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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784120058707
作品紹介・あらすじ
義理人情に厚いヤクザの親分・阿岐本の元には、一風変わった経営再建の話が持ち込まれる。
今度は神社と寺!? 除夜の鐘にクレームをつけられた住職は「この国は滅びるぞ」と怒り心頭で、阿岐本組も警察に通報されたり、追放運動をされたり大ピンチ!
大人気「任侠」シリーズ第7弾。
感想・レビュー・書評
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「任侠」シリーズ第7弾です。今野敏さんの警察小説を全く読んでないのに、何気に本シリーズは全部読んでます。いい意味でのくだらなさとワンパターンさが平和で、ツボにハマる面白さです。
オジキがオヤジ(阿岐本組長)に相談を持ちかけ、それがたいがい何かの立て直し。それらはオヤジにとってほぼ道楽で、代貸(組の二番手)の日村は必ず面倒になるのでため息、若い衆はその道楽を楽しみにしている…という構図(笑)。あまりの分かりやすさで、冒頭から「きたーっ」と期待させられます。
今回は、寺と神社のきな臭い話でした。切った貼ったの展開はなく、不器用さ故に笑いを誘い、要所で示す義理人情の世界をまた堪能できました。
後半ややシリアスな展開で、若衆の活躍も見たかったなと思いましたが、やはり阿岐本のオヤジの貫禄は流石で、周囲が掌で弄ばされている感です。
暴対法や排除条例で、神社の縁日にテキヤが露店も出せない、賽銭を銀行に預けるにも手数料等々。寺も墓守する人が減り、結果檀家の減少と無縁墓が増える、梵鐘や公園の子供の声が騒音だという苦情等々、全国のあちこちで聞く問題ですね…。
寺の住職の言葉が的を射ています。
「先祖と子供ってのはさ、過去と未来だろう。過去も未来も大切にできないなんて、やっぱりこの国は滅ぶな」
「自分のことしか考えず、先祖も子供もないがしろにするような腰抜けに、国は守れんぞ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
健一が言った。「俺、鐘なんかいらないっていう世の中よりも、鐘をありがたいと思っている世の中のほうが好きです」
はい、出版社、高校、病院、銭湯、映画館、楽団を立て直してきた阿岐本組のオヤっさんと組員たち
今作は『任侠梵鐘』とのことなので、お寺さんを立て直すのかな?
と読み始めてみると確かに経営難ではあるものの、そういうことではないみたい
なにやら、近隣住民から鐘の音がうるさいとの苦情が寄せられているとのこと
一方近隣の神社ではお祭りからテキヤさんが排除され…
おお!ここに来て変化球を投げてきたか!と思いきや
読めば読むほどなぜかいつも通りの安心感
なぜ?
それにしてもさぁ、なんなのよ
「鐘がうるさい」ってマジですか?
東京は今そんなことになっとるの?
マジか〜終わりやん
日本終わりやんもう
そしてテキヤな
わい、親戚筋にテキヤの親分さんがいるんで、超身近なんよな
テキヤおった方がいいよ
楽しいよ
テキヤとヤクザって違うんだよ
テキヤはみんないい人だよ(身内びいき)
そして、今回もなんか阿岐本のオヤっさんが、色々話を聞いてるうちに丸く収まって(予定調和なのでネタバレになりません)除夜の鐘の音色も無事でした
あー、そうか
今回はなんか荒んだ日本の世の中を立て直そうとしたんだな
うん、いつも通りの『任侠シリーズ』でした-
わいが人生で一番衝撃を受けたのは、初めてりんご飴の青りんごバージョンを見たときでした(やっすい一番やのぅ)わいが人生で一番衝撃を受けたのは、初めてりんご飴の青りんごバージョンを見たときでした(やっすい一番やのぅ)2025/03/07 -
昔リンゴ飴食べた姉ちゃんの前歯が取れました…
差し歯だと思うけど…
以後我が家でリンゴ飴は禁止されました…昔リンゴ飴食べた姉ちゃんの前歯が取れました…
差し歯だと思うけど…
以後我が家でリンゴ飴は禁止されました…2025/03/07 -
2025/03/08
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ヤクザの話なのにとても楽しい本ですね。
古い昔の任侠ヤクザ。
所轄マル暴の甘糟刑事が好きです。 -
出版社から始まり、学校、病院、銭湯など、あれこれと再建してきたヤクザの親分・阿岐本とその子分たち
今回はちょっと他人事とは思えないんですよね、、、
なぜなら、彼らが今回立て直すのは神社と寺なんです
寺!?
