- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120053634
作品紹介・あらすじ
外出制限、リモートワークにとまどう毎日。
日常を見直し、自分のペースを発見するチャンスかも?
変化に応じても、ぶれない心の持ち方を提案。
感想・レビュー・書評
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岸本葉子さんが昨年から今年秋まで
あちこちに書き綴ったエッセイをまとめたもの。
「詐欺にあった」とか、「電化製品が動かなくなり問い合わせたら
たらい回しに」とか興味深いものが
たくさんありますが、メインは「コロナ禍」
日経新聞の生活情報面での連載。
感染拡大当初は迷いがあったそうです。
「世の中のどこもかしこもコロナ。
ほっと一息つける場所を読者に提供すべきか、と。」
しかし新聞社の人の助言。
「新聞は今を伝えると同時に
記録という性質も持つ
ニュースは一面の記事で残るが
そのときの気分や生活実感は残りにくい」
というわけで、当時のありのままを書いたエッセイ
こういう本が早く出るといいなと思っていたので
日経にも岸本さんにも感謝です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コロナ禍での過ごし方、日常がかわってしまった瞬間がエッセイとなって
綴られてる。
コロナが流行し出した時、
とても忙しくて自分の生活に向き合ってなかった分、
記憶が曖昧だったけど
これを読んで
そういえばあの頃は大変だったなぁと思い出せた。
はやく思い出になってほしいですね… -
新型コロナが感染拡大し始めた頃からの短いエッセイを集めた本。
マスクやトイレットペーパー不足からマスクや手洗いでの肌荒れ等、感染拡大が理由で起こるあれこれとその時の気持ちが書かれています。
当時の自分の気持ちや世間の様子を思い出し、色々と共感しながら読みました。 -
ハンカチでマスク、私も使ってたなあ、、、
コロナも日常になった今、懐かしさを感じてしまう。 -
コロナが感染拡大し始めてからのエッセイを中心に83篇収録。
ネット通販詐欺にあった岸本さん。
私も今年注文していない大型のスポーツ器具が突然代引きで自宅へ届き慄いたが詐欺の手口もどんどん巧妙になっているので注意せねばと思う。
歯の詰め物が取れた瞬間を書いた「歯医者で学ぶ」はあるある。
あの時のなんとも言い難い絶望感、先日経験したばかりで甚く共感する。
手を洗う回数が増え皮脂量は落ちるが巣籠りによる運動不足で皮下脂肪は溜る一方に思わず苦笑。
withコロナ、コロナと共存なんてしたくないけれど心は健康でありたいと思えた。 -
いわゆるエッセイ。
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筆者のエッセイ脳を読んでから彼女のエッセイを読んでみたいと思い図書館で借りた。エッセイ脳では、エッセイの一番伝えたいところは起承転結の転、「えー、そうなんだ!」であるとあったけれど、今回のエッセイは1本1本が短いせいかえーそうなんだあまりなく。ただ、コロナ禍のうんうん、あるあるがたくさん。こういう時代だから、えーそうなんだがなくとも、共感だけで心温まる。筆者の人柄が、好き。
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著者のゆるい感じのエッセイ(あるある話)は好きで、日経新聞(木)夕刊の連載を楽しみにしています。
しかし、本書はコロナ禍の話ばかりで、ジムの話、マスクの話、パソコンやスマホのトラブルの話など、確かにあるあるではあるけれど、くどいくらい似たような話ばかりでつまらなかったです。コロナで著者の日々体験の幅も狭くなったからと思えば、仕方ないのかな?とも思いながら。次に期待します。