中国: 歴史・社会・国際関係 (中公新書 652)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121006523

感想・レビュー・書評

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  • 歴史的な不易性などに着目した、中国という国の見方という点では、今日でも通じるところが多いのではないか。

  • 中国の近現代史を主として国際関係論の観点から解説しています。とくに、中国とソ連、アメリカ、日本との関係のなかから、中国共産党の性格を浮き彫りにしようとしているところが注目されます。

    1982年に刊行された本ですが、中国の実態に関する実証的な叙述に終始することなく、またイデオロギー的な観点から性急な断定をくだすのでもなく、中国という国家を世界的視野からとらえて解説しており、興味深く読みました。

  •  内容は少し難しく、著者が「中国の個性、歴史、主な国際関係をすべて盛り込んでみようとした」とあとがきに書いているように情報量は膨大であった。内容はまず中国の辛亥革命から当時(1982)までの中国の歩みを大まかに説明している(アヘン戦争後から辛亥革命までの記述も少しある)。そしてその期間の中で展開される中ソ関係、米中関係、日中関係、そして中国とアジアという区分に章が大きく分かれている。
     中国の近代史をそれなりに詳しく勉強したいなら、これはとても有効な本であると思う^^

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