なにを隠そう内の寺も厳しい状況にあるのでよくわかるんですよ
檀家さんが減り、お布施も減り、そりゃもう大変大変(╯︵╰,)
なのに、うちの檀家さんのひとりであるultraman719さんなんてひどいっすわ!
(# ゚Д゚)
ご縁があるようにとか言ってお布施が5円ですよ
アホか!
5円でなにができる( ゚д゚ )クワッ!!
ケチ!(・д・)チッ
って言ったらお饅頭もつけてあげるって
アホか!
饅頭食べよったら誤嚥するわ( ゚д゚ )クワッ!!
ま、他のブク友さんたちも一切お布施もってこねーし、5円と饅頭でもマシな方なのか
(そんなはずあるかーい!)
時代の変化で寺や神社のあり方も変わってきているのかもしれません、、、
仕方ないのかもしれません、、、
けど、お布施は大事よ!
ブク友のみなさん、はよ納めにきなさい
щ(゚д゚щ)カモーン
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やっっす!!( ꒪⌓꒪)
魔獣狩りが900円分でしょ?!100円?!
やっっす!!( ꒪⌓꒪)やっっす!!( ꒪⌓꒪)
魔獣狩りが900円分でしょ?!100円?!
やっっす!!( ꒪⌓꒪)2025/03/06 -
かなさん
そりゃ、したほうがいいに決まってます!
まだ誰もお布施を納めに来てないのでチャンスですよщ(゚д゚щ)カモーン
先着5名にQUO...かなさん
そりゃ、したほうがいいに決まってます!
まだ誰もお布施を納めに来てないのでチャンスですよщ(゚д゚щ)カモーン
先着5名にQUOカードをプレゼントします(-ω☆)キラリ2025/03/06 -
2025/03/06
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これどう収束していくのか?
全く読めなかった
任侠、良いものではないと。
女子高生が事務所に来るのを
何度も止める
みんなどうやって生活しているんどろう。
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アールグレイさん
おはよう!!
元気ですよ。仕事はめちゃくちゃ忙しいけど。
マハさんの総理の夫、面白かったですね。
高市さん、頑張っ...アールグレイさん
おはよう!!
元気ですよ。仕事はめちゃくちゃ忙しいけど。
マハさんの総理の夫、面白かったですね。
高市さん、頑張って欲しいです。
ヘビースモーカーらしいので、健康には気を受けてほしいでけどね。。。
短歌のお題、難しいのですね。
それは他の皆さんも一緒なので、やりがいがありますね~
読書メーターに入り浸ってしまっていますが、コメントめちゃくちゃ嬉しいです!!
