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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784120057311
作品紹介・あらすじ
吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは敗戦の影が色濃く残る東京を避け、熱海、伊豆、箱根の温泉地で政治を行っていた! サンフランシスコ講和会議や抜き打ち解散など、大勝負を控えた吉田は決まって箱根に籠った。吉田の影響か、鳩山、石橋、大野伴睦、河野一郎ら反吉田勢力も伊豆や箱根に滞在するようになり、重要な決定を下していた。敗戦直後の1940年代後半から1960年代前半にかけて、東海道筋に点在する温泉地に、濃密な政治空間が出現していたという知られざる史実を解き明かす。
感想・レビュー・書評
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首脳会談を保養地で行うのは今もあるが、特に吉田茂と鳩山一郎があまりに長く温泉地にこもっていたのに驚く。訪れる政治家や官僚は苦労しただろう。滞在先は旅館のほか、現在の政治空間には出てこない、本人や民間資産家の別邸。しかも、かなりの程度はこのようなスタイルが国民のコンセンサスを得ていたようだ。
どれもこれも、現在ではなぜ異なるのかあれこれ想像してみた。首相の業務が増え多忙化したからか。別邸なるものを使えないほど政治家が大衆化したからか。又は、一般庶民と乖離しているスタイルが批判の対象になるからか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【本学OPACへのリンク☟】
https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/713282 -
吉田茂、鳩山一郎、石橋湛山、岸信介、池田勇人。戦後のある一時期、首相たちは東海道筋の温泉で政治を行っていた!
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戦後の宰相たちが多くの時間を過ごした温泉ほか保養地。箱根、伊豆、軽井沢。温泉を舞台とした濃厚な政治空間を描く。通信手段の未発達な時代の方が首相が首都不在の期間が長いのが面白い。
通信手段も交通手段も未発達な時代、天皇皇后両陛下の那須や葉山の御用邸で過ごすように、当時の首相は温泉に滞在し、英気を養っていた。現代の方が危機管理の観点から首都不在なだけでマスコミが大騒ぎする時代との違いは何なのだろうか。毎週末公用車で湯河原の別荘を訪れた舛添都知事を思い出した。
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