戦略的思考とは何か (中公新書 700)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121007001

感想・レビュー・書評

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  • 大学生時代に読んだが、ビジネスの世界に20年以上いる今読んでもよい。良書である。

    戦略ある組織は必ず勝つわけではない。しかし戦略なき組織は弱く、負ける可能性は極めて高い、ということはわかる。

  • 「戦略的な思考」とは何か、を説くビジネス書だと思ったら、日本の軍事を「戦略」の観点から考える、という本だったので、冒頭を読んでビックリしてしまいましたが、とても興味深い本でした。これからの選挙の争点の一つなので、読むタイミングも良かったと思う。

    初版が1983年と昭和の本なのに、日本を取り巻く軍事的な情勢、特にアメリカとの関係は36年経った今も同じような話題が議論されているので、その慧眼には読んでて驚いた。

    個人的には日本国憲法第9条は残したい。
    現在のトランプ大統領が言っている事は、実はこの30年以上もアメリカが日本に求めてきていた事であり、トランプ大統領が急先鋒ということではなかった。
    この二つの主張の上で、長い間日本政府はバランスを保ちながらやってきた。
    しかし、いよいよ日本のスタンスを変えなくてはいけないタイミングになっているのだと痛感しました。

  • 林修先生のオススメ書籍であるのがきっかけで、戦略という言葉に対する興味から読んでみた。しかし内容は、30年以上前におけるそれ以前までの日本の軍事戦略、防衛戦略である。現状に続くとは言っても、つまらない。なぜ、つまらないか?日本は専守防衛で日米安全保障でアメリカに依存し、これといって差し迫った軍事的な脅威は存在せず、国民の関心はあまりなく、自分も関心がほぼないから。何より大事なことだけれども、自分の関心はもっと他のことに向いている。

  • 日本人は戦略で物事を考えるのは苦手ではないか? という問いかけで始まります。 確かに、太平洋戦争中に長期の戦略を持っていたかと決して持っていなかった。と言える。 まず、戦略そのものがあれば、決してアメリカとは戦争はしない。 その戦略を立て論理で物事を考えれないという国民性は現在も引き継がれている。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    伝統的均衡/日清戦争と軍事バランス/北からの脅威/アングロ・サクソンとスラヴの選択/日露戦争からの四十年/デモクラシーで戦えるか/戦後世界の基本構造/核の戦略/新しい戦争/情報重視戦略/日本の同盟戦略/綜合的防衛戦略

  • 4/10 林修さんが学生時代の愛読書として紹介!
    4/10放送の「林修のニッポンドリル」で林先生が紹介し、注目を集めています!

  • ●書いてあることの一割も理解できなかった。ロシアの脅威にさらされないためには、欧米と同盟を組むのが一番と理解した。

  • 【由来】


    【期待したもの】
    ・OC会テーマへのとりあえず知見づくり。サラッとでいいから

    【要約】


    【ノート】

  • 林修の著書からメモ書き

  • 歴史、地理、情報から 日本が どのような国家戦略、軍事戦略をとってきたか 解説した本

    当時は アジア連盟は 弱者連盟で無意味だったかもしれないが、今は アジア連盟が 世界平和の役に立つ気がする

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著者プロフィール

岡崎久彦

1930年(昭和5年)、大連に生まれる。1952年、外交官試験合格と同時に東京大学法学部中退、外務省入省。1955年、ケンブリッジ大学経済学部卒業。1982年より外務省調査企画部長、つづいて初代の情報調査局長。サウジアラビア大使、タイ大使を経て、岡崎研究所所長。2014年10月、逝去。著書に『隣の国で考えたこと』(中央公論社、日本エッセイスト・クラブ賞)、『国家と情報』(文藝春秋、サントリー学芸賞)など多数。

「2019年 『戦略的思考とは何か 改版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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