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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784120058851
作品紹介・あらすじ
大ベストセラー『三千円の使いかた』と一緒に読んでほしい新作!
それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
【月収4万円の66歳】……年金暮らしで貯金を切り崩す毎日に、ある収入源が!?
【月収8万円の31歳】……専業作家を目指し、不動産投資を始める。
【月10万円投資の29歳】……普通の会社員が、親の介護を見越して新NISAを利用。
【月収100万円の26歳】……パパ活専業で、20代のうち1億円を稼ぐのが夢!
【月収300万円の52歳】……夫の遺産と株式投資で、働かずとも暮らせてはいるが……。
【月収17万円の22歳】……元介護士。生前整理の会社を立ち上げる――?
みんなの感想まとめ
さまざまな月収を持つ6人の女性たちの生活を描いた連作短編は、現代の経済状況におけるお金の意味を考えさせる内容です。それぞれの物語を通じて、読者は「お金があれば幸せなのか」という問いに向き合い、生活の選...
感想・レビュー・書評
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あなたは、”月いくらあったら幸せ?”でしょうか?
“月いくら”、つまり「月収」を問う質問から始まった今回のレビュー。さて、あなたはこの質問にどう答えるでしょうか?このレビューを読んでくださっている方の属性はマチマチです。「月収」とひとことで言っても千差万別な答えが返ってくるでしょう。いや、そんなことはないですね。自分の「月収」を他人に語るなんてこと自体まずないと思います。
もちろん、自分の「月収」は当然のことながら誰もが把握しているはずです。ただ、多すぎて文句を言う人はいないと思いますが、”月いくらあったら”と訊かれると逆に困ってもしまいます。『月収百万』だったら…、『月収三百万』だったら…、もらえるのであれはそれは嬉しいにこしたことはないですが、一方でそこに”幸せ”を感じるかどうかは定かではありません。なかなか”お金”というものも難しいものだと思います。
さてここに、「月収」というそのものズバリな作品があります。「月収」が全く異なる6人の女性の人生が描かれていくこの作品。まるでけむにまかれるかの如く”お金”の儲け方が記されてもいくこの作品。そしてそれは、『今、頭の中にある悩みごと、お金があったらほとんど解決するのに』という思いの先に”お金”というものの価値を改めて考える起点をくれる物語です。
『お母さん』と、『八カ月の子供を胸に抱い』た『一人娘、真田時衣』に声をかけられ『大丈夫?ほら、座って座って』と返すのは主人公の乙部響子(おとべ きょうこ)、66歳。『私が何か買ってくるわ、何がいい?』、『じゃあ、冷たいルイボスティーを』という会話の先に『財布を持って立ち上がった』響子は、さっき『自分用に一番安いホットコーヒーのSサイズを二百三十円で買った』ことを振り返ります。『財布の中にもう小銭はない…今度は千円札を出す必要がある』と思う響子ですが、『育児で疲れているのだろう』娘のことを思い、『小さな見栄』もあって『M』サイズ、『三百五十円』をオーダーしました。『大丈夫?毎日、大変でしょう?』、『なんとかやってるよ』と会話する中、『お父さんはどうしてるの?連絡取ってるの?』と訊かれた響子。『三十近く若い女に子供ができた、離婚したい…』と『一方的に別れを切り出された』響子は、『昔から女が切れない男で』もあった夫に呆れる中『すぐに離婚に了承してしま』います。そして、フリーランスの一級建築士だった元夫が『本当に「建てたかった」家』だった住まいの家を夫が取り、『数百万しかない』貯金だけをもらって別れた響子。そんな響子は、娘の生活ぶりを聞くにつれ、『最後まで』『娘に、お金を貸して』とは言えませんでした。
