幸村を討て (単行本)

  • 中央公論新社 (2022年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (536ページ) / ISBN・EAN: 9784120055157

作品紹介・あらすじ

直木賞受賞第一作


昌幸、信之、幸村の真田父子と、徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永らの思惑が交錯する大坂の陣――男たちの陰影が鮮やかに照らし出されるミステリアスな戦国万華鏡。


誰も知らない真田幸村

神秘のベールに包まれた武将の謎を、いま最も旬な作家が斬る!


七人の男たちが、口々に叫んだ――幸村を討て!

彼らには、討たなければならないそれぞれの理由が……。

みんなの感想まとめ

歴史の裏側に潜む真実を描いた物語で、真田幸村を中心に大阪の陣を新しい視点から探求しています。多彩な武将たちの思惑が交錯する中、特に兄弟の成長や家族の絆が丁寧に描かれ、読者は彼らの命運に引き込まれます。...

感想・レビュー・書評

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  • 今村翔吾さん「幸村を討て」
    「じんかん」がとても素晴らしかったので立て続けて3作品目に突入。

    舞台は大阪の陣、あの有名な真田幸村の奮闘の影で何が、そして誰がどう関わっていたのか?
    現代まで当時の「真田」の名が何故色濃く残っているのか、その真相が描かれている物語。
    徳川家康や伊達政宗を含め6人の大阪の陣の逸話を綴り、その謎に迫る連作短編集。

    まず構成が素晴らしい。
    兄源三郎と弟源二郎の名前に困惑するのだが、各章の間に信幸と信繁の兄弟の幼少期のエピソードを挟み、父昌幸、主君武田信玄との関係がよく分かる。
    真田家の武田家に対する厚い思い、御屋形様と慕う信玄公の愛情と人間味が好感を誘う。

    そして信幸が信之、信繁が幸村へと改名する、この信玄公の「信」真田家の「幸」の字に纏わる二人の命運。
    決死の覚悟の表れが正に「名は体を表す」という字の如く。
    その「名」とその「体」とは何か?という事に見事に準えた作品だった。

    この作品では大阪で戦う幸村の影で江戸にいる信之が黒幕として指示内通していたという物語だったが、さもあり得る話にも感じる。
    こういう突飛な逸話を描ける作者に脱帽。ただの歴史小説と一線を画している。

    物語の佳境、家康と信之が江戸城にて真相を巡り攻防を繰り広げる展開、この両者の立ち回りはお見事としか言いようがない。
    今までの伏線回収にもなりながら、お互いの腹の探りあい、一言一句はき違えられない、その一言一言の間合いもが緊張に飲み込まれる様。
    江戸城での家康と信之のこの向かい合い繰り広げた談義こそが長き戦国時代最後の戦い、即ち平定の幕開けなのだと感じさせられた。
    家康も素晴らしい人物像として描かれており、やはり天下人の器と器量を覗かせて物語は終わる。

    最高だった。
    作者の作品をもっと読みたい。

  • 真田幸村を中心にここまで大阪の陣を分厚く扱った作品は過去ないのでは。
    勇猛果敢なイメージの幸村を、ミステリアスな切り口で描く妙はさすが今村 翔吾といえる。
    信長の野望にハマっている自分としては、武将が出てくるたびにステータス確認をしてしまった笑 ★4.2

    • チャオさん
      そうですね、皆がそれぞれの思いや、信念を持っていて魅力的で、熱かったです。
      そうですね、皆がそれぞれの思いや、信念を持っていて魅力的で、熱かったです。
      2023/03/11
  • 感想はう〜んという感じでした。

  • かなりの大作だったのですがあっと言う間に読み終えてしまいました

    大阪の陣の裏側で仕組まれた真田家の宿願を6人の武将の視点からつまびらかにしていくという構成になっています
    連作短編のような形態も取りつつ終盤に向けてスピード感が上がっていく筆運びは見事としかいいようがありません

