思い出の屑籠 (単行本)

  • 中央公論新社 (2023年11月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784120057083

作品紹介・あらすじ

著者が生まれてから小学校時代まで、両親、姉、時折姿を現す4人の異母兄、乳母、お手伝い、書生や居候、という大家族に囲まれた、甲子園に近い兵庫・西畑の時代を、思い出すままに綴る。『血脈』など、著者の自伝的作品では触れられることのなかった秘蔵のエピソードが満載。幼い「アイちゃん」目線で、“人生で最も幸福だった時代”の暮らしぶり、人間模様を活写する。

*目次*

モダンガールが来たァ/サンタクロースはいなかった/ばあやの鼻

/嘘について/全生涯で一番の幸福/なんでこうすぐに涙が出るのか!/お遊戯会/イロハのハッチャン/そしてばあやはいなくなった/安モンはおいしい/ハナはんのハナ/長男なのに名は八郎/はじめての敵意/海の色

感想・レビュー・書評

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  • 佐藤愛子さんを指導者に頂く「会」に
    エッセイを応募して入選した
    入賞には至らなかったけれど、この本がプレゼントされた
    今年11月に発行されたばかりの本
    恐れ入ります
    100歳!!!

    幼い頃の思い出が軽いタッチで描かれる
    昭和の初めの風景、人情

    文字が大きい!
    助かります(笑)

    ≪ 幼い日 その幸せを 思い起こす ≫

  • 佐藤愛子さんといえばエッセイだ。
    この作品は、愛子さんの幼少期の思い出をエッセイにしたもの。
    ご家族やご近所、時代的風景が浮かんでくる。
    まだ凛とした激は飛んでこないものの、愛子さんらしい筋は感じられる。

  • 佐藤愛子が幼少の頃の記憶をしっかりと覚えているのにはビックリさせられる。沢山の逸話満載で面白い。小生より更に一回り以上年齢を生きていて良き家に生まれ幸せに又ホンワカと心温まるお話で心癒されました。

  • 佐藤愛子さんの本は情景が浮かびやすくて、
    サバサバとした佐藤さんの主観でどんどん書いていくスタイルに思う。読みやすい。
    1冊の中で最低1回は絶対に笑わせられたり、泣かされたり、する。幼少期の思い出、大正生まれの佐藤さんの幼少期ではあるけど「わかる、わかる」が詰め込まれている。大人に「どうしてこんなことしたの?訳を教えて」なんて言われても、やりたかったからやってしまった。この衝動は子どもには説明しようがない。説明しようとすると事実と異なる事をつい口にしたり、うん。とか頷くしかない。懐かしく共感する内容でした。

  • 子供の頃をよく覚えてるなと感心しました。

  • 2歳ごろの記憶があるという筆者はそれ以降の子供時代についても情景がありありと浮かぶらしく実によく覚えているものだと感心する。なんでも忘れてしまう私とは大違いだ。暮らしの中のこまごまとしたことを順序もなく書き散らかしただけのようだが、さすがそれぞれにおもしろいエッセイになっている。今となっては歴史的にも貴重な記録なのではなかろうか。私も100歳越えを目指しているので、この人のように最後までボケずにいたい。

  • もう書かないと言ってたけど
    100歳でやっぱり書いた
    子どもの頃の思い出
    年取るとやはり思うのは子ども時代
    なのか

    やはり生活が違う
    お勤めのお手伝いが三人もいるし
    居候の書生も複数
    思い出のお手伝いの人もいるが
    子どもに意地悪なお手伝いも

    環境が違う
    これからは出ない作家かな
    時代と環境を考えさせてくれる

  • 八郎兄ちゃんが、
    詩人のサトウハチロウさんが佐藤愛子さんの八郎兄ちゃんだとは知らず恥ずかしい!
    にしても中学生で子供を作るたぁ確かに筋金入りの不良ですな…
    愛子さんの記憶力の凄さに脱帽です
    もの書きの執念が、この幼少期からの感受性の強さと相まって、世に数々のエッセイと小説で我々をたのしませて下さいました

  • 100歳を迎えた作家、佐藤愛子の子供の頃を回想するエッセイ。よく、このような幼い頃ーーたぶん1歳くらいだろうーーを覚えているものだと驚かされる。また、幼い頃の出来事を事実を描くだけではなく、自身の感情まで記している。それは作家としての才能か。舞台が現在の西宮で、現在の都会の街ではなく、都市開発される以前ののんびりとした風景も描かれ、興味深かった。

  • 祝百歳! 生まれて最初の記憶から、父母の愛に包まれた限りなく幸福だった幼き頃。思い出の欠片が呼び起こす「アイちゃん」の物語。

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著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐藤愛子の作品

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