- 本 ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784120058073
作品紹介・あらすじ
北条、武田、今川による甲相駿三国同盟が成立。氏康がようやく関東平定に集中した矢先に、今川義元急死という報がもたらされる。武田と長尾による川中島の戦いも繰り返される中、勢いを得た長尾景虎がついに関東に乗り込む。小田原城籠城まで追い込まれた存亡の危機を、北条氏は切り抜けられるのか?
氏康の軍配者・小太郎、信玄の軍配者・冬之助、謙信の軍配者・四郎左――足利学校で共に学んだ日から30年、三人が戦場で相見える日がついに訪れた!
軍配者シリーズ、北条早雲シリーズを継ぐ〈北条サーガ〉の佳境。
感想・レビュー・書評
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早雲の軍配者から始まったこのシリーズは、今回も北条氏康と上杉謙信、武田信玄、そしてその軍配者たちに焦点があてて構成されている。過去に読んだストーリーとの交錯があって、以前読んだ早雲の軍配者を読み返したら面白そうなんて思った。
それ以外の家臣団の登場機会が少なく、歴史の経過を辿るという見方では物足りなく感じてしまった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほぼ上杉謙信信濃関東大暴れ編といった風情で氏康どこ行った感。有力戦国大名が収斂してライバルたちも大きくなり、北条は戦国時代の中心ではなくなってきたという状況でこれからどう展開するのか(結果は決まってるが)、次回を待つ。
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やっと三国同盟、私が知ってることがでてきた!と思ってら…。
まだまだこの話は続くのですね。
続きを楽しみにしています。
その間に、軍師シリーズ読もうかな。 -
名将と凡将の違いは何か?
突き詰めれば、引き出しの多さと思考の柔軟さということになるであろう。 -
上杉謙信との戦いがメインの巻です。戦の大変さがわかりました。
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甲相駿三国同盟成立も束の間、今川義元が急死し川中島の戦いも激化。景虎の猛攻で存亡の危機に陥った北条氏に打つ手はあるのか?
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地方勢力から戦国武将、室町時代から戦国時代へとイメージが移り変わっていく雰囲気が面白かった。
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氏康と信玄そして景虎の三つ巴の戦さ更に軍配師それも同じ足利学校時代の知人達の戦いの物語は実に面白かった。景虎はその後の上杉謙信だ。話しの中にある滝山城は滝は水が落ちるのは城が落ちるにつながってあまり良くないということで八王子城に移ったと八王子の人びとでは言い伝えになっていることだ。八王子育ちの小生の無駄話で失礼。
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川中島
著者プロフィール
富樫倫太郎の作品