    石田三成の人となりを賤ヶ岳の七本槍の視点から描いた傑作『八本目の槍』を読んたときにも感じたんですが今村翔吾さんの描く歴史と相対するときに史実(と言われているもの)とどういう距離感でいればいいのかちょっと悩みますよね

    例えば本作の真田幸村の人物像は史実とはちょっとかけ離れているように思います
    それを本当はそういう人だったんだーと捉えるのかいやこれは今村翔吾さんの創作だよ舞台を借りただけで全く別の人物だよと捉えるのかです
    ちなみに自分は後者で、本作もなるべくこれまでに積み上がった己の中の真田幸村を排除しながら読み進めようとしたのですが…

    まぁ無理ですよねw

    そもそもそんなことをしたら本作が楽しめないし、それだったら真田幸村である必要がないんですよね
    日本人の中にある(ある程度共通してある)真田幸村のイメージを崩すところが物語の面白いところなのに
    本当はこんな企みもあったのかもねってところが面白味なんだよね

    んーでもやっぱり戦国武将好きとしては許せないところがけっこうあるんだよなー
    の割に★5じゃないかって?
    それとこれとは別w(別なんかい!)

  • 第13回大阪ほんま本大賞 

    本編、最初の数ページから既におもしろくてにやけちゃう。
    構成は『八本目の槍』と似ていて、各章で語り手の武将が代わり真田幸村とのエピソードを披露する。
    それが目次も作品紹介も読まずに臨んだので、新たな章になる度に次はこの武将か!と興奮して楽しめて得した気分だった。
    単純に徳川家VS豊臣家ではない武将同士のつながり、戦後最後の戦いへのそれぞれの思惑、忍び同士の戦い、緊迫感のある舌戦、様々な戦いがとにかく熱い。
    作者の盛り上げ方が見事なのも憎いポイント。
    武将たちの心情が明瞭に描かれているだけに、無念で泣いてしまうところも度々あった。
    本の装画もかっこいいし、なんかもう全てエンターテイメント。


  • イクサガミで触発されての再読です。
    エンタメ要素満載の今村さんもいいですがミステリー要素の今村さんも最高です。

    物語は大阪の陣で徳川家康を討ち取るのに後一歩及ばすとなった真田幸村。
    その後、大阪城は陥落、幸村は討死となったが世間での幸村の人気は鰻登りとなる。
    家康は戦の時からの違和感も含め、幸村について調査を始め、幸村に関わった者、5人まで突き止めた。
    その5人の半生と大阪の陣の話が各章に綴られている。

    個人的には毛利勝永の話が好きです。
    戦国の裏切りが当たり前の世の中で約束を守る姿には胸にきます。
    そして、圧巻は最後の家康と信之の畳の上の攻防。
    『幸村を討て』がこんなに重要だったのかが分かり、納得のラストでした。

    この本は何度読んでも楽しめる作品です。

  • 学生時代、歴史の時間が苦手すぎて、教科書を立てて読んでるふりをしながら漫画ばかり読んでいた。
    あの頃「幸村を討て」を読んでいたら絶対に歴史が好きになってた思う。

    おもしろかったー!
    戦国時代最後の戦いであり徳川と豊臣の最終決戦、大阪の戦い。

    それぞれの武将がそれぞれの想いや野望を胸に戦う中で見た真田の姿。物語がラストに向かうにつれ家康が何を恐れ、疑っていたのか、また真田が「何の為に戦うのか」が見えてくる。
    そして迎える、真田と家康の緊迫の対峙。
    すっ、すごい汗汗汗

