ばあさんは15歳

  • 中央公論新社 (2021年1月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784120053771

作品紹介・あらすじ

孫娘と頑固ばあさん

2019年と1963年をまたぐ

二人の冒険の行く先は?


 
高校入学を目前に、ふとした異変で

昭和にタイムスリップしてしまった菜緒。

時はオリンピック前年。

口が悪く愛想なしの祖母を相棒に

東京タワーから始まる物語は

思わぬ出会いと発見にあふれて――



やがて明らかになる、ばあさんの封印された過去。

取り返しのつかない出来事を、

菜緒は覆すことができるのか!?



愉快で爽快、ラストに涙が待っている。

阿川佐和子の最新小説



装画・挿絵 石川えりこ

感想・レビュー・書評

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  • 孫娘とちょっと頑固なお婆さんの冒険的ストーリー。

    孫娘の高校合格のお祝いに東京タワーへと出かけ、エレベーターを降りたらそこは、昭和だった。

    面白くて愉快で、ちょっぴり哀愁漂ってあっというまにタイムスリップしてしまった感あり。

    孫娘が見るお婆さんの学生時代。

    自分とリンクして見ればちょっと胸が熱くなる。

  • 「おちゃめな孫娘と頑固ばあさんが、時をまたいで大奮闘。笑いと涙の冒険物語」
    の帯と、阿川佐和子さんにひかれて衝動買い。
    これ、軽い読み心地でおもしろかったです。

    頑固ばあさんと孫の菜緒のコンビがいい味出してました。
    東京タワー観光中に、まさかの二人でタイムスリップ!平成から昭和へ。
    元の時代へ戻れるかの不安はあるけど、それとは別に、若い頃の家族に会うって興味津々でワクワクします。

    現代と違って不便だと言いながらも、人との距離感が近く、出会う人たちがみんな親切なことに感動を覚える菜緒。
    取りあえずの居場所を見つけるけども、おばあさんの様子がどうもおかしい…。

    二人は無事元の時代へに戻れるのか…?
    おばあさんが過去でやらないといけないこととは?

    笑いあり、しんみりあり、爽やかなラスト。
    「涙」まではいかないけど、意外な展開にニンマリ笑顔になる。
    祖母と孫の関係の変化も微笑ましい。
    457ページと厚みはあるけど、読みやすい文章で最後までスイスイ楽しく読めました。

  • 高校進学が決まった菜緒は、合格祝いに祖母と東京タワーへ行く。タワーのエレベーターが一時停止をし、驚くが無事地上に降りてこられた。しかし、タワーの外はなんだかおかしい。高い建物はなく、都電やトロリーバスが走っている。菜緒と祖母は、昭和38年へタイムスリップしてしまったのだ。

    ドタバタとしたタイムスリップ冒険譚といったところか。阿川佐和子のエッセイが好きなので、小説もと思い読んでみたのだが、エッセイのほうが良かったかな?

  • 平成から昭和にタイムスリップした、祖母と孫娘の話。とはいえ、阿川さんらしく8割のユーモアを交えながらも人間関係の機微や時代風景を余すとこなく描いてて最後はお決まりの涙(苦笑)実は認知を患ったおばあさんの話かと思った自分が恥ずかしい。

  • 阿川さんだから借りてみたけれど、思ったよりもラノベ調でした。その分読み易くサッサと読了。タイムトラベルものとしては、過去の若い本人と直接やりとりこそしないものの同時に存在しているのが斬新。昭和パートに出てくる気が良いけれど詮索好きな双子の清子さんと勝子さんやみど里さん、それと主人公奈緒の幼馴染でいいヤツ西原について、もっといろいろ書きこんでほしかった。挿絵(石川えりこさん)が素敵でした。

  •  面白かった。
    タイムスリップ。
    明るく楽しく読みやすかった。

  • さくっとタイムスリップしちゃうなぁ。
    そのあたりは軽く流して読むがよし。

    偏屈な祖母と東京タワーに出かけたら
    祖母が15歳の頃、昭和の東京にタイムスリップ。
    仕出し屋だった自分の家に
    「田舎から出てきた迷子の祖母と孫」として
    一時的に居候させてもらうふたり。

    オリンピックを間近に控えてにぎやかな街。
    家で働く使用人たちとも仲良くなった
    孫の菜穂に対して、祖母は何やら元気がない。
    元の時代に戻る方法を知っても
    やることがあるから戻りたくないと言い出して…。