時々、アールグレイさんの感想読んでますよ~2025/10/11 -
ポプラさん♪
私のレビュー、読んで下さって
いること、とても嬉しく思います!今読んでいる本は、ちょっと
頭を休めながらの本です。
却って、そ...ポプラさん♪
私のレビュー、読んで下さって
いること、とても嬉しく思います!今読んでいる本は、ちょっと
頭を休めながらの本です。
却って、そんな本の方がレビュー
に悩みますね!2025/10/11 -
2025/10/11
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図書館に早くから予約しておいたので、早目に借りられた。ありがたい。
しかし、ごめんなさい、もうダメだ。
退屈すぎた。
「病院」や「学校」の立て直しの頃は面白かった。
今野敏さんのタグは3つに分けて作ってあるほど沢山読んでいるが、任侠シリーズは本書を最後にもう卒業する。
ずーっと同じことの繰り返し。
まあ、以前もそうだったし、隠蔽捜査シリーズでもそういうところあるし…なのだが、本書は酷かったなぁ。
これっぽっちの起承転結を、技術的に肉付けをして膨らましたのではなく、ただただページ数稼ぎの為に何倍にも量を増やしただけ。
がっかり。 -
感想
今回はちょっと緊張感があったが、いつも通り阿岐本の伝手で解決。
中盤はちょっと中弛みっぽかった。
あらすじ
永神が、テキヤの親分が暴対法の関係で神社での露店から締め出された問題を阿岐本組に持ち込んできた。日村が事情を聞きに行くと、住民からの要望でテキヤを追い出すことを決めたという。
近くの寺では住民からの苦情で鐘すら突くのに気を遣う始末だ。詳しい事情を調べるため、阿岐本が立ち上がる。調べるうちに地元の不動産屋の原磯が、氏子総代と檀家総代になりたがっていると聞きつける。阿岐本は原磯が宗教法人の取得と土地を狙っているのではないかと推論する。
原磯の裏には関西の大きい団体のヤクザが絡んでいることが分かる。神社は宗教法人を売るように迫られる。阿岐本たちは神社を救うべく関西のヤクザの高森と対決を覚悟で出向くも、兄弟分の子分と分かり、そのヤクザが中国マフィアから脅されて、実施していたことと分かる。
高森は中国マフィアの情報を警察に提供し、警察が検挙して一件落着。お寺の方も原磯が気を取り直して抗議活動が止んだ。 -
シリーズの7作目となるとネタが無いのかな。
少し無理があるように感じました。
ヤクザと神社仏閣の組み合わせですね。
学校や出版社などと同じで不思議な組み合わせです。
それが魅力かな。 -
大好きな任侠シリーズ!今回はどこを建て直すのかと楽しみにしていたが、お寺と神社が舞台。表紙の絵がまたコミカルで良し。
ただ今回はいつものようにそこで働くスタイルではない。揉め事に首を突っ込み、関係者から話を聞くなかであの手、この手で問題を解決していく。これこそ本来のヤ◯ザのスタイルのような気がする。お金はとらないけど。
今回ほど阿岐本の親分さんの器の大きさと、懐の深さを感じたことはない。まさに今回の一番の見所だろう。何を考えているか分からないけど、決して焦らず、攻めるところを然りと見極めて行動するから、おのずと物事が良い方に転がっていく。人との縁も大事にするから、多くの人から愛される。もう神様みたい。
老兵といわず、まだまだ活躍してほしい。次回作も期待。 -
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今野敏さんの任侠シリーズ7作目。絶対に笑えるシリーズなので期待してたが今回は少し違うかな、社に属す若い奴らも何だか可哀想。片手間に書いたのかどうなのかみたいな作品だった。まだまだ期待したい任侠シリーズだから次回を楽しみに。
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お馴染みのシリーズ。安定感抜群。ちょっとスピード感がゆるいかなぁという感じでした。
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<対>
本書は「婦人公論jp」というリアル紙雑誌(たぶんw,良く知らない)に連載されたモノ。先だってもそういう婦人雑誌への掲載作品が一冊あった様な記憶だなぁ。で という事は基本読者が「婦人」なんだなぁ。「任侠」なんだから原則ヤクザの話なんだけどなぁ。ま,今敏センセの作品は読み手が老若男女全部OKで関係ない作品内容が多いから 婦人読者でもモンダイなどは全く無い…と思うがw。2023年から始まった連載は2024年11月6日付が最後で本書単行本としての上梓は2025年1月10日。かなり早い書籍化だと云える。
P158に昔 土曜の事を「半ドン」と云った理由の解説がある。「俺その理由知ってるよ」という方はあまりいないのではなかろうか。僕は全く知らなくて読んで 目からうろこ状態だった。ドンは「ドンタク」のドンなんだ。「博多ドンタク」も同じ意味合いらしい。ドンタク というのは休みという意味で 元はオランダ語の「ゾーンターク」から来ているらしい。それがある時期なまって広まって半日休みの事を「半ドン」と云う様になったみたい。オランダ語から日本語になった言葉は「ガラス」「コルク」「ズック」など結構あるみたいですな。
P183にはこういう記述がある。不動産業の原磯が「神社も寺もさ,地域の活力を反映するだろう?」と云う。すると神主の大木が「地域の活力を反映‥‥‥?あんたの言い回しは難しいんだよ。もっと普通の言葉を使えないの?」 これまさにこの通りだと僕は思った。なんだか難しい言い方をして相手を煙に巻きたがる奴っているよね。それでそいつは俺の語彙は豊富だとか思ってるとしたら大嗤いや。そんな明治大正の小説家みたいな奴 今は不要じゃけんのう。そういう所をズバリ書く今敏センセ やっぱ流石なのだ!読みやすさが全てなり!