    史実を軸にしながら、今村翔吾さんの紡ぐ物語に驚いたし感動したし興奮した。
    こんな真田家に出会わせてくれてありがとう。

    「南条の影」がほんとに好き。
    誰が味方で誰が敵かさえも分からない豊臣陣営の中での南条元忠と忍びの弥之三郎の絆に泣かされたっ

    「真田の戦い」
    すご、こわっ、すごっ、こわっの連続
    真田家の血すごっ、信之すごっ、家康こわっ
    もぅドキドキがとまらんかった

    おもしろかったー

  • 緊張感の一冊。

    右も左もわからない物語の戦場にぶち込まれ不安。

    が、やっぱり今村さんは巧い。

    血生臭い時代の武将たちにも熱き血と息を吹き込み丁寧に描き、揺れる心情、幸村との交わり、思惑の交錯を盛り込み、存分にリードし魅了してくれた。

    武力だけでなく知力も物を言う時代、言葉尻一つが己の命運をわける。

    問答一つに対しての瞬時の言葉選びには緊張感と感嘆の吐息。

    終章は特に緊張感溢れる家康と信之の一幕。

    見事な最終戦だ。
    ピンと張り詰めた空気が心離さない。

    思わず、青い空に真田色の赤い絆の線をひとすじ描きたくなる幕閉じに拍手喝采。

  • 直木賞受賞 第一作

    大阪の陣
    勝つ見込みが、一分もない状況で、大阪方に味方するのは、恩顧の為か、それとも、後世に名を残す為か、それとも、手柄を上げ、自己を高く評価させ、徳川方に寝返る為か。

    織田有楽斎・南条元忠・後藤又兵衛・伊達政宗・毛利勝永・そして、徳川家康が、それぞれの思惑で、
    「幸村を討て」と叫ぶ。

    大阪の陣の後、真田昌幸・信之・幸村親子の企みを明らかにしようと、家康と正信は、信之を追い詰めるが、そこは、真田が一枚上手。
    「三度、負けか」と家康が呟く。

    戦国の武と知と思惑が交錯して、壮大な物語となっている。

    奈良県宇陀市にある、後藤又兵衛が、近郷の者に勧められて、枝垂れ桜を手ずから植えた「又兵衛桜」と呼ばれ有名になっている枝垂れ桜に触れているのが、奈良県出身として、ちょっと嬉しい。

  • 「幸村を討て」
    "戦国最後の戦"と呼ばれる戦場で響き渡る漢たちの叫び声。
    様々な感情が交錯する中、死をも覚悟した名だたる武将たちから口々に名を叫ばれ、華々しく散った一人の漢・真田幸村。
    長い乱世が終わりを告げ平穏な世に移り変わろうとも、今尚その名を語り継がれることになろうとは。
    さすがの幸村も予測していなかった…いやそれとも、これも作戦の一つだったということか。
    だとしたらこの戦、幸村の"勝戦"と記憶したい。
    そんなことを思わせる物語。
    今村先生の戦国愛が頁のあちらこちらから溢れ出てくる一冊だった。

    • しずくさん
      本作は読みたい本の一冊にあげています。『じんかん』が印象に残っています。
      先日図書館に予約していた『塞王の楯』が今、手元に入ったばかり。た...
      本作は読みたい本の一冊にあげています。『じんかん』が印象に残っています。
      先日図書館に予約していた『塞王の楯』が今、手元に入ったばかり。たまたま4年前に旅行し、実際の堅固な石垣を見て説明を読んだ時からずっと気になっていたのですが、今村さんに書いてもらい更に驚きました。

      幸村は好きなのでいつか読むつもりです。
      2022/06/09
    • mofuさん
      しずくさん、こんにちは。

      今村先生の作品が好きで、単行本から文庫本まで追いかけています(^.^)
      『じんかん』も良かったですよね〜。
      『塞...
      しずくさん、こんにちは。

      今村先生の作品が好きで、単行本から文庫本まで追いかけています(^.^)
      『じんかん』も良かったですよね〜。
      『塞王の盾』も職人魂に圧倒されました。私も実際の石垣を見てみたいです。
      『幸村を討て』もぜひ読んでみてくださいね。

      コメントをありがとうございました(*^^*)
      2022/06/09
  • 最後感動しました。これまで読んだ今村将吾作品のなかではナンバーワンでした。ちなみにナンバーツーは塞翁の盾。
    真田幸村、名前は知っていたけれど具体的にどんなことをした武将かこれで初めて知ることができた。豊臣側の武将、後藤又兵衛、南条家や毛利勝永などはそれぞれいろんな思いと立場があり、大阪の陣がこんなにドラマチックだったとは思いもよらずどんどん読み進められるのであるがやたらと長く感じた。
    山梨県の死の貝がて出てきますね。しかもその伏線回収がすごい!