場面は変わり、『娘の家のある板橋区の駅から電車に乗って三十分、駅から降りて十五分ほど歩いたところ』にある我が家へと帰ってきた響子は、『最初は賃貸アパートを探していた』というあの時のことを振り返ります。『不動産屋』を訪れ、『年齢と年収を尋ねられ』、『六十五歳、だいたい、四万円くらいです』と答えた響子に、『年金は国民年金だけですか?』、『いくらか財産分与されてますよね?』等『矢継ぎ早にさくさくと聞かれ』、『「三、四百万円くらいなら」とはっきり答えてしま』います。それに『もういっそのこと、家を買いませんか』、『賃貸だと、たとえ、今はなんとか入れても、次の契約更新で断られるかもしれません』、『三百万円で買える家です』と『数枚のチラシ』を元に説明する店員。『なんだか、夢を見ているようだった。自分が家を買うなんて信じられず、でも、夢心地のままお金を下ろして、気がついたら判を押していた』という響子。『木造で、一階に台所と風呂とトイレがあり、八畳ほどの居間がある。二階には六畳の板の間と四畳半の和室』という『一人には広すぎるほどの家』に暮らし始めた響子は、『家賃の心配はなくな』りました。しかし、『まだお金が足りないのは変わらない』という響子は、『国民健康保険料と介護保険料を合わせて、一ヵ月で一万円弱となる。これだけで四万の年金は三万円になってしまう』という現実を思います。『月三万円では暮らせない』と思うも『ほとんど職歴がな』いことに戸惑う響子。『翌朝、六時頃に自然と目が覚めてしまった』響子が『何も植えていない』『ブロック塀に囲われた』庭を見ていると、ふと『視線を感じ』ます。『男が一人、ブロック塀の上に顔を出して、こちらを見ている』という状況。『若く、長い髪を後ろで結んでいる』男は、『顔立ちはそこそこ端正だが、首のところに刺青…今はタトゥーというのか、それがびっしり入ってい』ます。『襟ぐりが開いた黒いTシャツを着ているため、模様が身体の方にも続いているのがわかる』という『男は響子と目が合うと、軽く会釈して立ち去っ』ていきました。『いったい、今のはなんだったんだろう』、『あんな人、このあたりに住んでいたかしら、ああ怖い…』と思う響子は、一方で『こうしてビクビクしながら生きていてもしかたがない。今日は意を決して、あそこに行ってみよう、と』思い立ちます。しかし、やってきた『シルバー人材センター』では、『自分なんかにできるわけがない』という思いを抱いただけで終わり、再び『無為な日々を過ご』していきます。そんなある日、『ぼんやりと庭を眺める日々を送っていた』響子は、『あの…』と『急に声をかけられて、ドキリとして顔を上げ』ます。そこには、『先日、ここで見た、というか塀ごしに見られた』『全身刺青(推定)の若い男』の姿がありました。『あの、ちょっといいですか?』と声をかけてきた男を招き入れることになった響子は…と描かれていく最初の短編〈第一話 月収四万の女 乙部響子(66)の場合〉。まさかに展開する物語に”お金”に焦点を当てる物語の扉が開く好編でした。
“それぞれの月収に見合う生活を送る6人。欲しいもの、不要なもの、そして、 お金では買えないもの”と内容紹介にうたわれるこの作品。”発売日に新作を一気読みして長文レビューを書こう!キャンペーン”を展開している さてさてはこの作品を2月21日の発売日当日に一気読みするために準備を進めていましたが、当日になって仕事の都合上断念せざるをえなくなりました。しかし、手元に発表間もない新作がある以上これを読まない手はありません。ということで一週間遅れで読了、このレビューに至りました。
そんなこの作品は実は発売の報に接して以来、注目の一冊でもありました。それこそが、本の帯に書かれたこんな一節を目にしたからです。
“大ベストセラー「三千円の使いかた」と一緒に読んでほしい話題作!”