    新聞小説の時の挿絵が
    ちょこちょこと載っていて、うれしい。
    新聞小説の魅力は「文と絵」の
    相乗効果だと思うのです。

  • タイムトラベル系の小説は色々あれど、
    タイムスリップの方法がとっても簡単で、誰にでもできそうなところがミソだ(笑)
    デロリアンを開発したり、放課後にラベンダーの香りを嗅いだりするのはちょっとチャンスがなさそうだけれど
    これだったら私にもできる。てか今すぐ東京タワーに行っちゃうぞ。

    私の知っている一番古い昭和も、まだほんの少しだけ
    人に対して緩さが残っていた時代だったな。
    でもその10年前になるとこんなに人情だとか人助けだとか当たり前の世の中だったのか。。。
    便利で快適な世の中になって失ったものを
    再確認させられた気がします。

  • 児童文学っぽい感じだったが、新聞連載であればテンポよく読めたであろう。

    コロナ禍の閉塞感の中、この終わり方が妥当でほっとする。

    東京を懐かしむばあさん世代の人には、この本の文字サイズはちょっと小さいのでは・・・?とそれよりちょっと若い世代でも(笑)

  • 前半はなかなか読むのが進まなかったのですが、後半になると話のテンポが良く、早く読みたいと読み進められました。
    昭和の人の優しさ、私は祖母に会いたくなりました。

  • 15歳の孫と祖母が高校入学のお祝いに東京タワーにお出かけし展望タワーから降りてきたら昭和38年にタイムスリップした物語。祖母の実家で過ごさせてもらっているうちに愛着が沸く。

  • タイムスリップのお話。タイムスリップしても今後のことを考えて悲観になるのではなく、むしろ適応性さえある、元気なばあさんと孫娘を応援したくなる。奇をてらった展開はないけど、よかったねぇとほのぼの楽しみながら読めた。

  • 面白いのだけど意外性が少なく、その分読みやすかった。

  • 時は2019年。
    高校進学祝いに東京タワーを訪れた15歳の内村菜緒と母方の祖母・山口和の二人。

    突如停止したエレベーターが再び動き出し、地上に降りてみればそこは1963年、昭和38年の日本と、どっぷりタイムスリップ物。

    軽快な文章とテンポの良いばあさん&孫の会話にスイスイ読み進める事は出来るが、タイムスリップ物に有り勝ちな、過去を変えたいといった内容は目新しさを感じず残念。

    昔、駅にあった大きな黒板を利用した掲示板など懐かしい描写もあるが最後の手紙のくだりも既視感があって感動出来ず。

    軽いタッチのSFファンタジー。

  • 文中にキンプリに会った、と言うくだりがあった。
    きっと作者はキンプリが息の長いグループ、10年後も20年後も認識されるワードとして使ったのだと思い、キンプリって何?ってなるのかしら、といらぬ心配をしつつ読んでいる。
    コロナにも触れてある。
    今、読むにはよいかも。
    ストーリーは勢いよく進み、タイムスリップもまぁよし。
    もう少し仕掛けがあってもよかったような。

  • 2019年から1963年にGO!
    あわあわするよ、おばあさんが一緒にいなかったら。
    おばあちゃんが気になっていたことを解消するためのタイムスリップだったのか?

  • 内村菜緒は高校進学祝いとして、祖母の山口和と東京タワーの高速エレベーターに乗った。エレベーターを降りると、ふたりは昭和38年にタイムスリップしていることに気づく。時空を跨ぐ頑固なばあさんと孫娘の大冒険が続く。

  • 2021 11/11

  • さくっと3時間。


    #ばあさんは15歳 #阿川佐和子 #読書記録

    タイムスリップ人情?もの。
    美味しそうで、古き良きで、大団円で。

    ジョブナイル映画にいかがでしょう。

    2020年オリンピック開催を見越しての新聞小説だったのだろう。ラストのコロナ。

    いま、だな。

  • 阿川さんがタイムスリップ系のお話を書かれるとは!

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著者プロフィール

1953年、東京生まれ。慶應義塾大学卒。1999年に檀ふみとの共著『ああ言えばこう食う』(集英社)で講談社エッセイ賞、2000年『ウメ子』(小学館)で坪田譲治文学賞、08年『婚約のあとで』(新潮社)で島清恋愛文学賞を受賞。12年の『聞く力――心をひらく35のヒント』がミリオンセラーとなった。14年、菊池寛賞受賞。近著に『老人初心者の青春』(中央公論新社)、『阿川佐和子のきものチンプンカンプン』(世界文化社)ほかがある。

「2025年 『だいたいしあわせ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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