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- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121008244
感想・レビュー・書評
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辞世の言葉は、まさに死に臨んで残すもので、忠臣蔵の浅野内匠頭の句のようなものばかりが並ぶものと思っていたが、臨死の折でなくとも、死の影が窺える詩歌色々が載っていて少し外れた気がした。
それでも、浅野の「風さそふ…」は無念の思いが伝わるし、業平の「つひに行く 道とはかねて聞きしかど 昨日今日とは思はざりしを」では、漠然として考えたこともなかった自身の死というものが、急に現実のものとなり呆然とする様が涙をさそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間は死を目前に何を遺したいだろう。浴槽の水面を覗いて映る人に聞く。言葉の調べに乗せて「心」を遺した人々の話。
なよ竹の 風にまかせる 身ながらも たわまぬ節も ありとこそ聞け
西郷千恵子 -
辞世のことばから人生を観望するのはなかなか面白い。
中世の人物をもっと多く取り入れてほしいところ。 -
いろんなひとの辞世の言葉。
特に思うところもなく読み終えてしまった。
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