原田ひ香さんと言えば、昨今「ランチ酒」シリーズをはじめとした”食”を取り上げた作品がすっかり有名になられた方です。しかし、その原点はやはりこの一冊「三千円の使いかた」におありではないかと思います。2023年1月時点でなんと累計86万部というとんでもない売り上げを記録している「三千円の使いかた」は、原田ひ香さんの代名詞的な作品だと思います。私は初の原田ひ香さん作品として同作に接し、3年前に読了、レビューもさせていただいていますが、そのレビューに さてさてはこんなことを書いています。
“人によってお金の価値というものは当然に異なります。しかし、そんな中でも『三千円』という金額は微妙です。千円でなく『三千円』、五千円でなく『三千円』というその金額は贅沢している罪悪感から逃れられる一方で、それでいてそれなりに満足感を買うことのできる絶妙な金額だと思います。(原田ひ香さん「三千円の使いかた」さてさて氏レビューから抜粋)”
この作品がこれほどまでに人気を博しているのは さてさても言及している通り”三千円”という金額の設定の絶妙さ、ここに尽きると思います。これが千円、五千円だとここまで人気は博さなかったと思います。いずれにしても”お金”をテーマにした作品も原田ひ香さんを象徴するものであることに異論はないと思います。この作品はそんな原田ひ香さんがやはり”お金”を、さらに言えば具体的な金額を提示しながら描いていく物語なのです。
そんな物語は6つの短編が連作短編を構成しています。それぞれの短編には、22歳から66歳までの6人の女性が主人公となり、それぞれの『月収』が短編タイトルに提示された先に物語が展開していきます。では、それぞれの短編をタイトルとともに見ていきましょう。
・〈第一話 月収四万の女 乙部響子(66)の場合〉: 子育て中の娘と会い近況を報告し合うも、『お金を貸して』とは言い出せなかった響子。夫と『一年前に別れ』、『三、四百万円くらい』の貯金と『毎月四万円』の『国民年金だけ』が頼りの中に、三百万円で『築四十五年以上、駅から徒歩十五分以上』の家を買った響子は、お金に苦慮する日々を送っています。そんなある日、『ブロック塀に囲われた』庭を覗く刺青をした若い男と目が合い…。
・〈第二話 月収八万の女 大島成美(31)の場合〉: 『今から三年前』、『鳴海しま緒という男とも女ともつかないペンネームで、純文学系の文学新人賞を取った』成美。賞金と原稿料などを合わせて八百万円の貯金が貯まったものの『一生食べていけるような額でもない』中に今後を思案します。そんな中で、『女性の起業家を集めたパーティ』で鈴木菊子という実業家と知り合った先に一つの転機が訪れます。『不動産投資』に傾倒していく成美は…。
・〈第三話 月収十万を作る女 滝沢明海(29)の場合〉: 『やった…ついに、やってしまった…』と、『ネット証券会社のサイト』に並ぶ『八桁の数字』を見て『やっと、この日がきた』、『私は月十万ずつ使ってもなくならない、お金の永久機関を作ったのだ…』と思う明海。そんな明海は『始まりは十四年前の二〇二三年の年末だった』と過去を振り返ります。『いつになったら結婚するの?』と年末年始恒例の『母の小言』に耐える明海は…。
・〈第四話 月収百万の女 瑠璃華(26)の場合〉: 『サポートがあっても食事以上の交際にはなりません』等五つの『パパ活の定義』を鈴木菊子に説明する瑠璃華。『デートクラブのマネージャー、阿部から』、『小説家の人がパパ活をしている女性の話を聞きたいと言って』いると言われた瑠璃華。『今の生業を専業にしてから、毎月百万稼ぐことを目標』にしている瑠璃華は『一回二時間の話で三万円、タクシー代を一万』という条件で鈴木と会います…。
・〈第五話 月収三百万の女 鈴木菊子(52)の場合〉: 『コーヒーを飲みながら、スマホの証券会社アプリをチェックする』菊子。そんな『菊子の株式投資』は、『死んだ夫がやっていた』という理由から始まりました。『自分の不動産会社も立ち上げた』夫でしたが、『膵臓ガンであっさりと』亡くなり、前妻の息子と菊子が相続しました。『月に二百万ほどの家賃収入』を含め『ひと月に三百万ほどの金が振り込まれる』という菊子は…。
