鮮な絵の見方を示す、刺激に満ちた芸術思想史。
目 次はじめに第一章 図像としるし
第二章 見ることと知ること第三章 形と時間第四章 表 現第五章 芸術のもつさまざまな意味
第六章 再 現

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の新刊コーナーで見つけ,翻訳がかつて著者買いしていた哲学者の長谷川宏さんだったので迷わず借りる.時間の関係で第1章のみを精読.

    ・絵画を歴史と哲学の両方の観点から,自らもガチな画家というアーティストの著者が論じているのだけれど,論考の深度,懐の深さが途方もなく深くて圧倒される.
    ・長谷川氏の翻訳が言わずもがなスバラシイ
    ・3世紀はなれた中国とヨーロッパの絵画の差異,絵画に描かれた対象から観られることについて,ホックニーを引用しながら論じるとか,グッとくる

    というわけで,あらためて借りて読むべし.

  • 人は絵をどう見てきたか。印象派から現代アートまで、近代に大きく変化した芸術の価値観を問い直す刺激に満ちた書。カラー図版多数。

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