日村誠司。この人気シリーズ『任侠○○』の主人公であり語り手でもある阿岐本組の代貸。この日村が今作では,ほとんど出番無く何もやっていない と云っても過言でないw。組長であるオヤジが座れ と云ったら座って話を聴くだけ とか 運転役の稔に車を廻すように云いつけるだけとか そういうお決まりの行為が何度かあっただけなのである。前作までは主役らしく もっとアクティブな出番を与えてもらってたのになぁーと僕は思った。このシリーズも変わっていってるんだなぁ。
さて本書とは直接は関係ないけれど 最近の僕の読書事情をひとくさり書きます。題して『懸命に読んでるつもりが字面だけしか…』本を読む振りをしながら頭の中では別の事を考えていて 目線だけは字面を追っているけれど 本の中身は何も自分の知識や読分には成っていない事が最近とても頻繁にある。そのくせなんだか一冊読了した気分にだけはなって感想文などシラっと書いていたりする。これが最近の僕の得意技に成ってしまった。まったくやれやれだ。人は歳老いるとこういう風に読書から遠ざかっていいってしまうのかなぁ。 -
婦人公論.jp2023年10月25日〜2024年11月6日掲載のものを2025年1月中央公論新社刊。シリーズ7作目。タイトルからは中身がわからず、読み進めてようやくいつものパターンだとわかって、展開が読めて来た。マル暴の甘糟さんたちのふるまいも楽しく、まるく収まって何よりでした。
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大好きなシリーズ。
マンネリ化した感はあるけれど、読んだ後、あったかい気持ちになります。
お祭りのシーズン。
近所の神社に久しぶりに行ってみようと思いました。 -
読まれた方々の評価が今一つでしたが、自分は充分楽しめました
強いて言えば親分の人的財産が水戸黄門の葵の御紋のように効いて解決するのがワンパターンというところでしょうか?
でもそれと判っていても観たくなってしまう水戸黄門のようなシリーズの魅力なのかもと思います
今野さんの作品の中では一番好きなシリーズです -
任侠シリーズ。今度は何を立て直すのかと読み始めたが、人と人の繋がりかな〜。
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面白かった!。「寺の鐘がうるさい」「公園の子どもがうるさい」。それに加えて「祭りの屋台は町内会で」。たまに聞く話を、阿岐本組が縁あって解決に導く。組長さんの采配光る。
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ヤクザものだけど、コミカルな感じで面白かった。
「縁をはかってみようじゃねえか」「言ってみて会えなきゃ、それだけの縁だってことだ」
健一「鐘なんかいらないっていう世の中よりも、鐘をありがたいと思っている世の中の方が好きです」
「先祖供養をちゃんとやらないとご先祖様に申し訳ない。みんながそう思って暮らしている世の中のほうが、そんなことを気にしない世の中よりも暮らしやすい気がします」
健一の日本人らしい心が好きだ。
田代の先祖供養への思いに心が動いた。
先祖供養は、「今の自分がこの世に存在していることを感謝すること。時空を超えてご先祖に感謝すること〜」p344
多嘉原会長や親分がかっこよかった!その二人が2年参りに一緒に行くのを楽しみにしているのが
またいい。実際は相当迫力ありそう。
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