・〈最終話 月収十七万の女 斉藤静枝(22)の場合〉: 『自分は月収十七万しかない』という介護士の静枝は、『訪問介護をする中で、高齢者の部屋の「生前整理」を専門の仕事にしたらどうか』と思い付きます。『家の中が物で満ちあふれている高齢者住宅は、めずらしくない』と思う静枝。そんな静枝は『ホームページを作』るために、『「ビフォー」「アフター」の写真や動画を貼りたい』と思います。そして、『「汚部屋」の主を探し』はじめ…。
いかがでしょうか?内容紹介にはさらに簡潔にまとめられた6人の生活事情が掲載されてもいますが、個人的には「月収」という書名から期待した内容とは少しズレている…そんな思いを抱きました。それは、真ん中がなく両極端な人物の話が展開していることが大きいと思います。『月収四万』という『国民年金だけ』が頼りの響子から、『家賃収入』等だけで『月収三百万』とかっ飛んだ敬子の話の振れ方はファンタジーにさえ感じてきます。とは言え、「三千円の使いかた」の原田ひ香さんの作品ですので、現実を見据えるような記述も登場します。『高齢者の年金受給月額』という記述の先にはこんな説明が登場します。
『三分の一の方は六万未満なんです。さらに七万未満となると、全体の六十パーセント以上を占めます』
そうなんだ。『国民年金だけ』の『月収四万』はそれなりにリアルなのかもしれないということに気付かされるこの数字。そして、そんな世帯への対応として、
『年収が百三万以下の所得税非課税の方は健康保険料の減額制度というのがあるはずです。役所で相談してみたらいかがでしょう』
『シルバー人材センター』の職員からそんな風にアドバイスを受ける主人公。なかなかにリアルです。一方で、今話題の『新NISA』に関する記述も登場します。
『①新NISAは、千八百万円までの金融投資の利益に税金がかからない”神”の制度
②米国株を中心とした投資信託は、この三十年ほどだけを見れば、右肩上がりに六パーセント以上の利回りで上がっている
③②から、税金や手数料などを考慮しても、年間四パーセントずつ使っても元金は減らない。(あくまでも机上の計算であるが)』
『テレビで特集も組まれているし、ネット広告にも出ているし、書店には本が並んでいる』という中に『新NISA』に注目していく主人公が描かれる物語。これは、〈第三話〉に描かれていくものですが、なかなかに興味深い物語が展開していきます。そして、この短編で特徴的なのが、まさかの近未来が描かれるところです。”お金”の話をする場合、あることの結果論がどうしても必要にはなってしまいます。『始まりは十四年前の二〇二三年の年末だった』と過去を遡る主人公、そんな主人公はまさかの『二〇三七年の半ば』、『四十三歳』になってもいます。そこには、
『あわや第三次世界大戦につながるのでは?と世界を震撼させた台湾有事もあった』
そんな風に記されるまさかの近未来に触れられてもいます。このような近未来を描いた作品は多々ありますが、なんと言ってもこの作品は”お金”に焦点を当てるところが特徴的です。これから読まれる方には、ええっ?そんなことできるの?という展開に是非ご注目ください。
一方で、他の短編は極端すぎる振り幅が気になります。”専業作家を目指し、不動産投資を始める”という『月収八万の女』、”夫の遺産と株式投資で、働かずとも暮らせてはいるが”という『月収三百万の女』、そして、”パパ活専業で、20代のうち1億円を稼ぐのが夢!”という『月収百万の女』などどこか現実から縁遠い世界の物語はピンと来ないものがあります。もちろん、面白おかしく読んでいく物語と考えればなかなかに上手い素材を取り上げているとも言えます。このあたりは「月収」という書名のこの作品に何を期待していたかによっても変化しそうです。いずれにしても「月収」という分かりやすい基準を提示した上で”お金”に関する事ごとを分かりやすく描いていくこの作品には、原田ひ香さんらしい鋭く世の中を見据える物語が描かれていました。
『どうしたって、先立つものはお金だろう』。
「月収」というわかりやすい基準を元に、6つの短編に6人の女性の人生を描くこの作品。そこには、原田ひ香さんらしくぐいぐい読み進んでいける物語が描かれていました。『月収四万』の悩みに切実さを感じるこの作品。『月収三百万』の暮らしにちょっと引いてもしまうこの作品。
