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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784120055874
作品紹介・あらすじ
武田晴信は、今川義元の臣・太原雪斎からの提案に驚愕した!
両上杉に古河公方、今川勢に武田を加え、北条大包囲網を敷こうというのだ。その戦略は現実のものとなり、いまや北条の河越城は8万の敵に囲まれている。
氏康の命運尽きたと誰もが思ったその時、10倍もの敵の目を眩ませる小太郎の奇策が発動する!
〈北条氏康シリーズ〉第三弾は緊迫の展開。
感想・レビュー・書評
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今川の軍配者・太原雪斎の戦略により、最大の危機を迎えた北条家。
兵の差が10倍にもなる敵と、いかにして戦うのか。
シリーズ第3作。
逆境の時こそ本性が現れるというか、特に人間ドラマがあった。
兵力はもちろん大事だが、関わる人間の思惑や心理が、時として大きな影響を及ぼす。
上に立つ者の器の違い、軍配者の力量と戦略など、心理ドラマがおもしろかった。
今回は特に、軍配者の存在感が強め。
愚かで堕落した連合軍の中、冬之助と朝定の清らかな絆がさわやかで、その結末がやるせなかった。
メインは北条家だが、四郎左が重用された武田の戦いが描かれたり、冬之助を用いる越後の長尾景虎が登場したり、世界がさらに広がってゆく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北条氏康シリーズの第三弾。正直、軍配者がメインで氏康自体はあまり活躍らしい活躍をしていないふうで、氏康の人となりが今回はあまり見えてこない。その分、河越城の夜襲に至るまでとその後の仕置きがかなり綿密に描かれてはいるが、山内上杉家はじめ、敵のアホさ加減がすごすぎて、都合よく物語が進んでしまった感があったのは少し物足りなく感じた。第四弾に期待。
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<北条サーガ> 北条氏康篇、第三弾。
今回のハイライトは、数倍もの数の敵に包囲されてしまった河越城を巡る戦い・・なんでも「厳島の合戦」「桶狭間の合戦」と並び“日本三大奇襲”とされる「河越の合戦」でございます。
まさに右も左も敵だらけという、絶望的な状況を打破できるのか・・・北条家の軍配者・風摩小太郎の腕の見せ所です。
タイトルは「北条氏康」ですが、主に小太郎や、四郎左(山本勘助)、冬之助といった軍配者視点が核となって展開するので、本来なら解りづらい当時の北条家周辺の利害関係やそれを背景にした戦略も、スッと入ってきて彼らと戦場にいるような臨場感を味わえました。
足利学校で共に切磋琢磨した三人が、それぞれをリスペクトし合っているのが好ましく、特に武田軍に捕らえられた冬之助を四郎左が逃がしてあげる場面は、“憎まれ口をたたき合いながらも、掛け替えのない友達なんだな”と胸が熱くなりました。
今まで不遇の扱いを受けていた冬之助が、本書の終盤で軍神・長尾景虎(上杉謙信)に仕える事になり、今後小太郎や四郎左の前にどう立ちはだかってくるのか・・さぁ、面白くなってきましたね!・・という訳で、次巻を楽しみに待ちたいと思います。 -
いつものように緊迫感があり面白い。本人たちより軍配者の目線が多い
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河越城の戦いに今川が関係しているのは初めて知った。手に汗握る面白い話だった。
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氏康、成長したねぇ。
そしてやっと知ってる人?、竹千代くん(家康)登場!
これでやっと、私がよく知っている時代に突入するからより楽しみ。 -
川越夜戦という戦国時代を齧った人なら誰もが結果を知っている出来事にこんなにワクワクするとは思わなかった。
自分が歴史小説が好きだったことを改めて思い出した。 -
時々、主人公が誰か分からなくなる。
氏康に絞って書けばもっとのめり込めるのに -
★★★★★(5満点)
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面白かった。
今川だけでも大変なのに
圧倒的な兵数で攻めてくる足利&両上杉。
滅びた後に民が苦しむ姿を考え涙する氏康を見たら幼少期の泣き虫で心優しい千代丸を思いだしたわ。私は北条の味方だけど、朝定の最期を読むとかわいそうになってくる。許せん桃風。
『軍配者』シリーズでも読んだ四郎左が冬之助を救うシーンが胸熱だった。
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武田晴信が順調に信濃攻めを続け、一方で今川義元は太原崇孚雪斎の進言のもと両上杉とはかって北条包囲網を作り上げる。なんとか河東地域で今川との戦を収め、河越城を囲む上杉軍等の八万と戦い、夜襲にて勝利する。上杉憲政はとうとう長尾景虎を頼って息子を置いて越後へ逃れる。あれだけの大軍がなぜ敗れたか想像できたし、大将がアホでは兵が多くともダメなんだなと実感した。小田井原の戦いが起きた経緯や北条氏の内政についてもわかりやすく、小説とはいえ勉強になった。
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敵は八万自分は八千十重二十重と囲まれし城をどう取り戻すのかハラハラドキドキ前代未聞の戦さそれぞれ多彩な登場人物像楽しく読み終えた。このシリーズは欠かさず読んでいる。
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桶狭間、厳島と並んで(というか、に続く?)日本三大奇襲の1つ、川越城の戦いでした。そして、ついに冬之介は越後へ。
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太原雪斎の遠謀により北条大包囲網が敷かれた。十倍の敵に囲まれた河越城。北条の命脈尽きたと誰もが思ったその時、奇策が発動する!
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武器が幼かった時代、調略ばかりの凄くめんどくさい時代。これから、スカットする武将を待つ。
著者プロフィール
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