もの想う時、ものを書く Amy's essay collection since 2000 (単行本)
- 中央公論新社 (2024年11月7日発売)
本棚登録 : 446人
感想 : 32件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (416ページ) / ISBN・EAN: 9784120058493
作品紹介・あらすじ
もう会えない人の記憶、夫との愛しい日常、そして文学。
2000年代に各紙誌で発表されたエッセイ、文庫解説、芥川賞選評を一冊に。
作家生活40周年記念のエッセイ集。
みんなの感想まとめ
人や記憶、日常生活を通じての深い思索が描かれたエッセイ集は、懐かしさと共に心に響く言葉が詰まっています。著者は、愛する人々の思い出や文学に対する情熱を織り交ぜながら、時の流れを感じさせるエピソードを展...
感想・レビュー・書評
-
懐かしい人たちやパパリンの話。
気付かないうちに随分と時間が経ってるんだな。
エイミーの言葉はいつも最高。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Ⅱ章の追悼文が頗るよい。こんなふうに追悼されると知っていたら、生きている間にたくさんの愛を与えてしまいそう。
そんなことしなくても、山田詠美は、やさしく愛おしく追悼してくれるのだろうけど。
ハイヒールを履き続けるというエッセイ、え?今時?さすが山田詠美、と思ったら1987年の未収録エッセイだった。
山田さん、今でもハイヒール信奉者かな。どうなんだろう。 -
正直に言います。
飛ばしたところも結構あります。
直木賞・芥川賞が苦手で、好きなのは本屋大賞なので(笑)
でも、森瑤子さん・山田詠美さんを読みながら大人になった私には、ほんっとに懐かしいワードがたくさん出てきて、しみじみしました。
でも‼️‼️‼️
新人賞落選した人からの恨み言の手紙に対しての、気持ちが良いほどのきっぱりした反論(反論っていう言葉はあってないかもしれないけど)。
そして、かつて頭に来る電話をしてきたスポーツ記者に対して、
どうだ、しつこく覚えているだろう
という文章が好きすぎる‼️‼️
私も、自称(本当は自他共に認めるって言いたいけど、他が、私にはっきりいうことはないので…ってか、流石に言えないだろう)執念深く、心に恨み帳を抱える女なので、ものすごくわかる‼️‼️
ここの部分、今のSNSで乱れきってる世の中にばちんってやってやりたい‼️‼️
と、思った。
-
-
<菊地貴子のすご腕書店員のつぶやき>ベテラン作家 味な交遊録:北海道新聞デジタル 会員限定記事 2025年5月25日
https://ww...<菊地貴子のすご腕書店員のつぶやき>ベテラン作家 味な交遊録:北海道新聞デジタル 会員限定記事 2025年5月25日
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1163011/2025/05/27
-
-
山田詠美さんの日常的なことから芥川賞の選評もあり盛り沢山のエッセイ集。
ボリュームがあり読み終えるまでに時間がかかってしまいました。
交友関係も広くて、安部譲二さんお話や、入院している森瑤子さんの病院に向かった時のお話はグッときました。
山田さんは水キムチを自ら作り食べているそうで、水キムチなる物を初めての知りました。
巻末に書かれていた『美しい無駄が文化を創ると信じている。美しくて、役に立たないと思われるものに、あえて、手間をかけること。そういった行為こそが文化だと思うし、贅沢だと感じる。』から『美しい無駄』は素敵な言葉だと思いました。 -
高校生からずっと読み続けている山田詠美さん。
この方の言葉はすらすらと頭の中に入ってくる。
エイミーの言葉のシャワーを浴びられて幸せ。
-
単行本になってないエッセイや解説などをまとめた一冊。
山田詠美が生きた時代を一緒に駆け抜けたような気持ちに。
たくさんの人々と交流し、たくさんの出会いと別れを経験して今日まできたのだなぁ。
芥川賞の選評で、鋭い目線で候補者たちをぶった斬ったかと思えば、夫や友人たちとのチャーミングなエピソードでふふっと笑えたりする。
貴重な本だと思う。 -
すごい貴重な一冊、愛に溢れててたまらなくなった。芥川賞の選評とかひとつひとつ短いのにパンチあるよなー。小説家って答えたときに山田美妙では通じなかった、山田風太郎にしておけばよかったか?とか思わず笑っちゃう話がたくさんあって、ボリューミーな一冊楽しかった
-
この文章の向こう側に、どれほどの教養、経験、体験、知識、知恵があるのだろうか。
-
読むうちに人恋しくなる本。リタイアして人とのつながりは最低限にしようと試みてきたが、この本を読むと、人と接するのがどんなに自分にエネルギーとスパークの刺激を与えてくれるのか・・・。
今年は、二、三年、逢ってない友人に敢えて会いに行こう、昔を懐かしむのではなく明日への希望を求めて会いに行こう・・・。 -
-
いやこれものすごく良かった。真面目な山田詠美さいこうです。ある時点から山田詠美の書くものにはどれにでも死そのものや死の雰囲気が漂うようになり、ここではついに両親の死が語られる。抑制されてるのに(抑制されているから?)パーソナルな死のエピソードは普遍化して、読む人に迫ってくる。後半の文学賞の講評も周辺事情のゴシップを含めておもしろくい。落ちた人に恨まれたり脅迫されたりたいへんなのね、、、、
-
限りなく5に近い4ね。
今は亡き文豪たちとの交流が著者独特のユーモアとセンスで描かれていて何度でも読みたい。(水上勉、田辺聖子、森瑤子、安部譲二、河野多恵子、野坂昭如)
これから出てくる新人作家さんたちは到底逢えないんだものね。
その意味では銀座の文壇バーで交流なんて最後の年代なのかもね。
いいなぁ。もっといっぱいいっぱい書き残してほしい。
著者が20代で生意気盛りだった頃の作家さんたちとのエピソード。そんな著者を温かく本気で付き合ってくれた度量の深い先輩小説家。
芥川賞の評価の文も好き。
著者が褒める小説は無条件で読みたくなる。
井上荒野の「切羽へ」これは読んでみなくては。
書かないことで表す大人の恋愛小説。
あー読みたい本が多すぎる。 -
山田詠美は昔一気読みした時期があって、エッセイは初めてだったんだけど面白かった。特に最近三頭の蝶を読み終わったばっかりだったから、余計に色んな繋がりを感じられた。死がテーマに横たわっている、食べることにも飲むことにも生きることにも貪欲な女が、その貪欲さのまま死を語る。軽い語り口だけどそこにあるずっしりとした存在感、スパイスどころかしっかりとした毒気の効いたいいエッセイ集でした。やっぱ面白い女は歳をとると化け物のように深みを増すな。
-
ずっと巧い。密度が高いので思ったよりも読むのに時間がかかる。芥川賞の選評集は痺れる。
-
芥川賞選考の自分の評をぜんぶ晒すなんてまったくもって男前!敵も味方もこじゃんとおるろー
真面目なふりして陰で不良、ならぬ
裏アカがいちばん真っ当な不良ぶりっこの詠美姐さん
色んな分野の大先輩の愛が、山田詠美の書くものに詰まっているのだねえ -
生まれ変わったらこの人になりたい
-
芥川賞選評が興味深いです。美術館の展示品を信頼し何かを必死に感じとろうとするのと同じく、芥川賞候補だから、読むべきと盲目になりがちなところ、選考委員自身でふるいにかけた結果、網目にかかるものの、すべり落ちていくものの言語化は面白いです。
-
久しぶりの山田詠美。相変わらずでうれしかった。詠美節炸裂、元気をもらいました。
著者プロフィール
山田詠美の作品