“月いくらあったら幸せ?”という本の帯に書かれた言葉に思いを馳せてもしまう、そんな作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母の日ですね(*´-`)
子どもたちからプレゼントを貰いました♪
なんだか報われた気持ちになり、嬉しいです(//∇//)
こういう日はちょっと穏やかに過ごそうと思ってたのに、、、
また雷を落としてしまいました(-_-)
なかなかうまくいかないʅ(◞‿◟)ʃ
世の中のお母さんたち
いつもお疲れさまです(*^^*)
さて、原田ひ香さんの新作
いろんな月収の人の生活が描かれた連作短編
原田ひ香さんお馴染みのお金や投資や仕事の話でした。物語は軽めであっという間に読めました。でも清々しい読了感でした♪
原田さんの作品は
こんな生き方、こんな稼ぎ方があるんだよと
提案されているような気持ちで読んでいます。
普通に仕事をしているだけではない生活の仕方をチラ見させてもらっている感じです。
物価高でお金や将来が不安な中、具体的に物語で読むと想像しやすく、自分はどうしようかと参考になります!
それにしても、、、、米が高い!!
みんな何を食べてるんだろT^T
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かなさん
こちらの本まで♪
それは奇遇ですね!ちょっと嬉しいです(^^)
そうですかT^T
ちょっとモヤモヤしちゃいますよねT^T
今ご...かなさん
こちらの本まで♪
それは奇遇ですね!ちょっと嬉しいです(^^)
そうですかT^T
ちょっとモヤモヤしちゃいますよねT^T
今ごろしまったー!って思ってるかも!2025/05/12 -
どんぐりさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
母の日、優しい子供さんたちですね〜♡
穏やかに過ごしたいけど、なんかやらかしてくれるんでしょうね〜笑
それ...どんぐりさ〜ん(*ˊᗜˋ*)/
母の日、優しい子供さんたちですね〜♡
穏やかに過ごしたいけど、なんかやらかしてくれるんでしょうね〜笑
それにしてもほんとお米高すぎですよね〜> < ՞
ついに5キロ5000円超えました(>︿<。)
私もひ香さんの小説読んでやる気出したいな〜笑2025/05/12 -
みひろさーん(o^^o)
優しくて、やんちゃな子どもたちですʅ(◞‿◟)ʃ笑
本当に米高すぎますよね、、、
5キロ5000円ってことは
...みひろさーん(o^^o)
優しくて、やんちゃな子どもたちですʅ(◞‿◟)ʃ笑
本当に米高すぎますよね、、、
5キロ5000円ってことは
10キロ買うと10000円こえちゃいますねT^T
たまに安いの見つけると4キロだったりするしT^T2025/05/13
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それぞれの月収に見合う生活を送る女性6人。
お金があるから満足なのか、幸せなのか。
お金で買えないものとは。
お金は必要なものだけどそれだけではないものが…と考えさせられる。
いつまでも働けるわけではないので、先のことを考えなければと思った。
特に1話目から年金暮らしだけでの生活を送る話だったので、結末がどうなるのか気になったが、最終話でなるほどと方向性が見えた。
「いらない物を捨てるというより、今の生活で使っている物を探して、他の物は捨てましょう」という整理の仕方は参考にしたい。
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様々な月収の女性6人を描いた連作短編集。
色々なパターンの人が登場するので「私だったら…」と想像しながら読んだ。
帯の「月にいくらあったら幸せ?」とあったけど、登場人物の月収は4万、8万、10万、17万、100万、300万円。間が飛んでて、この中からは選びにくいな。
お金が全てとは思わないけど、月収が数万円の暮らしは私には無理っぽい。心が荒んできて、しんどくなりそう。自給自足で…という勢いならそれはそれで楽しめそうだけど。
