- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120054600
感想・レビュー・書評
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この手の話苦手なのに読んでしまった。
誰にも共感できない。 -
だめだぁ〜!
高校時代が昔過ぎて
そしてこの子たちとはまた感覚が
違いすぎて読みきれずギブアップ。
私も高校時代はこのカーストで言えば
底辺に近い中流だったかなぁ。
いたよねぇ。トップ集団。
その子たちと仲悪い訳じゃ無かったけど
やっぱりあのキラキラの中にも
ギスギス感が強くてあのグループに
いるのは大変だろうなぁなんて
思ってた記憶があります。
学校生活は世界が狭い。
世界はもっと無限に広いのだ。
おばさんから言わせれば
学校で嫌なことあったら行かないで良い。
今の時代、どうとでもなる。
と、悩んでる子たちには言ってあげたい。
だから虐められてるのなら
逃げて良いと言いたい。
逃げるが勝ちよ!オバさんより 笑 -
スクールカースト、学生時代のいじめ、コロナ禍のストレス/人の行動、被害者心理、加害者の後悔と葛藤…複数のテーマと登場人物が絡まり合う群像劇。
面白くて一気読み。
私は同窓会には行かない派、現に小中高大学と、一度も同窓会には参加していないし、なんなら成人式にも行かなかった。
理由は単純で、そういう集まりを楽しめる自分が想像できないから。
カーストとかはあまり関係なくて、自分自身の問題。
自分が"どの位置にいても"、誰かの近況を聞けば自分の置かれた立場/状況との比較でどうしたって落ち込んだり喜んだり…きっと疲れるだろうなって笑
一生行かないとかではなくて、そんな自分とおさらばできる時になったら行けばいいと思う。
そしてそんな先の未来に同窓会を開いてくれる幹事の方々には感謝しないといけないと思う。100%楽しいだけで幹事やってる人なんて、いないってことも、この本読んだらわかるね。 -
読書備忘録670号。
★★★☆。
せっかくの読書備忘録670号が★3.5・・・。
微妙。笑
北海道の高校、3年6組の生徒たち。
スクールカーストの各階層が登場人物。
学年の最後のイベントとして、10年後に向けてタイムカプセルを埋める。
そして10年後。コロナ禍においてタイムカプセル掘り出しの同窓会が開かれることに・・・。
高校という閉鎖世界で虚構のカーストを築いてきた彼らは、社会という嫌でもヒエラルキーが存在する世界でもがいてきた。そして再会した彼らは大人になったのか?
というお話。
遺言墨とやらのミステリー色がちょいと加味されているが、読後何も残らなかった。
なんで借りることになったんだろう・・・。
ルカさんだったからかなぁ。
加齢と共にどんどん脳みそが腐っていく。涙
まあいいや。 -
クライマックスまでの誘導や伏線の貼り方は絶妙だったのに、最後が盛り上がらない。タイトルも他に付けようがあったんじゃないかと思ってしまう。設定が斬新だっただけに残念。
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雪下まゆさんの表紙に惹かれて読む。
スクールカーストあるある。
日本各地の因習や伝承などオカルト風の本で見た遺言墨は都市伝説なのか?
そのあたりの話題の時には、どうなってしまうのか?ドキドキしながら読んだ。
女子校生の会話は、憶測が多い。
こうなってしまうと、
思春期の人間関係は残酷だと思った。
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クラスカーストを背景にした群像劇。高校最後の学校祭で埋めたタイムカプセルに“遺言墨”で書かれたメッセージがあった。都市伝説に過ぎないと笑いながらも、完全には否定できず疑心暗鬼になっていく。カースト上位と下位の者の当時の行動と現在を交互に描き、いじめの構造に鋭く踏み込む。いわゆる“イヤミス”なのかもしれないが、読後感は悪くなかった。
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数えてみると、登場人物たちは私の一学年上でした。だから余計に親近感。
クラス、学年での序列って確かにあったし、認めてた。一軍女子は一軍男子としか付き合わないし、他クラスの一軍同士はなぜか仲がいい。いじめられていたわけでもないのに、当時を思い出してちょっと苦しくなりました。私も一軍になりたい!と思っていた時があったから。
大学を卒業して社会に出ると、学生時代この人とは話さなかっただろうなーという人が、上司だったり同僚だったり後輩だったり。仕事なんだから嫌でも話すし、給湯室で会えば雑談もする。意外と気が合ったり合わなかったりして、容姿やキャラクターの序列みたいなものが自分の中で消えていく。
高校三年生、当時自分は十分大人だと思っていた。でも歳を重ねて振り返ると本当にちっちゃくて幼くて可愛らしくすらある。今だからスクールカーストなんてバカバカしいと思えるのであって、あの当時そんな思考には至れなかった。
それは仕方ないし、それでいいと思う。でも高校卒業して何年経っても、そんなくだらない物差しでしか自分も人も測れないようじゃ、それは淋しすぎる。自分より下と切り捨てようとした人が自分より思慮深く思いもよらない言葉をくれたり、隣に並んでみたいと思った人が浅はかで幼稚だったり。
今は気付かなくても、ずっと気付けないまま大人になってほしくない。そう当時の自分に伝えたくなる本でした。