綴る女-評伝・宮尾登美子 (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 103
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784120052699

作品紹介・あらすじ

高知の遊郭で芸妓紹介業を営む父と愛人の間に生まれる。実母は女義太夫。12歳で父母が離別し、義母に育てられる。1944年、国民学校の同僚の教師と結婚。同年、満蒙開拓団の一員として家族で満洲に渡る――。
こうした自らの前半生に材を取った『櫂』『陽暉楼』『寒椿』『鬼龍院花子の生涯』『朱夏』『春燈』などの自伝的な小説で、ベストセラー作家となった宮尾登美子。生前宮尾と親しく、『白蓮れんれん』などで女性の人生を鮮やかにあぶり出してきた著者が、昭和と平成を代表する「国民的作家」の波瀾万丈の生涯に迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 林先生がしれーっと
    「いいことばかり書いてる伝記ってありますか」
    というように 林節悪口も もちろんあります
    でも 割とマイルドだったと思います
    宮尾先生の嫌われる部分も
    いい意味でお嬢様気質だった ということで
    落として上げるという愛を感じました

  • 宮尾登美子、私も一時期夢中になって読みました。

    しかし、林真理子ほど、意地悪なものの書き方が板についている人はいないと思う。瀬戸内寂聴さんにもそう言われている。
    繰り返し宮尾登美子の美貌について触れているが、相変わらず林真理子はそういうことへのこだわりが強いのねぇ、と感じた。
    の割に、林さん自身は見るたび残念な感じだけど。
    宮尾登美子があの世でこの本を読んだなら
    「なめたらいかんぜよ」
    と言う、小説の中にはなかったせりふを本当に吐きそう。

  • 宮尾登美子さんの作品では映画『序の舞』を10年前の秋にレンタルで見ました。
    東京&京都に上村松園展を見にいくことになっていて、予習に。

    名取裕子さんがいやらしい中年の男性と寝る役、
    それも上半身裸というのに衝撃を受けました。
    当時名取さんは26歳、清純派だったそうです。
    いまなら渡辺麻友さんみたいな感じ?

    そのシーンが上村松園さんの人生と重なり
    女がプロとして頑張っていくのは
    すごい覚悟がいるんだなと思ったものです。

    しかしこの林真理子さんの本によると
    「松園の実像とちがう」と遺族のひんしゅくをかっていたそう。
    ただ、朝日新聞の夕刊に連載されていた当時
    「若いOLが会社から帰宅して夕刊を玄関でひろげ
    まっさきに『序の舞』を読む」と
    ファンレターがたくさんきたそうで、
    上村松園さん人気に拍車をかけたのではないかと思う私でした。

    私が宮尾登美子さんに関わったのはこの作品だけですが、他の作品を知らなくてもこの本はとても面白かったです。
    作家とその周囲の世界。
    林真理子さんならでは。

    宮尾さんの作品いろいろ読んでみたいです。

    *・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*

    6月1日追記

    渡辺麻友さんは先月引退していました。
    どうぞお元気で。

  • 林真理子のエッセイは読後感が嫌な気分になるが、伝記物は好きだったので呼んでみた。
    が、これは小説ではないからか、ただの悪口にしか感じられない。
    尊敬、大好きと言う割に宮尾登美子を下げる事ばかり。
    書かれた宮尾登美子を嫌いになってしまうような書かれ方だった。
    anan辺りで読んでいた自慢と悪口のエッセイとなんら変わりなかった。

  • 2020.07.19 図書館

  • 宮尾登美子の作品をもっと読んでるともっと楽しめだと思う!それでも興味深い話がたくさんあった

  • 丹念な取材。宮尾登美子さん自身が題材としてとても面白かった。

  • 作中に(編集部注 現在の○○市)みたいな箇所がいくつかみられましたが、なぜ?
    なぜ「編集部注」なのかな?現役の作家の作品では見たことがない気がします。気になります。私の勉強不足なのかもしれないですが。。。

  • →「林真理子が閣、宮尾登美子の評伝」
    https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/5d17c80c7315186f4b5f7760f54cd376

  • 久しぶりの林真理子。

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著者プロフィール

林 真理子(はやし まりこ)
1954年、山梨県山梨市生まれ。山梨県立日川高等学校を経て、日本大学藝術学部文芸学科を卒業。コピーライターとして活動後、1982年エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』が、デビュー作ながら話題になる。1986年『最終便に間に合えば』『京都まで』で直木賞を受賞。現在、直木賞、講談社エッセイ賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、毎日出版文化賞の選考委員を務めている。2019年4月1日の新元号の決定・公表に先立ち、原案への意見を聴く有識者懇談会のメンバーにも選ばれた。またマーガレット・ミッチェルの名作『風と共に去りぬ』を、主人公のスカーレット・オハラの一人称で描くという大胆に超訳!現在も文芸誌「きらら」にて連載中(小学館文庫より2019年10月より順次刊行の予定)。

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