何事もほどほどが一番なのかなと思う。 -
月にいくらあったら幸せですか・・・
それぞれの月収に見合う生活を送る6人の大切なものは・・・
マネーリテラシーが高い人はこの小説を楽しめると思います。
自分の本当に必要な月収はいくらか。
誰もが知らないといけないのに知らない人が多い。
この小説を機に自分を知るきっかけになる良い本だと思います。
色々なパターンの短編であり、人々がつながっている感じも個人的には好きでした。
また、新しいことに挑戦する行動力など見習うことができる本でもあると思います。
お金も大事だけど一番大事なものに気づけたらいいなって思います。 -
6人の女性のお金に関するお話。
それぞれ収入も生活環境も違っていて、求めているものも違うのだが、お互いが重なり合っていて、1人1人の物語のその後が分かるのが良かった。
人と人との縁って面白いと思った。 -
月収がテーマの、連作短編集。
高齢になってから、一方的に離婚された女性、
小説家でデビューしたが、新作に苦戦する女性、
パパ活で100万稼ぐ女性、
夫の遺産を受け継ぎ一月に300万も振り込まれる女性、
施設で育った介護士の女性。
様々な人生を送る、それぞれの女性たちが、
月収が少なければ、どうやって収入を増やすか、
不動産投資や新NISAや、起業だったり、
女性が生き抜くためのバイブルのような指南がたくさんあった。
お金がすべてではない、でも、最低限のお金は必要。
女性だからと、社会的に弱い立場に立たされることが多いが、
それでも、緩く助け合うことで、たくましく生きていける。
女性の味方は、女性であるべき!
税理士の菅原由一さんの言葉に、
「無知はコスト」がある、
生きるために、お金の知識を得ることは、とても重要だと思う。 -
三千円の使い方や財布は踊るの続編なのかな?
他人の懐事情って知るよしもないので、色々な年代の月収を知れてしかも勉強にもなったし、そして単純に面白い。自分と同じような環境のパターンはなかったけど、参考にしたい部分やお金に対する考え方の学びが大きかった。 -
原田ひ香さんのお金を題材にした小説の新刊。
収入も年齢も多岐にわたる6人の女性の連作短編集。不動産投資の話などは原田さんの別の小説を彷彿とさせた。お金は人生と直結し、あれば心の余裕につながるもの。ただ、いくらお金があっても満たされず、正当で気持ちの良い稼ぎ方をしないとやはり幸せとはほど遠い状況になるのだなと思った。どの女性も、配偶者や親や子、男性との関係、家庭環境で悩みのない人はいなかったが、前向きに自分の人生を進めようとする姿勢が良かった。脇役の登場人物でもインパクトのある人が複数名いたが、そこは深掘りされず結局どんな人だったんだろうと気になった。実業家の鈴木菊子については、事業をたたむ前とあとで人が変わってしまったような印象を受けた(実際は全然異なるのに、先日読んだ有吉佐和子さんの『悪女について』の主人公の女性実業家が強烈すぎてその人のようなイメージを持ってしまった)。 -
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TSUTAYAブックカフェで読了。
お金の使い方や作り方にもいろんな方法があって面白かったです!「三千円の使い方」も読みたくなりました。
あと、参考文献で紹介されていた「きみのお金は誰のため」は、以前から気になりつつまだ読めてなかったので、こちらも読みたくなりました^ ^ -
それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
【月収4万円の66歳】……年金暮らしで貯金を切り崩す毎日に、ある収入源が!?
【月収8万円の31歳】……専業作家を目指し、不動産投資を始める。
【月10万円投資の29歳】……普通の会社員が、親の介護を見越して新NISAを利用。
【月収100万円の26歳】……パパ活専業で、20代のうち1億円を稼ぐのが夢!
【月収300万円の52歳】……夫の遺産と株式投資で、働かずとも暮らせてはいるが……。
【月収17万円の22歳】……元介護士。生前整理の会社を立ち上げる――?