  • 構成の妙。幸村と兄との話を間にはさみながら幸村と関わる男たちを描く。
    家康の真田への怯え、有楽斎に不可解な行動、南条の忍びとの関係、又兵衛の功名心、正宗の男気、勝永の秘めた思いが順番に幸村との関係で描かれ、最後に真田信之と家康・正信の勝負で全てを回収する。順に話を熱く盛り上げていき、最後の真田家と家康との緊張感Max勝負で振返りつつ、終息(回収)する。
    見事な展開。非常に面白かった。

  • いかにせん長い…。
    そして私には何が何だか途中から理解できなくなり、8割強過ぎから飛ばし読み。
    長い…。

    毛利勝永という人物を私は知らなかったが、その人と淀殿との話は切なかった。

    大河ドラマの『真田丸』は観たし、大阪に遊びに行った時にひとり街ランをして茶臼山と真田丸跡周辺と大阪城との距離感を体感したこともあったが、本書を読んでも真田幸村の生涯のことを思い出せない。

  • 大阪ほんま本大賞を受賞した評判の本を読んでみた。散々擦られてきた『真田幸村』を題材とした一冊で、期待半分疑い半分で読み始めた。早々に疑いは消え、ハードカバーで500頁を超えるボリュームだったが、どんどん読み進められた。大阪冬の陣・夏の陣を中心にそこに至るまでの流れを、さまざまな人物の視点から描く面白い構成。それぞれの【幸村を討て】が描かれており、最後にはその形で伏線を回収してくるかと爽快感もあった。素晴らしい作品だった。読みながら大河ドラマ『どうする家康』を並行しながら見ていたのでさらに面白く読み切れた!図書館に寄贈した『真田太平記』も、もう一度読み直してみよう。

  • 作者の方がテレビのコメンテーターをやられていたときに、何かおめでたいニュースがあって、コメントしつつ涙されていた姿を拝見して興味を持ちました。
    なかなかの大作でしたが、一気に読了。
    愛がある。 もちろん、全ての登場人物にでは無いけど、愛を感じる。
    枯れ草シニアの心にも響き、胸の奥が熱くなる。
    久々の感覚。
    出会えて良かった一冊になりました。

  • 大阪の陣、戦国最後の戦に賭ける真田信之と信繁(幸村)兄弟の壮大な企みを描く歴史エンタテイメント。

    信玄、秀吉、家康、真田父も子も、
    忍びの者も、とても魅力的に描かれていて
    功名乞食と呼ばれた後藤又兵衛ですら
    愛着が湧いてきた。

    毛利勝永と淀殿のラストは本当に美しく、泣けた。
    (勝永が秀頼の介錯をしたのは史実とのこと)

    それぞれのエピソードは史実に基づいているが
    その裏の策略や思いが
    本当はこうだったのではないか
    と確かに思わせる。

    錚々たる武将の思惑や駆け引きを
    真田兄弟が見事にサラリとぶっ潰していたことが
    最後にハッキリわかる。
    その家康と真田兄とのシーンも素晴らしかった。

    とても分厚い本なのに
    その最後の章を開く時
    あーこれで全て終わってしまうと
    読み終えるのが惜しいくらいだった。

    大河ドラマの影響で
    真田幸村は堺雅人さん
    真田父は草刈正雄さんの顔を思い浮かべながら
    読んでいたが
    なぜか真田信之は大泉洋さんではなかったなー。

  • 【書評】『幸村を討て』今村翔吾著 ゆめゆめご油断召さるな - 産経ニュース
    https://www.sankei.com/article/20220403-GWJCNNTZXRLX3GOZYLQYFKQYNM/

    ◆真田家の野望、明らかに[評]細谷正充(文芸評論家)
    幸村を討て 今村翔吾著:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/175949?rct=shohyo

