企画の技法 (中公新書 574)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (177ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121005748

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    ── 京都にいたとき、ある化学の教授から、お茶を習うといいですよ、
    と意外なことを教えられたことがある。化学と茶道、というのはどうか
    んがえてもむすびつかない。ひょっとして、この先生は、お茶の成分に
    ついての実験でもなさっているのか、とおもったのだがさにあらず、要
    するに、お茶の心得があると、しごとの順序がうまくはこぶ、というの
    であった。
     わたしには、お茶の心得がさっぱりない。だから、お茶席に招かれる
    たびに恥をかく。だが、お茶をたてる人たちの手さばきをみていると、
    そのうごきには、いっさいの無駄がないことに気がつく。とりわけ、お
    茶の道具の配置などは、きわめて合理的にできている。手順にあわせて、
    いろんな道具がならべられているのだ。しぜんに手がのびたところに、
    必要な道具がちゃんと置かれている。そして、この化学の先生のおっし
    ゃるところによると、化学の実験というのも似たものだ、というのであ
    る。(Ⅴ 企画の周辺 段どりの問題 Pl4l-142)
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4121005740
    ── 加藤 秀俊《企画の技法 19800425 中公新書》
     
    ※ この部分は、下記に(誤ってか)引用している。
     
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/4041238013
    ── 湯川 秀樹《旅人 ~ ある物理学者の回想 ~ 1957 朝日新聞 19600115 角川文庫》
     

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