非行心理学入門 (中公新書 788)

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121007889

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  • 非行について。
    生活に困窮しての非行、社会に反抗・対抗しての非行が、第一の波、第二の波と呼ばれている。当時は第3の波として遊び型非行が現れている。
    それは、非行自体を目的としたもので、好奇心などから行われ、大した罪悪感を持たない。しかし、一度捕まれば、ほとんどの場合に二度と非行に走らない。両親とも健在で、社会的にも恵まれている家庭にも見られる。というのが大体のおおざっぱな概要。

    少し古いのが、問題だが、内容は確かなものであった。もう一つ何点を言うのなら、テレビにおける暴力描写や『積み木崩し』の影響をはっきり言いすぎている気がした。テレビによる刷り込みの効果は大きいとは思うが、それだけに原因を求めることはできないと思う。

  • 「非社会的行為(略して非行)」について、何故それをするに至ったか? またその傾向の変化は一体何が原因で、何を社会に提示しているのかを、心理的側面から解明しようとするもの。
    本書が書かれた時からはまた非行形態がずいぶん変わってきているので、ちょっと時代遅れなところもあるが、発達心理学のテキストとして参考になるところもある。
    研究対象は未成年です。

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