歴史というもの

  • 中央公論新社 (2021年10月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784120054679

作品紹介・あらすじ

司馬遼太郎、松本清張との貴重な単行本未収録座談・対談三篇を中心に、歴史と小説をめぐる講演と随筆を収める。【没後三十年記念出版】




■目次


歴史に学ぶ 井上靖


Ⅰ 乱世のさまざまな武将(座談)松本清張×司馬遼太郎×井上靖


Ⅱ 歴史というもの(座談)松本清張×司馬遼太郎×井上靖


Ⅲ 新聞記者と作家(対談)司馬遼太郎×井上靖 


Ⅳ 歴史と小説(講演)井上靖

感想・レビュー・書評

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  • 作家のお三人はリスペクトがすごい。文学者や歴史上の人物のいいところ面白いところ、その根拠を深く観ておられる。

    「一つの時代の役割を果たすとその次はまったく違った型のものが必ず要求されて整理される」
    歴史を担う意識、信長秀吉家康は政治家、歴史的自然力。個人を信じる上杉武田。
    戦国の契約関係。スターシステムでなくなった家康の怖さ。京に出向かなかった家康。
    秀吉の天皇への接近。日本での天皇の在り方。
    名将は皆字が綺麗。茶、乱世にあっても文化への憧れ。
    人間の登り坂の魅力。信長秀吉使う連中を領主として励みを。秀吉個人の魅力で保つ政権とその悲劇。

    歴史は語られて存在するもの。
    歴史の捉え方、書き方伝え方。余白に歴史。
    本質を見る力。新聞で歴史は成立しない。

    才能に対して親切にする歴史。
    現代に師弟の重要性。
    変わるものと変わらせたくない大切なもの
    歴史を伝えるものとしての心得。

  •  いつもの図書館の新着本リストの中で目につきました。
     井上靖氏の講演録と随筆に加えて、司馬遼太郎さん、松本清張さんとの“歴史”をテーマにした対談集が採録されています。
     しかし、井上・司馬・松本各氏の対談というのは“超重量級”ですね。ちなみに、松本清張さんも初期のころ、推理小説を書き始める前にはいくつもの歴史小説を発表しているんですね。

  • 大黒屋光太夫の口述を検討するくだりで、本人が意図して語らなかった事や勘違いを、資料や取材を突き合わせる事によって、確度高い推測にまで辿り着く様は読みどころ。何気なく読んでいる時代ものも、事実前提で書かねばならない制約上、知られざる研鑽があるものだと感心。歴史小説というもの、というタイトルの方が適切だった。もう一つのメイン、司馬遼太郎と松本清張という大物との対談は興味をそそられたが、こちらは分量やテーマが物足りなかった印象。

  • ふむ

  • 司馬遼太郎、松本清張との貴重な単行本未収録座談・対談三篇を中心に、歴史と小説をめぐる講演と随筆を収める。没後三十年記念出版

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著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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