これでもいいのだ (単行本)

  • 中央公論新社
4.17
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本棚登録 : 236
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120052576

作品紹介・あらすじ

思ってた未来とは違うけど、これはこれで、いい感じ。疲れた心にじんわりしみこむエッセイ66篇。


私だってモデルサイズ/「女子アナ」が勝利するとき/私の私による私のためのオバさん宣言/コンプレックスと欲のバランス/初々しい、男たちのダイエット/ありもの恨み/選択的おひとり様マザー/「一生モノ」とは言うけれど/勉強しておけばよかった ほか。


――私たち、これでもいいのだ!

感想・レビュー・書評

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  • 大好きなジェーン・スーさん。面白い。「コンプレックスと欲のバランス」のところしっくりきたなあ。わたしはスーさんほど不器用ではないというか、器用ではないし能力も高くないし自慢できるポイントはそんなにないけどめちゃくちゃに自己肯定感が強いのでウルトラハッピーに生きていますが、だからと言ってなにも悩まないというわけではない。なにが正解か間違いかはわからないけど、正解にも間違いにもなる可能性はあるし、もうそれなら自分で自分をハッピーに保つしかない。よく考えて、楽しく、毎日ハッピーな大人になっていきたい。

  • 40代の今が人生で一番楽しい。20代30代の焦りやジタバタが何だったんだろうと思うほど。けれどもソフトの楽しさと反比例しハードは経年劣化でさすがにガタが来始めた。飲み会はサクッと短めがいいし疲れがなかなか取れなくなってる。そんな愉しさとちょっぴりの切なさが錯綜する40代代表のジェーン・スーの言葉はそうだよそうなんだよ!よくぞ言ってくれたと心の中で小さく拳を振り上げる。
    親、女友達、パートナー。人との関わりも若い頃とは変わってくる。育児や介護など自分だけの日常に他者の世話が介入してくる。"大人だってたまには背中をさすってほしくなるときだってあるのだ'
    そんな気分の時にジェーン・スーの言葉がストンと腹に落ちてくる。そしてあぁ大人になったよかったなと思えるんだ。

    楽しかった一冊の旅の「おわりに」を読んでまたグッと来る自分がいる。

  • ジェーン・スーさんの作品はこれで2冊目です。
    毎日聞いているTBSラジオ「ジェーン・スー 生活は躍る」で
    新刊の本が紹介されたり、ツイッターでも紹介されていて
    面白そうだったので手に取りました。

    40半ばになりそろそろ人生を振り返ってみたり、
    これからの人生を考えてみたりすると
    仕事、健康、親の介護などと考えることは沢山あり、
    それに対して焦りや不安は募るばかりの世代です。
    けれどスーさんらしくそれをプラス思考で考えられていて、
    同じ悩みをこんな風に違う方向から考えてみたら
    もっと楽になると思えて読んでいてとても痛快でした。

    第1章 女友達は、唯一元本割れしない財産である
    第2章 中年女たちよ、人生の舵をとれ
    第3章 世の中には物語があふれている
    第4章 大人だって傷付いている

    読み進めていくごとに共感と同時に「うんうん」と
    頷けることばかりでツイッターのいいねボタンではないですが、
    共感をするボタンをどんどんと押したくなる気持ちでした。

    第3~4章では共感することばかりで、
    まるで自分のことを全部書かれているかのような
    心境になり、ここでこんなに書いてくれたかと思うと
    胸がすっとした思いになりました。
    大人にだって、子どものしっぽが残っている。
    誰かに安心させてほしくなる時だってあるというのが、
    本当にくじけてしまった時に「大丈夫」だと言って欲しいのが
    よく表現されていて心にジーンときてほろりとさせられました。

    若い頃には歳を重ねることにそれ程抵抗がなかったですが、
    歳を重ねるごとに女性はその環境に応じて、
    妻、母親、おばさん、おばあちゃんなどを名前が変化していきます。
    それが良いと思える時もあれば時と場合によっては
    その枠に縛られてしまい時々嫌な思いをする時があります。
    特に女性ならばオバサンと呼ばれるのが
    嫌になる時があり、もう自分も相当な年頃になっていても
    オバサンと他人から呼ばれたら嫌な思いをすることもあります。
    けれどこの作品の中での考え方に変えてみると、
    オバサンと呼ばれるのも悪くはないなと
    自分に言い聞かせることが出来ました。

    もうここまで十分に様々な経験をしてきたのだから、
    その経験を糧にして自分流に生きていくのが
    良いのではないかと思えてとても楽な気持ちになりました。
    あとは現役のアップデートを怠らないようにと。

    スーさんよりも少しお姉さんの世代ですが、
    流行った音楽、アイドル、ニュースなどが殆ど
    同じなので
    この作品の中で登場するものが懐かしくて昔の思い出が
    走馬灯のように出てきました。

    これからどのくらいの人生か分からないですが、
    自分の好きなように自由に生きて
    「これでもいいのだ」と言えるような人生を送りたいと思いました。

    一つ願うことが出来るのならば、
    ベビーカーを押している母親が謝罪ばかりしているような
    光景が多くなっている世の中にはなって欲しくはないので、
    ベビーカーを押している母親を見つけた時には
    そっと優しい声や手を携えてあげあられるような
    世の中になって欲しいと思いました。

    表紙の帯にも書かれていますが、
    まさに疲れた心にじんわりと沁みるエッセイ集で
    また自分に疲れてしまったらこの本を再読したいと思える一冊です。

  • 2020/01/13リクエスト

  • スーさんコラムオンリーの1冊は久しぶりだろうか。クリスマス前の発売告知に胸が躍った。
    表紙と挿絵のイラストが可愛い!表紙は金箔もあるし!!
    そしていつもスーさんのタイトルがツボ。これで「も」いいのだ。どんな読み手でもどんな心境でもいいんだよ、という受け入れ態勢の寛容さ。

    今回は
    第1章 女友達は、唯一元本割れしない財産である
    第2章 中年女たちよ、人生の舵をとれ
    第3章 世の中には物語があふれている
    第4章 大人だって傷付いている
    おわりに
    から構成されているので、いつもとは違う読み進め方をしてみた。気になった所から読んでいこうと。
    章毎にページの色が変わるのも読んでいて楽しい。

    エンターテインメントは命の糧
    を一番最初に読んだ。SMAP解散話だったけど、すみませんがJanneに置き換えて。

    全て読み終えてから心に残ったのは、
    ゴッドマザーを頼まれて
    私の私による私のためのオバさん宣言
    我が家の「賢者の贈り物」
    それぞれの背景
    “現役”のアップデート
    生きる糧の更新
    スタンプカードの罪
    「性格が良い」とはどういうことか
    「大丈夫だよ」と言ってほしかった
    生きてさえいれば

    白黒つけがちな自分に「これでもいいのだ」と呪文を唱えよう。

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著者プロフィール

1973年、東京生まれの日本人。作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」のMCを務める。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』で第31回講談社エッセイ賞を受賞。著書に『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』『女の甲冑、着たり脱いだり毎日が戦なり。』『今夜もカネで解決だ』『生きるとか死ぬとか父親とか』『私がオバさんになったよ』、中野信子との共著に『女に生まれてモヤってる!』など。

「2020年 『これでもいいのだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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