義経伝説: 歴史の虚実 (中公新書 115)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121001153

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  • (1993.12.10読了)(1990.05.01購入)
    副題「歴史の虚実」
    *本の帯より*
    英雄像の形成と変貌過程の中に日本的美意識の原型を探る
    古く『平家物語』や『源平盛衰記』など一連の軍記物で形象化された義経は、室町時代の『義経記』で極端な物語化の頂点に達し、さらにそこから色とりどりの大小の物語が派生して「判官物」と称されるジャンルが形成された。そしてついには歴史と伝説のけじめさえつかなくなる。そこで義経はもはや義経でなくなり、その悲劇的生涯を愛惜する大衆の心のシンボルと化す―。義経伝説の中に結晶化した日本的心情の源流を探る。

    【目次】
    はしがき
    序章 歴史と伝説
    第一章 歴史以前
    第二章 鎌倉の道理
    第三章 都入り
    第四章 源平国争い
    第五章 さいはて
    第六章 義経記の世界
    終章 判官贔屓
    系図
    地図
    年表

    ☆高橋富雄さんの本(既読)
    「奥州藤原氏四代」高橋富雄著、吉川弘文館、1958.12.25
    「日本史の東と西」高橋富雄著、創元新書、1972.11.10
    「平泉の世紀 藤原清衡」高橋富雄著、清水新書、1984.10.20
    「征夷大将軍」高橋富雄著、中公新書、1987.03.25
    「地方からの日本史」高橋富雄著、日本放送出版協会、1987.10.01

  • 義経の伝説、伝承側から、歴史を考察しています。

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著者プロフィール

1921年 岩手県に生まれる。1943年 東北大学法文学部国史学科卒業。東北大学教授、盛岡大学長、福島県立博物館長などを経て、現在 東北大学名誉教授、文学博士 ※2010年7月現在【主な編著書】蝦夷 奥州藤原氏四代 藤原清衡 征夷大将軍 もう一つの日本史 平泉の世紀

「2018年 『陸奥伊達一族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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