    歴史は謎、だから楽しい~今村翔吾さん・天野純希さん対談 : オンライン : 入門!デジタル部 : ライフ : ニュース : 読売新聞オンライン
    https://www.yomiuri.co.jp/life/digilife/online/20220318-SYT8T2840571/

    幸村を討て|特設ページ|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/special/yukimura/

    幸村を討て|単行本|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/tanko/2022/03/005515.html

  • 徳川家康が天下を取ったのは73歳。亡くなったのは75歳。そんなおじいちゃんだったのか、そして天下人だったのはたったの2年だけ?そんなこと社会の先生教えてくれたか?と思いながら読む。

    父真田昌幸、兄信之、そして幸村たちの真田家を残すための戦略。戦国時代の有名人がたくさん出てくるから頭混乱するけど、1600年代に自分もいたような気になれる臨場感。

    93歳まで生きた信之は、長男として真田家を守り抜いた。そしてあなたの子孫は、真田家の家訓「死ぬまで生きよ」をまっとうされています。

  • 今村翔吾、読みました!

    初読みは「幸村を討て」

    息子の節句の兜は「真田」六文銭。

    長野県民あるあるではなかろうか。

    池波正太郎の描く真田像とはちと違う目線で書かれていて、新たな発見があった。

    時代小説って心理戦。

    特に戦国時代は人がバッサバッサ倒される。親兄弟関係ない。ものすごく辛い描写なのに、感動する。

    これが筆の力なのか?

    分厚い本だけど最後まで飽きずに読めた。

    本とコさん、ありがとう。

    好きな作家さんが増えました。(о´∀`о)

    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      おおぉ! 今村翔吾さんの初読みが『幸村を討て』
      って、なかなかシブいですなぁ(^^)
      私は『羽州ぼろ鳶組』がまだ途中で…
      いつか…きっと…絶...
      おおぉ! 今村翔吾さんの初読みが『幸村を討て』
      って、なかなかシブいですなぁ(^^)
      私は『羽州ぼろ鳶組』がまだ途中で…
      いつか…きっと…絶対…と言ってるうちに…はて?
      2025/09/01
    • 図書館が好きなのさん
      わーい♪こんばんは♪

      渋いですか(*゚▽゚*)?なんか嬉しいです

      真田好きなんです。

      今村氏の本って厚いですよね。次も読みたいけど他に...
      わーい♪こんばんは♪

      渋いですか(*゚▽゚*)?なんか嬉しいです

      真田好きなんです。

      今村氏の本って厚いですよね。次も読みたいけど他にもまだまだ沢山読みたい作家さんが…

      秋とは名ばかりで酷暑が続きますが、読書の秋を堪能したいと思います!
      2025/09/01
  • 527ページ。面白かった!真田家の歴史と大阪の陣に関わった6人の諸将の物語が同時進行で語られていく。キーワードは「幸村を討て!」。物語は繋がっていて、あーそうだった、と思うことしきり。終わりまで読んで、最初の家康のシーンに戻り、そうだったのか、とあらためて納得。諸大名に仕えていた忍びや、戰の各々の大義名分や、武士の思いやら
    いろんな要素が満載でワクワクしながら2日で読了。ラストの家康と信之の問答のシーン、どうなる⁉︎と目が離せませんでした。大阪の陣の見方が変わりました。真田一族の事もよくわかった気がします。読書って楽しい。

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著者プロフィール

1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー。’18年『童の神』が第160回直木賞候補に。’20年『八本目の槍』で第41回吉川英治文学新人賞を受賞。同年『じんかん』が第163回直木賞候補に。’21年「羽州ぼろ鳶組」シリーズで第六回吉川英治文庫賞を受賞。22年『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞。他の著書に、「イクサガミ」シリーズ、「くらまし屋稼業」シリーズ、『ひゃっか! 全国高校生花いけバトル』『てらこや青義堂 師匠、走る』『幸村を討て』『蹴れ、彦五郎』『湖上の空』『茜唄』(上・下)などがある。

「2023年 『イクサガミ 地』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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