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原田ひ香さんのお金に纏わる小説です。
年金 NISA パパ活 株式投資 生前整理…
気になるけど、詳しく知らない話がわかりやすく書かれていて、原田ひ香さんのお金の小説は、私は好きで読んでます。
働かずとも暮らしていける仕組みとかとても気になるけど、実際やれるかというと人によるでしょうし、元手も必要なんだろうなぁなど、現実味はないんだけど、興味はある。
知っているのと知らないのでは、いざという時全然違うから、こうやって少しずつでも知識が貯まるのはとても大切だと思う。
働かずに月300万とか夢だわ〜♪-
かなさん!なんと既に読まれてましたか!さすが!
レビュー楽しみにしてますねー
ほんと読みやすいんですよね。やっぱり好きです♪かなさん!なんと既に読まれてましたか!さすが!
レビュー楽しみにしてますねー
ほんと読みやすいんですよね。やっぱり好きです♪2025/06/23 -
この本ちょっと気になるタイトルですね(笑)
働かずに稼げるのいいですよねー。
私もNISA、オーストラリアドル、米ドル、保険、色々やって...この本ちょっと気になるタイトルですね(笑)
働かずに稼げるのいいですよねー。
私もNISA、オーストラリアドル、米ドル、保険、色々やっていますが、とても食べていけるほどは稼げません(~_~;)
定年まではせっせと働くしかないなぁ。。。2025/06/23 -
まきさん。なんだかんだと色々やってるではないですか!さすが!
気になるけど、細かいお金のこと考えるの苦手なんですよねーと言ってる間に勉強しろ...まきさん。なんだかんだと色々やってるではないですか!さすが!
気になるけど、細かいお金のこと考えるの苦手なんですよねーと言ってる間に勉強しろって思うけど。うーーん。結局は何もやらずに人生が終わりそうな予感。泣2025/06/23
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4万円、8万円、10万円、17万円、100万円、300万円とそれぞれの月収の中で生活する6人の女性たちの話。
お金は稼ぐのも増やすのも貯めるのも使うのもその人次第。考え方も価値観もそれぞれでおもしろかった。
さて、自分は?月収も貯金も増えればそれに越したことはないけど… まぁお金はほどほどに、楽しく生きられればそれが一番!健康はお金では買えないしね。-
おはようございます。
私もこの作品、実は読んでます(*´∀`)
(レビューはまだ投稿できてないけれど…)
お金の価値観っていろいろだな...おはようございます。
私もこの作品、実は読んでます(*´∀`)
(レビューはまだ投稿できてないけれど…)
お金の価値観っていろいろだなぁ〜って思いましたね!
だけど、自分に近い収入や価値観のストーリーが
なかったのが、ちょっと残念だと思いましたよ^^;
今日も暑くなりそうですね!
お互い気をつけて過ごしましょうね。2025/08/22 -
かなさん、こんばんは(^-^)
そうなんですよ。自分のようにコツコツとパートで収入を得ているようなパターンはなかったのでなんか他人事のよう...かなさん、こんばんは(^-^)
そうなんですよ。自分のようにコツコツとパートで収入を得ているようなパターンはなかったのでなんか他人事のように読んでいました。
確かにお金はあった方がいいけど、私は美味しいものが食べられて家族や友人たちと楽しく過ごせるほうがいいかな?月収300万円の鈴木菊子さん、幸せそうじゃないもんなぁと思いました。
かなさんのレビューを読んでこれからまだまだ中山七里さんが楽しめそうです(o^∀^o)2025/08/22
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まだ、三千円の使いかたは読んだことがないのですが、
面白くて一気読みしちゃいました!!!
