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- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121009487
作品紹介・あらすじ
稲作が伝播したむかしから、日本人とともに生きてきてもっとも親しまれてきた鳥・スズメではあるが、小さくて、そのうえあまりにもありふれた印象を与えるために逆につかみどころがなかった。どこからともなく人家の庭などに飛来してまた去っていくが、スズメはいったい何を食べ、どこで眠り、どのような一生を送っているのだろうか。個体識別がむずかしいため、これまであまり知られることのなかったスズメの生態をさぐる。
感想・レビュー・書評
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私たちにとってとても身近な鳥であるスズメ。でも案外「雀の一生」がどんなであるか、知らない。庭に来る雀の出席を取ることから様々な雀の姿を浮かび上がらせる様は子供向け科学読本「がんばれ!赤すずめ」に詳しい。この本では更にそこから一歩踏み込んで、雀と我々日本人とのつながり、そしてこれから先の生活について思いをはせる。大きな話を随分大ざっぱな根拠で論じるなぁと粗さが気になるところがないわけではないが。さらっと読むには好適。それほど読書の時間がない向きには、子供向け図書版をオススメする。
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