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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784120058271
作品紹介・あらすじ
笛が鳴っている。
名前を呼ばれている。
逃げないと、
化物がやって来る……。
公園で〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。
だが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と姿を消してしまう。
数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇る――。
禍々しい信仰が残る地で続く、奇っ怪な事件。
感想・レビュー・書評
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シリーズ前作「7人の鬼ごっこ」を読んでからの方が、本作に登場する垂麻様についてよく理解できる気がする。不可解な謎ばかりで、すごい期待してしまった分、解決はあっさりだったかな。
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7人の鬼ごっこから6人の笛吹き鬼
( ゚д゚)ハッ!
こ、これ5.4.3.2.1と下がっていくのかな
どっかで垂麻家と対決あるんじゃなかろうか
なんて。
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<相>
ここのところ色々と考えることが多くあって なかなか読書に没入できなかった。よぉしぃ,と読み始めても気が付くと他の事を考えていてページはゆっくりと進んではいるものの本の中味は全然入ってきていない。それに何だかこのお話 題名から僕が期待想像してのとは随分違っている様子だし。ということで ハッキリ言います。面白く無いですこの本。最後の方はもう斜め読みですっ飛ばして疑似読了としました。そして今回気づきましたが「ホラー・ミステリー」って僕との相性最悪だったのです。すまなかった。
いっぺんに六人の子供とその親がお話に躍り出て来る。人の名前を覚えるのがリアルでも苦手な僕は参ってしまった。幸い名前に使われている漢字は読みづらくはない。なので「音」は毎回同じで読めるのだけれど,いかんせん数が多すぎる。作者はこういう小説作品の読者層だって当然高齢化が進んでいるんだよ,という事をもう少し認識してくれると前期高齢者生活がまだビギナーの僕は色々助かる。
ある場面で誰も偶然にも使えるケータイ電話を持っていない事がった。作者はこの事を妙にわざわざ書いていた。この作品はミステリーでもあるのでこのケータイの件に気づいた僕は しめしめこれはきっと僕の「謎はその時ケータイが使えなかったところから発生している」という素人推理が当たるかもしれんぞ,などと余計な事を考えながら先を読んだ。でも何の伏線でもなかった。ちっとも面白く無い。
誰それの母親が聴覚障害で,別の娘の母親は視覚障害で,もう一人の母親は発語に少し障害があってって,なんだか物凄く蓋然性に欠ける意図的な人物設定です。この様などう考えてもこの小説を描く為に作り上げた欺瞞に満ちた状況設定に違和感を感じて素直に読めなかったです。もう一度言う蓋然性が無い!うーん違うか。一般性が無い,の方が適当か。うーむ。でもとにかく面白く無い本です。皆さま どうかお気を付けください。 -
笛吹き鬼をして遊んでいた少女たちの一人が行方不明になり、その後も神隠しのような事件が。数年後ホラー作家になった聖衣子が、事件の真相を探るため、関係者に取材し始めるが、、、
結局だれま様とは…??前作の「七人の鬼ごっこ」の内容をだいぶ忘れているので、確認したい(>_<)
京子のお母さんの謎も気になるし。 -
公園で、京子が考えた〈笛吹き鬼〉をして遊ぶ六人の少女たち。
かくれんぼの鬼が、笛を吹いている間に隠れる遊びですが、奇妙な笛の音が鳴った時、一人、また一人と、子供達が姿を消してしまいます。
事件は迷宮入りになってしまいますが、数年後、事件の当事者で、ホラー作家となった背教聖衣子がこの事件を調べはじめると、眠っていた「笛吹き鬼」も蘇ることに・・・。
解決するも謎が残る、ホラーとミステリの見事な融合です。 -
ホラーと言っても三津田さんにしては怖くなかった。ちょっと不気味だったりしてゾクゾク。ミステリーとしてはモヤモヤ感が残る。やはりどことなく超常現象的な力が働いているのでは?って思わせる。だれま様の謎は…
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ホラー風味のミステリだからそれほど怖いものは出てこないが擬音の使い方がうまい。したっ、したっ、と人間が歩いてくるだけなのに怖い。
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公園で〈笛吹き鬼〉をして遊んでいた少女たちの一人が笛の音と共に消えた。そしてまた一人…
数年後、当事者の少女の一人が作家となって事件を調べ始めるとともに〈笛吹き鬼〉が蘇る。
笛吹き男を絡めた不気味な雰囲気はさすがだと思うが、著者の他シリーズに比べると色々と大雑把な印象。
『七人の鬼ごっこ』を先に読んだ方がよかったらしい。 -
ホラーなんだけど、どっちかと言うとミステリーじゃないかな。なんか中途半端って感じで、これで終わり?解決してなくない?
登場人物が被ってる「七人の鬼ごっこ」も読んだ方がいいのかしら。 -
『七人の鬼ごっこ』と同じ摩館市が舞台のホラーミステリー。
六人の少女たちが笛吹き公園で隠れんぼをしていたが、そのうちの1人が行方不明になってしまう。
数日後さらにもう1人が不可解な状況で姿を消してしまう。その場に居合わせていた奈永も夕暮れの公園で何者かに襲われかける。
大人になりホラー作家『背教聖衣子』として活躍する京子も当時の六人組の一人で、二人の行方不明事件についての取材を始める。
まだら男、だれま様信仰、笛吹き鬼などオカルト要素も多いけどミステリーとして行方不明事件を解明している。ただホラーな要素は残されたままで幕引きになっているからモヤモヤは残る… -
ラジオおばさんちの2階はなんなんだ
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