いろんな収入の方々の生活のなかで、私がいちばん惹き込まれたのは20代のパパ活女子かなぁ…!フィクションだけれど、パパ活ってご飯食べてフワフワした関係〜てイメージだったけれど、実態が見れたと言うか、今の時代を捉えているなぁ…と思いながら読めました。そのお話のオチにはえええ!?!?おおお!(語彙力)て急展開にびっくりしちゃいましたが(笑)
今はなんとか収入があるけれど何でも物価高の時代。どこまで物価高進むんだろ…。。読んでて、充分な貯蓄も難しい世の中で、ちょっと将来の金銭面が不安にもなりました。はやく物価高落ち着いてほしいな。
それか、1回だけとてつもなく大富豪になってみたい!(笑)o((*^▽^*))o
お話脱線しましたが、めっちゃお金配れるほどお金持ちは幸せなのかなー?とか、収入やライフスタイルと合わせて実生活と向き合えた本で、楽しかったのでおすすめです! -
月収が、4万円より300万円の方が幸せかといえば、決してそんなことはなく。それぞれが様々な問題や、悩みを抱えながら生きている。お金って罪深い。それぞれ少しずつリンクしていて思わぬ繋がりが楽しかった。
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さすが、原田ひ香のお金関係の話は面白い。こんなにうまくいくかどうかは疑問だが。私は、食の描写が延々と続くものよりも、こういった作品の方が好み。
各章の女性たちが、いろいろ繋がって影響を与えていくのもよかった。そして、各人、前向きになっていくのもよかった。
しかし、66歳の乙部響子がお年寄りとみなされているのにはドキッとした。身につまされる。
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月収4万から300万まで、月収の違う女性たちの視点で見ると、見えてくる世界も違う気がする。
パパ活して収入を得ている瑠璃華は、月に100万円の収入が目標であり、それを何に使うかは特に考えていない。
パパに買ってもらうブランド品より、自分の話を聞いてくれた菊子が『自分のためにつけなさい』と買ってくれたピアスの方が意味のある物だったと思う。
菊子は亡くなった夫の財産を受け継ぎ、不動産や株、投資信託で利益を得ていて、お金には不自由しない。
人助けでお金を出してあげることも苦にならない。
だが、菊子は児童養護施設で給仕のお手伝いを頼まれ、そこで労働するうちに、お金ではなくもっと大切なものに気がつく。
自分の体を使ってしか得られない満足感。
お金を貸すことだけが支援ではない、もっと他のことで支えて行くことも支援であるということか。
それならばお金がなくても誰にでも出来ることはあるのかもしれない。
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女性目線での月収はリアルに感じました。
月収は働いている会社次第と思っていて真剣に考えて無かったですね。
自分は恵まれていたのかな。
パパ活はリアルでした。 -
【あらすじ】
それぞれの月収に見合う生活を送る6人。
欲しいもの、不要なもの、そして、
お金では買えないもの――。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
年齢も境遇もバラバラな6人の女性たちが、それぞれの「月収」を軸に自身の生き方を模索する群像劇です。短編集に近い形をとっていますが、読み進めるうちに登場人物たちが意外なところで繋がっており、その構成の巧みさに引き込まれました。一見、赤の他人同士がどこかで影響し合っている様子は、まるで実社会の縮図を見ているようでした。
物語を通じて改めて感じたのは「お金があれば幸せで、なければ不幸せ」という単純な話ではないということです。もちろん、月収は生活の安定や自己肯定感に直結しますが、決してそれだけで人生のすべてが決まるわけではありません。月並みな表現かもしれませんが、登場人物たちの葛藤を見ていると、数字では決して測ることのできない心の充足や、日々のささやかな手触りの中にこそ、本当の「豊かさ」が潜んでいるのだと強く感じました。
また、世の中にお金が回っていく循環と、一歩を踏み出した人たちが繋がっていく様子が重なり合って描かれていると感じた点も非常に興味深かったです。お金を支払う、あるいは稼ぐという行為は、単なる経済活動ではなく、社会や誰かと深く関わっていくことなのだと気づきました。お金に振り回されるのではなく、自分の足で立ち、人との縁を大切にしながら生きていきたい。読後、そんな前向きな勇気が湧いてくる一冊でした。 -
月収が違う女性のそれぞれの物語。収入が多いから幸せになるわけではない。少なすぎるのも辛い。自分の今の収入は少ないと感じてるけど、今ある収入の中でちょっとした贅沢だったり、楽しみを見つけたり、工夫したりしている毎日は自分にとってはちょうどいい月収なのかなって感じた。
著者プロフィール
原田ひ香の作品
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