満州事変への道: 幣原外交と田中外交 (中公新書 302)

著者 : 馬場伸也

• 中央公論新社 (1972年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[マタンさんの感想 · 2014年7月20日]

これらの本は、基本的に
新書としては何にも知識がなくて読むのは
難しい代物なので、
関連する本で知識をつけていたほうが
ベターといえます。

結局のところ、日本が間違った道に
暴走していく要素なんか、いくらでもあった、
という悲しい事実が露見します。

そして、また悲しいことに
そういった残念な方針を
作り上げてしまっているのは
ほかでもない、私たち国民だということも。

結局のところ、外交とかは
ババーンと急にすすむものではなく、
じわじわと改善されていくもの。
爆発的に改善されたら、
苦労なんかしませんからね。

残念ながら、私たちが求めてしまうのは
田中内閣のようなものでしょう。
その結果は…言わずもがな。